県警、市議を聴取へ 小松島バス採用汚職 2009/6/19 10:44
小松島市営バス運転士採用試験をめぐる汚職事件で、加重収賄の疑いで逮捕された運輸課長の大粟浩司容疑者(49)=同市小松島町北浜=と事前に試験問題を見たとされる運転士2人、現職の小松島市議の計4人が、2006年2月の1次試験前、市内の飲食店で受験について話していたことが18日、捜査関係者の話で分かった。県警は、この席での大粟容疑者と運転士のやり取りを調べており、市議からも事情を聴く方針を固めたとみられる。
捜査関係者によると、大粟容疑者が、当時、臨時運転士だった2人を飲食店に呼び出し、受験するよう勧めたという。途中で市議が席を立った後、大粟容疑者が、採用試験に合格させる謝礼として、2人にそれぞれ現金30万円を渡すよう要求したとみている。
その後、大粟容疑者は部下の課長補佐(当時係長)を通じて、2人に試験問題を漏えい。2人は1次試験(筆記)で満点を取ったが、2次試験(実技と面接)を経て、結果的には3月に1人が合格、別の1人は不合格とする内定通知が出た。
合格した男性運転士は正式採用後の5月、大粟容疑者に現金30万円を直接手渡した。一方、不合格となった臨時運転士は払わなかったという。
徳島新聞の取材に、市議は「1次試験前、飲食店で大粟容疑者と食事をし、そのときに大粟容疑者が受験を控えた2人を呼び出したことがあった」と説明。そのときの状況について「自分は2人に『頑張れ』というようなことは言った。2人に食事をするよう勧めたが、お茶だけ飲んですぐに帰った」と話した。
市議は、試験問題の漏えいは表面化するまで全く知らなかった、としている。