いしけりあそび

一言メッセージ :ひとりで石けって遊んでます。いじけて、かも。たまにスペイン語。ラテン音楽は人生です。ああ、人生なんて...

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Frankie Ruiz con La Orquesta la Solución “La Rueda”

 暗いテレノベラを紹介したので、おくちなおし。
 まあこの人もいろいろとアレだったことがあるのですが…エッチな歌かも知れませんが、カッコいいですね。



 おまえは車輪でオレは道
 オレのうえでおまえはいったりきたり
 グルグル回転して それがおまえの生き方
 誰もおまえを止められない

 オレはおまえに止まって欲しいのに
 おまえのブレーキは壊れたまんま
 おまえの車輪でオレはコナゴナにされちまった

 ああ、なんて野蛮な動きなんだ
 オレは同じ場所からぜんぜん動けないってのに

Frankie Ruiz con La Orquesta la Solución “La Rueda”

 先週、元duke377さんと話したのですが、ボクらにとってはソルシオンとオリベンシア楽団から独立したばかりの若手歌手だったフランキーも、あっという間に偉くなって、とっくの昔に死んでしまって、ボクらもフランキーの享年と同じ年になってしまいました。1986年にこの歌手をみたのは、ボクにはいい思い出です。

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ネズミとチーズ

 最高60%の視聴率を叩きだした話題のテレノベラ、“El Cartel de los sapos(カエルたちのカルテル。カエルはコロンビアのスラングで「密告屋」「裏切り者」)”の主題歌“ratón y queso(ネズミとチーズ)”です。



http://jp.youtube.com/watch?v=DJ3dz3ZVbdI&NR=1
(歌詞の2番はこっち。)

 おふくろはいつもいってたっけ 
 友だちなんてネズミとチーズみたいなもんだよ
 おまえは誰も信じちゃいけない 
 一番の親友だっておまえを裏切るんだからって
 20リットルのアセトンと電子レンジ、大きなフラスコ
 アメリカにいるおれは相棒は 絶対にしくじらない
 ふざけたこというやつはとっとと失せな

 あっちじゃ買って売って大もうけなのに
 こっちじゃたがいに鉛の弾をぶちこんでいる
 オレはなんにも知らないよ
 オレはちんころなんてしてないぜ

 ニューヨークじゃ買って売って大もうけ
 こっちじゃたがいに鉛の弾をぶちこんでいるってのにさ
 オレはなんにも知らないよ
 オレはもう死んでるんだから

 オレは金を潜水艦につっこんだけど
 それっきり返ってこなかった
 きっとあのグリンゴのオカマ野郎は
 DEAから来たヤツで
 あの金を没収しちまったんだろうな

 でも今日はついていたぜ
 だって何とか切り抜けたんだから
 ニューヨークから電話がはいった
 別の飛行機買うために金を送ってくれよ

 今日はついていたぜ
 だって何とか切り抜けたんだから
 でもみんな知ってることさ
 この商売、情けは無用
 オレのダチに聞いてきな
 誰がパトロンかってな

 ニューヨークじゃ買って売って大もうけ
 こっちじゃたがいに鉛の弾をぶちこんでいるってのにさ
 オレはなんにも知らないよ
 オレはもう死んでるんだから


 コカイン製造は、まず葉を農民が集めるところから始まります。ペースト製造所にはこばれた葉は、まず乾燥させて、さらに石灰、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ溶液で処理されます。すると、コカの葉に含まれる複数のアルカロイドが分解をはじめます。こうして処理された葉は、ケロジン(油)を入れたドラム缶やパットにひたされます。コカの葉のアルカロイドがケロジンに溶けだしたところで、葉を取り除き、残った油に硫酸を加えると、硫酸はアルカロイドと相互に作用して、種々の塩を生成しますが、そのひとつがコカイン硫酸塩です。ケロジンを取りのぞき、アルカリンを添加して酸を中和すると、黒いベトベトしたものが底に残りますが、これがコカ・ペーストです。ここまではペルーやボリビアで行われることがおおいのですが、ペーストの多くはコロンビアに売られます。
 コロンビアでは、ペーストはタバコにまぜて「バスーコ」として使われることもあるようですが、ほとんどは精製に回されます。ペーストを再びケロジンにひたすと、アルカロイドが層を作ります。一番上にできる結晶が、純度60%のコカインです。この結晶をこそげとり、アルコールで洗ってろ過し、乾燥させ、硫酸に溶かすと、ここで酸がさらにアルカロイドと結びつきます。コカイン以外のアルカロイドを破壊するために過マンガン酸カリウムを加え、さらにこれをろ過して不純物を取り除き、水酸化アンモニウムを加え、残った沈澱物を、さらにろ過して乾燥させると、より純度の高いコカイン基剤が作られます。
 この基剤は水に溶けないので、「フリーベース」として吸うことはできるようですが(アメリカで社会問題になった「クラック」がこれです)、鼻の粘膜からは吸収されない。そこで吸収を可能にするために、基剤をエーテルに溶かすのですが、この際に塩酸とアセトンをいっしょに加えます。これをろ過して乾燥させたのが、例の白い粉です。歌にでてくる「アセトン」「電子レンジ(乾燥用)」は、ここで使うものを歌っているようです。

 このテレノベラ、最初はマイアミバイスみたいなもの、とみくびっていたのですが、みていくと、フィクションではあるものの、メデジン・カルテル、カリ・カルテル崩壊後のカルテル・デル・ノルテ・デル・バジェの現実を、かなり忠実に再現したものであることに気づきました。俳優さんも実際の麻薬業者にそっくりです。それもそのはず、このドラマの原作者は、元カルテルのメンバーだったのです。
 コカインをめぐる抗争のむなしさ、アメリカ大陸全体で展開されているビッグビジネスで割を食っているコロンビアという国の物悲しさが、とてもよく表現されていて、みていて気がめいるし(よくこんなものをテレノベラで放映したと思います)、このテレノベラに登場しない、コロンビアやペルー、ボリビアの栽培農家の現状などを考えるともっともっと気がめいるのですが…

http://subaru.shueisha.co.jp/html/person/p0609_2.html
 「コロンビアの『暴力』の根源はすべて不公平な社会システムにあります。大多数が貧しく、ごく少数が裕福。これが社会を不安定にし、失業者を増やし……そして暴力を生む。生き残るためにみんな必死になる。だから麻薬のビジネスがあらわれる。三十年、四十年、いや、もう五十年くらい前から争いが絶えない。解決にはものすごく時間がかかるでしょう。とにかく内戦を終わらせなければならない。コロンビアは百パーセント農業国なのだから、まず人びとが土地に戻って安心して暮らせるようにならなければ。たとえば麻薬の合法化はその解決策のひとつですし、武装組織との和平交渉もそうです」

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国籍法改正案 Yahoo!ブログって変

「国籍法改正案、民主が賛成へ 今国会で成立の公算」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081112AT3S1101211112008.html
 時間の問題だったとはいえ、よかったです。

 ところで、Yahoo! ブログっていうのは実に変なところで、国籍法について、最高裁判決で法令違憲とされたのに、「一個人の裁判官の判決だけで国家の基本をなす法律がコロコロと変えられては堪ったものではない」とか思っているトンでもな人や、さらにその人のトンでもな人を絶賛して、生後認知で子どもが日本国籍を取得すると母やその夫もどんどん日本国籍を取れると思いこんで「悪法を阻止しよう!!」なんて意気込んで、あげく迷惑電話や迷惑メールを呼びかけたりしているアレな人もいて、しかもそういう人のブログがランキングで上の方にいて、毎日4,000ぐらいのUAやら、こんな国籍法だと日本はおしまいだとか、国賊がどうたらとかデンパなコメントを集めたりしているわけですよ。「はてな」とかみるとここまでスゴイのはないのに。
 でも、彼らが嘆いているのをみると、ボクってホントにいいことしたんだなぁ、と実感します。


 でも、こんな人たちも裁判員するんだよね・・・。


 こんなアレな騒ぎになっているなんて知らなかったもんで、あの産経新聞さまの取材申し込みを受けてしまったのですよ。まあ、産経は、以前も移民がどうしたこうしたで取材の申し込みをしておきながら「ボクはサヨクですけどいいですか?」っていったらそれっきり何の連絡もしてこなくなった、なんてことがありましたけどね。産経の読者のみなさま、ボクはただの弁護士なんで、認知ビジネスがどうたらとか大量移民がどうしたとか日本が崩壊するなんて話は知りませんからね〜。法律作ったのはボクじゃないですからね〜。迷惑メールや電話とか会社にしないでくださいね〜。

(さらに追記)
 この騒ぎをあおっているのは産経新聞なんですね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081115/stt0811150054000-n1.htm

 しかも記者がこんなブログを書いているのですから、どうなっているのですかね、この新聞は。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/795468
 議連の反対理由の「国際テロリスト及びその子孫を認知することも可能になる。仮に、正規の日本国籍を取得した「日本人」がテロ事件を起こした時に損なう国の名誉は甚大である。(国際的にテロ国家と批判される)」にはおそれいりました。ここまでいくと妄想も病気のレベルでしょう。「『改正案』には扶養の義務がないので」ってなんじゃそりゃ。扶養義務は民法877条にあるだろうが。いや、条文なんて知らなくてもいいんだけどさ、普通に考えて扶養の義務を国籍法で決める国がどこにあるんだよ。「第三国人女性が『特別在留許可』取得を目的として、『大金』を支払って日本人男性の子供を妊娠する可能性もある。これは『偽装認知』としての犯罪ではないので、『DNA鑑定」しても防ぐことはできない。」…日本人男性の実子が日本国籍を取得して何が悪いの? 審議の時間が足りないっていうけど、この人たちが理解できるまで審議していたらそれこそ何年もかかってしまいます。ここまでアホだと、実は、これって反対派つぶしのためにわざと頭の悪いふりをしてるのか、とすら思えてきますね。
 頭に血が上っている国士様には何をいっても無駄なので、これ以上はつっこみませんが、この阿比留という記者の「国民常識は、最高裁の多数意見よりも少数意見です。」という箇所にたいへん嫌な思いをしました。
 この人が、いかなる方法で最高裁の少数意見が常識であると確認したのか知りませんが、基本的人権のひとつである差別禁止は、少数者の権利が多数者の「常識」で不当に侵害されないためのものであって、国民の常識がいかなるものであるかは、少なくともこの改正に関する限りは関係ありません。常識だろうが非常識だろうが差別はゆるされてはならないのです。この程度の認識しかもちあわせない人では、最高裁判決を読みこなすことなどとうていできないでしょう。

 なんだかツクヅクめんどうくさくなりましたね、この新聞の取材を受けるのが。まあ産経であれば記者みんながおかしいとは思いませんけど。

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安田好弘・森達也 「刑事司法の死の淵から」

 以前は、刑事事件もそれなりにやっていた。熱心にやっているひとからみれば、ものの数にははいらないが、自宅から覚せい剤がでてきたイラン人について不起訴をとったり、人身事故で老人を死なせたトラック運転手を罰金刑に落としたり、それなりにいい結果を残した事件もあった。

 ただ、5〜6年前から、刑事事件は、外国人のビザのおまけ以外ではやらないことにした。
 わざわざやらなくても、外国人にかかわっていれば、そのオマケで小さな事件がそこそこついてくる、というのもあるが、それよりもおおきな理由として、いまの刑事手続のもとでは、事件によってはかならずしも弁護人としての責任を果たせない、ということがある。

 刑事事件をとりまく現実は、弁護人ががんばったところで、どうにもならない状況になっている。公判前整理手続にふされる事件、さらに今後裁判員制度の対象になる事件がまわってきたら、今のボクの仕事のスケジュールからすると、じゅうぶんな弁護をすることは物理的に不可能だ。運悪く世間の注目をあびる事件なんぞ弁護するはめになった日には、記録もろくに読めないド素人の罵詈雑言にさらされて、あげくテレビで「弁護人は弁護方針を世間に説明すべきである」なんてデンパな説をふりまわして懲戒をあおるヤカラまででてくる可能性がある(どこかの国にそういう法律でもあるんですかね?)。でも、事件の中味をみて「ボクはできないから他の人がやって」というのも、駆け出しのうちはともかく、いまはむずかしいだろう。ただでさえ外国人事件でイヤな思いばかりしているのに、これ以上、自分の人生を不愉快な思いでうめつくしたくない。

 9月からボクのところではたらきはじめた新人弁護士から、刑事事件もやりたいといわれた。絶対弱者の側にたって絶対強者と対決する刑事弁護を経験しないのは、弁護士の名にはあたいしないと思ういっぽう(この理屈でいうと少なくとも東京の弁護士のかなりの部分が弁護士の名にあたいしないことになる)、うちの会社ではたらいてれば絶対弱者の事件はすでにおなかいっぱいあるうえ、「これはひどい」を確認するためだけにわざわざ苦労する必要があるのか、というかんがえもある。できる範囲で好きなようにすればいいんじゃないの、といってごまかしている。

「裁判員制度――死刑を下すのは誰か」(『現代思想』10月号)
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20081101/1225553470

 「安田好弘・森達也 『刑事司法の死の淵から』」を読んで、安田さんは、もうメディアでなにか説明なんてしなくてもいいんじゃないか、と思った。はげしく、きびしかった安田さんのコトバが、ごう慢な森達也のまえで、弱々しく、なさけない。そうさせてしまったのは、わたしたちなのだから。

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Willie Colón & Rubén Blades “Yo puedo vivir del amor”

 外国人支援活動をしている団体や同業者で、たちいかなくなるところが、ふえてきています。

 やはり、同時多発テロ以後の、外国人に対するフォーマル・インフォーマルなシメツケの影響で、とくに弱いたちばの外国人の経済状況がきびしくなっているところに、景気が減速してきたのがきいていますね。いま、ちゃんとコストをかけて大量に外国人の厄介ごとにおつきあいしているところって、ほとんどないんじゃないですかね。

 それにしても、20年ちかくにわたって、ひたむきに、(ボクの立場からみれば)ほんとうに人道にとって意義のある仕事をしてきたひとたちが、世間にとくに惜しまれることもないまま、こうした支援の現場から後退させられていくのをみると、なんとも切なく、すこし腹だたしい気持ちになります。

 かくいうボクの会社も、微妙なところにさしかかっています。外国人事件を大量にあつかい、そこで生じた赤字を他のもうかる仕事でファイナンスする、という経営方針でやってきたわけですが、前者の赤字は拡大し、後者の売り上げが減る傾向にあります。

 なんどかこのブログでも触れたとおり、金融と不動産の破綻そのものは、2006年からの不動産市場の異常な取引をみて、予想はしていました。ただ、相場にかかわるようになって二度目のバブル崩壊ですが、メチャクチャやってもトップから末端までほとんど責任をとらない大企業(だって、バブルの崩壊で首つったり夜逃げした大手証券会社の幹部っていないでしょ)の平社員で経験するのと、会社の破綻イコール従業員と自分の個人生活の破綻につながりかねない従業員10人の零細企業の社長で経験するのは、やはりぜんぜんちがいますね(笑)。

 かぎられた選択肢のなかで、うつべき手はうっていますが、来年以後も、お金持ち事件と貧乏人事件の極端なコンビネーションというおなじビジネスモデルでできるかどうかは、運次第ですね。まあなんとかなる確率のほうがちょっとだけ高いと思いますが。そう、あとは、運を天とオバマにまかせて(このまえ、アメリカの不動産にくわしい人に聞いたのですが、アメリカの不動産もサブプライム問題がある住宅地以外は、ホテルにしてもオフィスビルにしても、それほどひどくは値下がりしていないそうです。日本のバブル崩壊直後を思いおこせばわかりますが、業者は受注残をかかえているので、すぐに大不況になるわけではく、この間に資産デフレを防ぐような手立てをするかでしょうね。)、たまにお客さんの笑顔がみられることを楽しみにしながら、やれるところまで、この仕事をつづけていこうと思います。





Dicen que para amar hay que sufrir en la vida  愛するためには人生の苦しみを知らなければならないという
Dicen que para amar hay que sentir la leve herida del amor  愛するためには苦い愛の味を知ることも必要だというという
Yo, no creo que es así  でも ボクはちっともそうは思わないよ
Porque estando contigo de todo lo malo me olvido y me siento feliz  だってキミといっしょにいると いやなことは全部わすれて とてもしあわせな気持ちになれるのだから

Y puedo vivir del amor,  ボクは愛に生きることができる
Sin pena, ni dolor  苦しみも、悲しみも感じることなく
Y puedo vivir sin pensar que voy a llorar  いつか泣くことになる、なんて考えずに 生きていくことができる

Por el amor aprendí que todo es alegría  ボクは キミの愛によって すべてが楽しいってことを学んだ
Porque llegaste tu y alumbraste la al alma mía con tu luz  キミはボクのところにやってきて、ボクの心を光でてらしてくれた

Y ahora me siento dichoso,  そしていま ボクはとっても幸せなんだ 
todo me parece hermoso,Si estás junto a mi  すべてが美しくみえる キミがボクの近くにいる
Hoy sé que es así いまそんなふうにかんじている

Por ti puedo vivir del amor y cantar  ボクは キミへの愛に生き そして歌うことができる

Willie Colón & Rubén Blades “Yo puedo vivir del amor”1982

http://www.youtube.com/watch?v=qYn-uXbMZRI&feature=related
こちらはルベーンのバンド、Los Seis del Solarでのライブ。

http://www.youtube.com/watch?v=fGVuKFCV394&feature=related
こっちは途中で切れちゃうけど、エディ・モンタルボ(コンガ)がかっこいい!

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開設日: 2005/3/12(土)


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