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北島三郎、遠藤実さんの遺作を延暦寺で奉納歌唱

比叡山延暦寺の根本中堂で「比叡の風」を熱唱する北島三郎さん=1日夕、大津市

◆ 新曲「比叡の風」 ◆

 演歌歌手の北島三郎(72)が1日、滋賀・比叡山延暦寺で新曲「比叡の風」(6月5日リリース)を奉納歌唱した。

 同曲は昨年12月に急逝し、国民栄誉賞を受賞した作曲家・遠藤実さんの遺作。生前、比叡山に崇敬の念を寄せていた遠藤さんの思いを引き継ぐべく、同寺の全面的協力を得て、会場として国宝「根本中堂」を選定。同寺で過去に歌った歌手はいたが、根本中堂では史上初めて。

 題名通り涼やかな風が吹き、雨が霧となり周辺を覆う幻想的な雰囲気で「背中の上に遠藤先生が降りてきた」と神妙な表情。雨は時折激しくなったが「先生がうれし涙を流してくれたんじゃないかな」と目を細めた。また、「お寺の方にも100歳まで歌いなさいと言われたし、これからも歌でお返ししなきゃ」と誓いを新たにしていた。

[ 2009年7月2日付 ]

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