2009年7月2日18時30分
ホームレスの男性を鉄パイプで殴って重傷を負わせたとして、警視庁が東京都江戸川区立中学3年の少年(14)を傷害と暴力行為の疑いで逮捕していたことが、同庁への取材で分かった。同庁によると、少年は「怒って追いかけてくるのが面白くてやった。今は、ちょっとやりすぎたと反省している」と話しているという。
少年事件課と小松川署によると、少年は4月8日午前4時20分ごろ、同区内の首都高速7号線下の敷地内で寝ていたホームレスの男性(65)にコンクリート片を投げつけた。追いかけてきた男性を約300メートル離れた路上で鉄パイプで殴りつけ、脳挫傷など約1カ月の重傷を負わせた疑いがある。さらに男性に向けて消火器を噴射したり、角材を投げつけたりしたという。
同庁は、同区内の中学2〜3年の少年4人がその場にいたとみているが、暴行に加わっていないなどとして立件を見送った。逮捕された少年は調べに「今年に入ってホームレスを4、5回襲った」と話しているという。