2009年7月3日(金)
2009年07月01日11時06分
県職員が職場で事務用品の架空発注を繰り返し、公金をだまし取っていた事件で、詐欺の罪に問われた元農林水産政策課副主査の渡辺快和被告(37)=懲戒免職=の初公判が30日、千葉地裁(角谷比呂美裁判官)であり、渡辺被告は起訴内容を認めた。
検察側の冒頭陳述などによると、渡辺被告は、同課の前に勤務していた漁業資源課でも2000年ごろから、事務用消耗品の架空請求で公金を詐取、生活費や遊興費に充てたという。
起訴状によると、渡辺被告は、元農林水産政策課副主査の明石剛誠被告(39)=懲戒免職、詐欺罪で起訴=と共謀し、同課に勤務していた05年1月から07年3月ごろまでの間、13回にわたり、架空の事務用品を発注して納品させたように装い、県から出入り業者の口座に公金約340万円を振り込ませ、だまし取ったとされる。
渡辺被告は、さらに公金約1800万円を詐取したとして追起訴されている。
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