All Aboutのメルマガ、私は「格闘技」と「プロレス」に登録しているのですが、昨日こんな内容が配信されました。
件名:[All About/プロレス] 【予定調和をぶっ壊せ - メールは毒舌!】Vol.53
こんにちは。ガイドの川頭です。
いつもメルマガをご愛読頂き、本当にありがとうございます!
まずは、先月連載していた『1976年のアントニオ猪木』著者・柳澤健さんの
ロングインタビューが非常に好評だったようで、ご覧頂いた皆様には
本当に厚く御礼申し上げます。
さて、本日のメルマガではリアルな裏話を一つ・・・。
プロレスの実情が周知の事実となっている昨今であっても、中には
まだまだプロレス幻想に浸かっていたいのか、今回のインタビューの様に
「シュートだ、ワークだ」なんて話を掲載しようものなら、自然と
拒絶反応を示してしまうファンの方も多いようです。
で、なぜそれが分かったかと言えば、実は本メルマガにおける登録数の
増減で露骨に表れていたりもするのです。これには自分自身驚きました。
ちなみに昨年末から、過去最高の登録数減少となり、この数ヶ月では
30人くらいの方がメルマガの解除をされているようです。
それ自体は非常に残念ですが、ハッキリ言えば、私も旧態依然とした
プロレス・マスコミに右へならえで、プロレスの勝負論を語ったり、
結果が決まっているものを、さも決まってないように書くことは出来ません。
誤解を受けそうな書き方ではありますが、要は、今のプロレスを
勝負論で語るのはナンセンスだと思うし、勝負論とは違った
プロレスの良さ、レスラーの魅力、団体の特色といったものが
無限にある訳で、そこを突き詰めたいし、紹介したいし、勉強したい。
逆に、この作業を業界一丸となってできなければ、いつまでも
プロレスは衰退を続けていくだけではないかと思っている次第です。
こんなコンセプトでお届けしている本コーナーですが、これからも
宜しくお願い致します。
当ブログをご覧になっておられる方には、そういった類いの人はいないと思いますが(笑)、まだまだご健在なんですね。まぁ、そういう作業を業界一丸となって行ってもプロレス人気を盛り返すことが出来るかは分かりませんが。
ガイドプロフィール - [プロレス](All About)
ちなみにメルマガでカミングアウト推進論を訴えたガイドの川頭広卓氏とはこんな方。Numberやlivedoorスポーツ等で活躍されています。
"世界に力道山を"ネパールの英雄を知る(前)(All About)
最新コラムはこちら。ZERO1-MAX靖国大会に参戦したヒマラヤンタイガーについて書いています。
その一方で、スポーツ新聞に載っていた週刊プロレスの広告は・・・。
編集長に聞く今週の見所
------ 今週号はどんな感じですか?
編集長 注目大会を余すことなくレポートしています。トップを飾るのはDRAGON GATEの大田区体育館大会。(中略)CIMA vs 吉野のドリームゲート戦、出戻りの谷嵜なおきの参戦など話題はたくさんありましたが、表紙を飾ったNOAHのKENTAは、“決まりのないプロレス”でもっとも光りました。
------ “決まりのないプロレス”ですか。
編集長 その辺りの詳細は試合リポートにプラスして巻頭言でもフォローしています。(以下略)
“決まりのないプロレス”ねぇ・・・。正直引きました(笑)。一体彼らは何を守りたいのか、それとも何に怯えているのか。「業界一丸となって」ということは当分はなさそうです。
【その他気になったニュース】
「プロレス人生かけて戦う」 がん克服の小橋選手が5月に古里凱旋試合(両丹日日新聞)
小橋が地元紙に登場。
日本丸広場で「横浜プロレス」無料イベント−大日本プロレス(ヨコハマ経済新聞)
3.29開催。
メーンは田中vs.中西! JCBホール大会の全試合順決定=ZERO1-MAX(スポーツナビ)
全8試合。
出るか、セパラドス!? サスケがテレンスリーとのタッグで横浜開港150周年記念&三浦和義支援イベントを開催!!(kamipro.com)
サスケと三浦和義さんは所属事務所が同じという縁があります。
力道山の孫、力投及ばず初戦で涙…選抜高校野球大会(ZAKZAK)
ああ、残念。
別に、カミングアウトする事が正しいとも思わないけど、こういう隠蔽というか歪んだ守り方はどうかと思う。
いや、今さら週プロみたいな終わったメディアがどうしようと何の影響力もないから別にいいけど(笑)
ジーニアスさんは、カミングアウトについてどう思いますか?
基本的にライト板尾さんと同意見ですね。私はカミングアウト積極推進派ではありませんが、勝負論の方で格闘技と争っても勝ち目はないので、違う方向性でプロレスの魅力をアピールすべきだと思います。だからこそハッスルを支持するわけですが、ハッスルだけが正しいとも思っていません。しかし、少なくとも週プロのやり方は完全に間違ってると思います。あれじゃプロレスファンからも興味無い層からも鼻で笑われるだけですよ。
>はっするまにあさん
「それぞれ見方がある」という意見はプロレスファンの中の意見だということなのでしょう。世間にアピールするにはそれではダメだというのが川頭氏の主張だと思います。
それに対してショーン・マイケルズはフリートークで自由自在に笑わせる「さんま」や「紳助」なんじゃないかなと思いました。
僕はどちらも好きです。要は質の問題なんだと思います。プロレスやミュージカルなんて冷静に考えたら、ロープワークがあったり突然歌い出したりおかしな事ばかりですが、その分自由度が大きくハマった時の感動も大きいんだと思います
あと、格闘技の実力があるレスラーほど演技もうまいと思い込んでいたのですが、ハッスルなどを見ていると、その考えは間違っていたと言わざるをえません。
元はと言えば、PRIDEだってプロレスから出来たようなものだし、アントニオ猪木もよくゲストで登場して会場も盛り上がってた。プロレスはまだ世間で強かったですよね。
数年前まで、桜庭などを除く普段プロレスしかしていない人が総合格闘技のリングに上がったりしていたものですが、それももうなくなりました。
確か5〜6年前までは、「プロレスラー最強」なんて言っていた人が結構いたように思うのですが。私は格闘技派なので「おかしなことを言うなあ」と思っていましたが。ミルコに全滅させられて現実がわかったのでしょうね。
プロレスの記事にはいつも「???」だらけになります。シナリオが決まっているのに、
「王座奪還!」
だとか。なんか大げさな見出し。
一番変なのが、シナリオが決まっているのに、
「さも本気でやったかのような試合後のインタビュー」
汗かきながら真剣に語ってるんですよね。「なんなんですかね、あれ?」と、どうしても思ってしまいますけどね。たまに深夜放送のプロレス番組でそんなシーンを見ました。
アメリカのプロレスはいいんじゃないですか?びっくりするくらいビルドアップされた肉体とか、スピード感とか、派手なマイクパフォーマンスや演出。私はそれが正しいと思いますね。プロ意識がありますよ。
かたや日本のプロレスは、腹がボテッている人が多いし、ハッスルに至ってはプロレスにもスポーツにも関係のない人たちが低俗な催しを行ってます。これじゃプロレスはダメだって、みんなが思いますよ。しかもそこにいつまでもぶらさがってる高田延彦っていったい・・・。
八百長と言う言葉を聞くことがなくなりましたが、最初から決まっている勝負をあたかも決まっていないかのように見せかけるのはやはり八百長です。
最近は誰もプロレスのことを真剣勝負だなんて思っていないので、八百長という言葉はあまりピンと来ないですが、プロレスラーも新聞社も記者も、時代錯誤の認識を持った方がいいですね。やっぱり変ですよ、日本のプロレスは。
>一番変なのが、シナリオが決まっているのに、
「さも本気でやったかのような試合後のインタビュー」
汗かきながら真剣に語ってるんですよね。
あなた運動したことあります?w
れすらーのうんどうりょうははんぱないからw
特にロングランのタイトルマッチクラスやと
偉大なるマンネリズムの中に微妙な変化を発見して、様々な想像をするというのはプロレスの醍醐味ですね。
>河津落氏さん
ドン・フライは延髄斬りの受け身が異常に上手かったです(笑)。実に稀な例だと思います。
>BSSさん
ターザンのように有名じゃないからですかね。
>はっするまにあさん
簡単なことですよ。プロレスファンや団体の方が週プロよりも遥かに先を行ってるからですよ。多くの団体はヤオガチ論をとっくに超越しているのに、週プロは未だに下らないことに拘っている。ただでさえプロレスファンが減っているのに、そのプロレスファンからも呆れられる誌面作りしてるんだから売れるわけがないです。
>さるけんさん
プロレスが嫌いなのでしたら、「アメリカのプロレスはいいんじゃないですか?」なんて中途半端に理解示さなくても良いと思いますよ。だってアメリカのプロレスの方がインリン様よりもエロイことやってたり、ステファニーが馬糞まみれになったりとか、よっぽど低俗なことやってますからね(笑)。プロレスやスポーツに関係ない人も出まくってますし。それにレスラーが真剣勝負のふりをすること自体は何の問題もないんですよ。舞台を見に行ったことはありますか? 役者さんが客の前で「今から演技しまーす」とか言いますか? そんなことしたら客の方も興醒めですよ(笑)。役者は演技に入り込んで、お客さんもそれが現実にある出来事じゃないと分かっていても感情移入するわけですからね。要はプロレスは真剣勝負という前提で見なくても魅力あるジャンルなので、マスコミもそっち方向にシフトしていくべきというのが川頭氏の主張なわけです。ただし、「日本のプロレスは、腹がボテッている人が多い」というのは同意です。三沢さんや田上などは人様の前で見せる身体ではないですから。
>shin2さん
悟りを開くまでに苦悩したファンじゃないと真のファンじゃないということでしょうか?(笑)お気持ちは分かりますが、これも時代というやつですよ。
>うぇさん
まぁ落ち着きましょう。
解説どうもすいません。まぁハッスルの勝負論から完全なエンタ勝負は格闘技がある以上その路線にいくのはわかるんですよね。対世間にむけてカミングアウトでほかの魅力てアピールするのはわからないでもないですよ。ただひっかかるものというかある程度の裏というかおどろしいものてプロレスには必要だと思うんですよね。みんなエンタ路線に走ればアリかと思いますが対世間でマット界がやっても底上げには結びつかないと思いますしやったらもっとマット界が沈下しかねないですしね。上手く伝えられなくてすいません。
私は全団体がエンタメ路線に走ったらダメだと思います。ただ、現状ではハッスルとは違う手法でプロレスがメジャーに返り咲くのは難しいと思いますね。マット界はすでに沈下してるので、おもいきった手段が必要だと川頭氏は訴えているんだと思いますよ。