県内ニュース
イブニング・シックス
二本松殺人未遂事件 検察が懲役6年を求刑(07月02日)
今年4月に二本松市で自分の長男を包丁で刺したとして殺人未遂の罪に問われている男の初公判がきょう福島地方裁判所で開かれ検察はこの男に懲役6年を求刑しました。殺人未遂の罪に問われているのは二本松市西勝田(さいかちた)の無職渡邊保彬(わたなべやすあきら)被告64歳です。渡邊被告は今年4月9日の午後3時頃自宅の離れの2階で長男の腹を刺身包丁で刺し重傷を負わせたとされています。きょう福島地方裁判所で開かれた初公判で渡邊被告は起訴内容について「間違いありません」と答え、殺意があったことについても認めました。検察側は「新品の包丁を購入し体の中心部などを何回も突き刺していて殺害する意志が強くあった」などとして懲役6年を求刑しました。
半夏まつり(07月02日)
きょうは、夏至から数えて十一日目にあたる「半夏生(はんげしょう)」です。下郷町では夏の訪れを告げる伝統の「半夏(はんげ)まつり」が行われました。「半夏(はんげ)まつり」はおよそ800年前に平家との戦いに敗れこの地にたどり着いたと伝えられる「高倉宮(たかくらのみや)以仁王(もちひとおう)」を偲んで行われる例大祭です。神事が行われたあと昼過ぎから祭りの呼び物「みこし行列」が繰り広げられました。魔よけの獅子頭を先頭に「羽織はかま」の氏子や白装束の「子供たち」がかやぶき屋根が立ち並ぶ通りをゆっくりと練り歩きます。また、「笛」や「太鼓」のお囃子(はやし)の中「法被姿(はっぴすがた)」の子供たちが「山車(だし)」を元気よく引きながら祭りを盛り上げていました。きょうは雨がふったりやんだりのあいにくの天気となりましたが訪れた多くの観光客は古式ゆかしい行列を楽しんでいました。
自殺対策相談窓口担当職員対応研修(07月02日)
県は、自殺を防ぐ対策として心の悩みなどの相談にあたる窓口の職員を対象にした研修会を開きました。研修会には、県のそれぞれの機関で相談窓口を担当する職員およそ50人が参加しました。講師をつとめた県精神保健福祉センターの畑哲信(はたあきのぶ)所長は、相談にあたる際の注意点として「相手の気持ちを受け止めて話を聞くこと」や「医療機関を紹介する時には、確実に受診ができるように配慮すること」などを挙げました。県によりますと、去年1年間に県内で自ら命を絶った人の数は534人にのぼっています。また、自殺や心の健康について寄せられた相談は、およそ5千件でこのところ毎年、増える傾向にあるということです。
郡山で市民がゴミ処理施設の見学ツアー(07月02日)
市民にゴミを減らすことの大切さについて知ってもらおうと郡山市でゴミ処理施設の見学ツアーが行われました。このツアーはゴミを処理する過程を見学してゴミを減らすことの大切さを知ってもらおうと郡山市などが企画したもので、市内に住む88人が参加しました。参加者は最初にゴミを燃やした灰や燃えないゴミを砕いたものを埋め立てる「河内(こうず)埋立(うめたて)処分場」を見学しました。郡山市によりますとこの処分場にはおよそ90万立方メートルの廃棄物を埋め立てることができますがあと15年ほどで満杯となるということです。その場合、現在の処分場を広げるか新しい処分場の建設が必要となる為職員は少しでも長くこの処分場を使えるようゴミの減量を呼びかけていました。参加者はこのあとゴミの焼却施設などを見学しました。
元・警察官をストーカー行為の疑いで逮捕(07月02日)
元交際相手の女性にストーカー行為をした疑いで、65歳の男が警察に逮捕されました。逮捕された男は元福島県警の警察官でした。ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは、須賀川市仁井田(にいだ)に住む元福島県警の警部補で現在は無職の高久(たかく)勝(まさる)容疑者65歳です。警察によりますと高久容疑者は以前交際をしていた34歳の会社員の女性に対し、執拗に電話をかけるなどのストーカー行為をした疑いが持たれています。高久容疑者は去年10月ごろからつきまといなどのストーカー行為をしていて、今年2月に県公安委員会が女性への接触を禁止する命令を出していました。高久容疑者は平成16年に県警察本部を退職後、郡山市で交番相談員の仕事をしていましたが、警察からストーカー行為に対する警告を受けて去年10月に辞職しています。警察では高久容疑者が以前交際していた女性に復縁を求めるためストーカー行為に及んだものと見て、調べを進めています。
ミスうねめが知事を表敬訪問(07月02日)
郡山市の「ミス采女(うねめ)」のメンバーがきょう知事を表敬訪問し、来月開かれる「うねめ祭り」をPRしました。きょう知事室を訪れたのは、郡山市の「ミス采女」のメンバー6人です。「ミス采女」は“郡山うねめまつり”を中心に、郡山市の観光や物産を全国にPRしています。きょうは6人一人一人が自己紹介をした後、郡山市で来月6日から3日間にかけて開かれる「郡山うねめまつり」のPRを行いました。これに対し佐藤知事は「祭りをきっかけにして元気な郡山市を作ってくださるよう頑張ってください」と激励しました。「ミス采女」のメンバーは今後、各イベントで祭りのPRをするほか、奈良県で開かれる「奈良采女祭り」への親善訪問なども行い郡山市を全国にPRします。
福島市でお年寄りトラックにはねられる(07月02日)
けさ、福島市で自転車に乗って道路を渡ろうとしたお年寄りがトラックにはねられ、死亡しました。事故があったのは福島市八島田(やしまだ)の県道通称「八島田街道」で、きょう午前8時半ごろ、普通トラックが道路の左側から横断しようした自転車をはねました。この事故で自転車を運転していた近くに住む無職の菅野忠男(かんのただお)さん77歳が病院に運ばれて手当てを受けていましたが、頭を強く打っていて、およそ2時間後に死亡しました。現場は、センターラインがない直線の道路で、信号や横断歩道はなく亡くなった菅野さんは道路をななめに横断していたと、見られています。警察ではトラックを運転していた37歳の男性から状況を聞くなどして、事故の原因を調べています。
県内企業の景気判断 1年3か月ぶりに好転(07月01日)
日銀がきょう発表した調査結果によると県内の製造業の企業の景気判断は去年4月以来、1年3か月ぶりに上向いたことが分かりました。日銀福島支店が3か月に1度発表している短期経済観測調査によりますと、県内の製造業78社のうち「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた「業況判断指数」は、マイナス57ポイントでした。これは過去最悪だったことし3月を11ポイント上回り、去年4月以来1年3か月ぶりに前の調査を上回りました。一方で、日銀は企業の業績が伴っていないことを指摘し、「期待が先行している面がある」との見方を示しています。
政務調査費公表決まったら…700万円返還(07月01日)
県議会議員に支給されている「政務調査費」の詳しい使い道がきょうから初めて公開されました。これまでこの政務調査費はほとんど全額が使い切られていましたが公表されることが決まっていた昨年度分は700万円あまりが使われずに返還されています。県では議員報酬以外に政務調査費としてひとりあたり月額35万円を支給しています。この政務調査費をめぐっては、全国的に「使い道がはっきりしていない」として問題になり、県でも昨年度分から議員ごとの使い道を公表することにしました。それによりますと政務調査費はこれまでほとんど全額が使い切られていて返還は平成16年度と17年度はゼロでした。ところが使い道が公表されることが決まっていた昨年度はこれまでを大きく上回り700万円あまりが使われずに返還されました。使い道の中には県政とは関係が薄いとみられる週刊誌の代金などもあり、今後、調査費のあり方をめぐって議論を呼びそうです。
覚せい剤密輸事件 仲介役の男に実刑判決(07月01日)
今年2月、福島空港で日本人の男が覚せい剤を密輸しようとした事件の裁判で、共犯の男に懲役6年の実刑判決が言い渡されました。判決を受けたのは神奈川県厚木市の無職永桶(ながおけ)龍一(りゅういち)被告46歳です。判決によりますと永桶被告は、知人の男から覚せい剤を密輸する計画を持ちかけられ、実行役として友人の男を紹介したうえ自らも資金を提供するなどして犯行を手助けしていました。この事件で、実行役の男はシンガポールから覚せい剤およそ1キロを持ち込もうとしたところを福島空港で発見され逮捕、起訴されています。きょうの判決公判で裁判所は「被告は実行には及んではいないが果たした役割は小さくない」として懲役6年、罰金250万円の実刑判決を言い渡しました。
傘差し運転は禁止 自転車交通ルール改正(07月01日)
自転車の交通ルールが、きょうから改正され、傘を差しての運転や携帯電話を使いながらの運転が禁止となりました。JR福島駅前の駐輪場では、ルール改正に合わせて街頭キャンペーンが行われ、福島警察署の警察官が通勤や通学で自転車を利用している人たちにチラシを配りながら注意を呼びかけました。今回の県の道路交通規則の改正で禁止となったのは、傘を差しながらの運転と携帯電話の使用、それにヘッドホンなどで音量を上げて音楽を聴くことで違反した場合は、5万円以下の罰金となります。昨年度、県内では、自転車がからむ事故が1760件起きていて警察では、ルールを守って事故を防いでほしいと呼びかけています。
リオン・ドールが全店舗でレジ袋有料に(07月01日)
大手スーパーの「リオンドール」は一部の店舗で見送っていたレジ袋の有料化をきょうから始めました。きょうから新たにレジ袋を有料化したのは、「リオンドール」の郡山市と本宮市、それに田村市にある3つの店舗です。県内のスーパーでは、先月からレジ袋の有料化を始めましたが、「リオンドール」では「地域の足並みがそろっていない」として一部の店舗で有料化を見送っていました。その後も状況は変わっていませんが、「地球環境に配慮をする必要があり、消費者の意識も高まっている」との判断からきょうからすべての店舗でレジ袋を有料化しました。一方、同じく一部で実施を見合わせている「ヨークベニマル」もきょうから三春町と小野町の3店舗で有料化に踏み切りましたが、郡山市や南相馬市などの店舗については実施を見送っています。