「裏金」で大阪府職員を減給処分

　大阪府和泉市の府立産業技術総合研究所が、民間企業から余分に徴収した機器使用料など約１１万円を返金せず不正に保管していたとして、府は２日、研究所の当時の総務課長（５９）を減給１０分の１（１カ月）とするなど６人を懲戒処分にした。

　府では２００６～０７年に裏金が発覚したが、課長は当時この件を報告していなかった。橋下徹知事は「裏金だ」と批判し、府は知事の指示を受けて、通常より１段階厳しい処分とした。

　また研究所の事案を受けた全庁調査で、切手や印紙を出納簿に記載せず机の中で管理していたことが判明した府住宅管理課などについても、監督責任の範囲を拡大した上で、当時の課長ら計１６人を文書訓告などとした。（共同）

　［2009年7月2日22時3分］