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2009年06月26日 17時00分 / 提供 : トレンドGyaO
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セカンドライフは今どうなっているのか? 仮想世界の旅人gyaotaroが行く


前回初めてgyaotaroとして挑んだセカンドライフ(以下、SL)で、閑散とした企業ブースの様子や、人に出会えなかった寂しさを記事にしたが、それを読んだとある方(Aさん)が、僕に「楽しみ方を教えたい」とメッセージをくれた。ありがたい、ぜひ教えてください。というわけで今回、改めてログイン。実際に待ち合わせをし、お話をお聞きすることにした。



A「君の記事読んだけど、SLを知らない人には誤解を招くよね。確かに閑散とした場所も多いけど、人がたくさんいて盛り上がっているところもあるし、あれがすべてだとは思わないで欲しいな」

——はい。僕もあの後、色んな方からご叱咤など受けたりして、いろいろと反省する部分もありました。この場を借りてお詫びします。ごめんなさい…。

A「そうね、そういう謙虚な姿勢が大切よ。まずSL内で行ける場所は2万カ所以上あるから、とにかくいろいろと回ってみて、見聞を広めてきたらどう? みんな始めはこうしてこの世界を自由に旅行しつつ、自分の楽しみ方を見つけていったものよ」

……というわけで、Aさんからいくつかの観光スポット(SIMと呼ばれるセカンドライフの世界を構成する正方形の領域のひとつ)を教えていただき、さらに外国の方とも話せるようにと翻訳ソフトも頂戴し、至れり尽くせりの対応に感謝しつつ、僕はこうして「自分(の楽しみ方)探し」の旅に出ることになった。ちなみに翻訳ソフトとは次の画像の左下のような形で、僕が日本語を入力すると、自動的に、設定した言語に変換してくれるというものだ。



最初に辿り着いたのが、まるで水族館のようなこちらの場所。



魚がたくさん泳いでいてすごいな。たしかにすごいし、奇麗ではあるが、これを見せたいがためにAさんは僕にここを教えてくれたのだろうか。あたりに説明はなく、かなり唐突なシチュエーションでもある。いったい僕はここで何を感じるべきなのか。魚の種類でも数えてみようか。いや、それがいったい何になる。



僕「あの、すいませ……」
男「上へ行け」
僕「いや、僕は……」
男「いいから、上へ行け」

近くにいた人に話しかけたところ、間髪入れずそのようなことを言われてしまった。翻訳ソフトもあまり機能せず、何語かもわからなかったが、そこはフィーリングだ。相手が日本人であろうと、外国人であろうと、初心者は言われたことをきちんと守ったほうがいいだろう。そう、SLに限らず、すべてにおいて謙虚な姿勢は大切なんだ。

ちなみにSLでは空中浮遊を行うことができる。自在に上昇下降を行うこともでき、おそらく男性はこの浮遊を駆使して「上へ行け」ということを言ったのだと思う。


やや珍妙な姿だが、そこはご愛嬌だ。



最初の部屋からハシゴを昇り、海底トンネルをくぐり、さらにハシゴを昇る。いったいどこまで昇ればいいんだろう。これはAさんが僕に仕掛けた試練なのか。謙虚な姿勢と共に、忍耐力まで試そうというのだろうか……。と、つぶやきながらも慣れない歩行、浮遊を繰り返していると、閉塞感のある景色から一転。ふいに視界が広がった。



まるで世界遺産級の絶景ポイントだ。今までの行程がこの開放感を与えるためにあったのだとすれば、なんてニクい演出なんだろう……。僕はしばらくこの景色にウットリしつつ、スクリーンショットで何枚も写真を撮影してしまったのであった。その後、あたりを空中浮遊で散策。ちょうど上記画像の左下に見える建物の内部に入れそうなので入ってみることにした。



どうやらコックピットのような感じだ。さらに真ん中の板を触ってみろというようなメッセージも読み取れる。もしかしてこれは動いたりするんじゃないだろうか。または、急に爆発して大変なことが起こったりするんじゃないだろうか。だが、僕は考えた。これもおそらくAさんの狙い通りのこと、きっとここでは僕のチャレンジ精神を試しているのだ。……恐る恐る、触ってみた。

……ピッ!

なにかのスイッチが入ったようだ。室内がガタガタと揺れ出す。機械が赤く点滅を始める。……そして、カウントダウンのアナウンスが始まった!

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1……
……GO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



(ズゴゴゴゴゴ……)

今回、僕はAさんのご紹介でこの場所を訪れた。美しい景色に感動し、最後の仕掛けには驚いた。そしてそれらを考え、作っている人がいることを率直に面白いと思った。今更だからと斜に構えることなく、もっと純粋にセカンドライフのことを知りたくなった。僕が見た世界は、おそらく氷山の一角。旅はまだ始まったばかりなのだ。

※gyaotaroにSL上で訪れて欲しいところを募集しています。また、さまざまなクリエイティブ情報もお待ちしております。gyaotaroが取材に伺います。


(根岸達朗/プレスラボ)

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  • 1.
  • ゲストさん
  • 2009年06月27日 13時34分

比較的いつも人(日本人)が居るのは、
「akiba」(マグスルが日本人個人向けに土地レンタルをしている場所の一つ)、「Yumix Land」(個人が個人向けに土地レンタルしている場所の一つ)、「oinari」(アバターが着ぐるみの人たちがあつまる)、「tiny」(アバターが縫いぐるみサイズの人たちが多い)とかかなー。
 遊び場なら、「SGLand2」にある立体迷路とか脱出部屋とか。
 企業系はあまり良い所が無いけど、例えば元「クーロンズゲート」関係者が作った「kowloon」なんかは良いと思います。

まともな記事になりましたね^^w
僕はSLを2年してます、今はSIM内で喫茶店をしてます
RL(リアルライフ)じゃ店を持てないのでSLでしてるん
です。^^  SL(RLも)で仕事の帰りや、暇を
もてあましたりしてる人達が立ち寄る店です。
そんな人達と屈託の無い話をするのが楽しみでSLを
してます。   SLでもRLでも悩みや問題を抱えている
人は大勢います、そんな人達に何か出来たらと始めました
僕も、そうして支えられてきたから^^www
喫茶店といってもお金を取るわけじゃないですwww
一度、来てみてはいかが?

  • 3.
  • ゲストさん
  • 2009年06月27日 17時01分

セカンドライフのブログポータルサイトで「ソラマメ」というサイトがあります。
http://www.slmame.com/
ここを覗けば中の人がどのように生活しているか分かると思います。
けっこうイベント告知などもでてますので、時間に合わせてその場所へいってみたりすれば大勢(とはいえないかもしれないが)の人に会えるかもしれません。

あと最近はお金を使わないフリーのアイテムの質が上がってますので
フリーアイテムだけで身なりを整えるのもいいかもしれません。

  • 4.
  • ゲストさん
  • 2009年06月28日 11時55分

前の記事の方が客観的な視点で良かったなあ。
なんでこんなにユーザーは必死なんだろう?

  • 5.
  • ゲストさん
  • 2009年06月28日 13時12分

MMORPGだとだめな部分があることも認めて自分らだけで遊んでるのにな。

  • 6.
  • ゲストさん
  • 2009年06月28日 13時24分

何が驚いたって
こんなのやってる奴が居たことに驚いたわ

  • 7.
  • ゲストさん
  • 2009年06月28日 13時53分

疑似生活が売りなのに
グラフィックがps1並みじゃないか
誇張してもいいんで楽しさがわかる記事をお願いします

  • 8.
  • ゲストさん
  • 2009年06月28日 18時37分

必死だとか言いたがるほうも必死

  • 9.
  • ゲストさん
  • 2009年06月28日 20時32分

意味不明だなww

  • 10.
  • 2年目のユーザー
  • 2009年06月29日 07時18分

いろいろ批判されてるが、実はユーザー数は伸びています。
http://www.itmedia.co.jp:80/news/articles/0905/18/news037.html
この記事で言ってる様に、『訳の分からない人が増えて、
勝手に消えて行った』だけの事で、流行モノの宿命だった
と思う、企業もしかり。
今の方がクオリティも上がり更に自由度が増えた、世界的
にもユーザーは増えて、日本人も増えている現実もある。
 世界最大のマーケティングリサーチ会社の一つである
Nielsenのゲーム利用実態調査部門「Nielsen Games」が、2009年4月に最もよくプレイされたPC向けゲームの
TOP10のリストを発表した。それによれば、3月に引き続
きセカンドライフが2位をキープしているという。
http://www.secondtimes.net/news/world/20090617_nielsen.html

日本も増えてるが、海外の方が着実に定着していてより良い
サービスも提供されています。  よくグラフィックのこと
を言う方がいますが、写真のような美しい出力も可能です。
ビューアーもサード・パーティから、グラフィック重視の
モノからグラフィックを簡素化して軽くしたモノとか、
どんどんリリースされています。  現状は、『訳のわか
らない人』と『訳の分からない企業』が淘汰されて、純粋
に楽しむユーザーのセカンドライフになっています。

  • 11.
  • 2年目のユーザー
  • 2009年06月29日 07時45分

日本では、よく批判されますが海外では人気があるようです
http://www.secondtimes.net/news/world/20090617_nielsen.html

こちら記事では、日本の現状が書かれています。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/18/news037.html
実は、ユーザー数は伸びていて純粋に楽しむ方が増えている
 以前のブームの時、『訳の分からない人』と『訳の分か
らない企業』が淘汰されて、本来の楽しみ方がやっと出来る
様になったと思います。 現状は、以前と比べられないほど
クオリティが上がり、より良いサービスを受けられる様に
なりました。  ビューアーもサード・パーティの参加で
写真の様に美しいグラフィックのモノから、グラフィック
を簡素化して作動を軽快にしたモノなど、さまざまなモノ
がどんどんリリースされています。  マスコミに煽られて
散々な言われかたをしてますが、それ以前からしていたので
僕自身は今の方が面白いです、ちなみに最近まで電通?って
知りませんでしたwww

  • 12.
  • 2年目のユーザー
  • 2009年06月29日 07時47分

あーーすいません><;
エラーだったんで、書き直したら・・・2回書いちゃった
ごめんなさい。

  • 13.
  • ゲストさん
  • 2009年06月29日 13時33分

ずっとSLを続けていますが、
わけのわからない日本人(単なる出会い系サイトと勘違いしている人や、お金を稼ぐ目的の人)はずいぶんへりましたね。。

逆に海外の人はコミュニケーションツールとして、うまく活用し、利用者も増えているようです。

私ももっぱら海外の人たちと、リアルタイムで音楽を共有し、楽しむ場として利用しています。

受動的に楽しむよりも能動的に楽しむツールなのだと思います。
(そういう意味で日本人は苦手なのかも)

  • 14.
  • ゲストさん
  • 2009年06月29日 16時52分

SecondLifeは世界規模でユーザーがいるものなので、日本にとどまらずに、アジア、欧米、中東などなど、世界各地のユーザーとコミュニケーションができるのは、他にない魅力だと思います。(英語以外の各国語も使えるとベストでしょうけれど、英語が母国語以外の人たちも、けっこう努力して英語で会話が成立しますね)

こういう3Dの仮想空間だからこそ、相手を見ながら、同じ景色を楽しんだり、同じ音楽・写真・創作を楽しんだりしながら、おしゃべりするのも楽しい~。なかには、日本のアニメや文化についての興味がある方もけっこう多くて、そういったお話しもなかなか楽しいです。

そういった意味で、一般のオンラインゲームとちょっと違う魅力と楽しみ方もできるところかな。(普通に他のゲームやることも当然ありますがw)

  • 15.
  • ゲストさん
  • 2009年07月01日 03時28分

こんにちわ。僕も始めてから2年以上になりますが、SL、奥が深いですよ。

世界中の人たちと会話できるコミュニティとしても、またイベントで大勢集まって楽しむことができる空間としても、SLは、とてもよくできた環境だと思います。
もの作り、テクスチャ作り、スクリプト書き、ストリーミングでの音声配信やsimのランドスケープ作りまで、いろんなクリエイティブな活動が行われてる場でもあるし、また一方では、他の方が作ったこれらの作品を、すなおにすごいと認め、アプリシエートできる、そんな場でもあります。
センスとかアイディアとか表現能力とか、プロじゃないかと思うくらいによくできた作品に出会うと、猛烈に感激します。(で、そういう作品の出会うことが結構多いのです@@)。

友達を作って一緒にいろんな場所を訪れてみるのもいいですし、いろんなイベントに参加してみるのも楽しいと思います。navislに登録したり、slmameのwebサイトを見れば、日本のsimで行われている、いろんな人が企画したたくさんのイベントが公開されていますから、それらを見て、行ってみるといいかもしれません。
休日にいろんな場に出向いて、いろんな所に顔を出してみると、まだまだいろんな発見があると思いますw

SLの中の音楽ライブコンサートもお奨めです。アーティストのパフォーマンス、ライブの会場を作る方々のいろんな工夫、照明やパーティクル(光の粒子でできた表示効果)、そしてライブ会場でのその場のオーディアンスの方々からのアーティストへの声援チャットやジェスチャーでのいろんなレスポンス、さらに、それらに応えるアーティストからのMC。。。まるでリアルライブ同様に、楽しい時間をすごすことができます。
アーティストの方々の中には、すでにCD販売している方やライブハウスで活躍されている方もいらっしゃれば、SLの中だけのアーティストもいます。でもそういう方がSLで1時間のライブをするために、
ホントにいろんな準備をしてくれていて、ライブ当日はそれこそ、日本中から(、あるいは世界からも)、そのライブを楽しみにしてきた人皆が集まり、楽しめる時間を共有できるんです。
素敵だと思いませんか?

SS(スナップショット)に関しては、そうですね、もし第3弾の記事があるようでしたら、もう少し、グラフィックを綺麗に描画できるPCを使っていただけるとうれしいですww

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