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東国原知事を批判!たけしの兄「もう少し謙虚に」

 自民党から次期衆院選への立候補を要請され、国政転身に意欲を見せている宮崎県の東国原英夫知事に対し、芸人時代の師匠であるビートたけし(62)の兄で明治大学教授の北野大氏(67)が2日、テレビ番組で批判した。「何か勘違いしてませんか」と不快感をあらわにした。一方、東国原氏は「目標は首相になること」と宣言、強気な姿勢を崩さなかった。

 北野氏はコメンテーターを務めるテレビ朝日「ワイド!スクランブル」に出演。東国原氏が前日1日に「僕が行けば自民党は(選挙で)負けない。負けさせない」などと発言したことに関し、「弟のお弟子さんなんですが、言わせていただくと…」と前置きした上で、「何か勘違いしてません?日本人なんだからもう少し謙虚になってもいいんじゃないか」と険しい表情で語った。

 東国原氏は自民党からの出馬要請に対し、「総裁候補」を条件として提示するなど、強気な発言を続けている。北野氏は「国民をバカにしてませんか。世の中、自信は大事だけど、言い方ってものがある」と憤りは収まらない様子。自民党に対しても「党もおかしい。地道にマニフェストを作るとか、するべきなのに。人気がある人だからって。これでは、まさに小手先だけでしょ」と斬り捨てた。

 北九州市の北橋健治市長も2日の定例会見で、「地方自治体の台所は火の車で困難な状況に直面しており、短期間に自治体の首長として十二分に仕事をしたと本当に思っているのか」と指摘。「(自治体運営は)1つ課題を解決すると、次の課題が2つ、3つ出てくるような状況で、宮崎県民の多くは引き続き知事に頑張ってほしいと思っているのでは」と述べた。

 東国原氏は2日、県庁で報道陣の取材に応じ、自身も入閣が取りざたされた閣僚補充人事について「今回は意見や反対があって、(麻生太郎)首相は人事、特に党役員人事では動けなかった」と感想を述べた。吉川敏夫政務秘書が1日までに森喜朗元首相や古賀誠選対委員長ら党幹部と都内で会談したことを明かし、「総裁候補」待遇の条件に対する回答は「今のところない」としたが、「目標は一番権限がある首相になること」と強調。一方、全国知事会がまとめた地方分権の要望を党マニフェスト(政権公約)に盛り込むことについては、これまで「一言一句たがわず」と主張してきたが、「許容範囲がある。100%とは言えなくても90%、80%くらいはね」と柔軟姿勢に転向。出馬に向けて、落としどころを探っているようだ。

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