【ロサンゼルス吉富裕倫】歌手の故マイケル・ジャクソンさんの弁護士は1日、ロサンゼルス郡地裁にマイケルさんの遺言書(02年7月作成)を提出した。マイケルさんは遺言で、約5億ドル(約500億円)以上の遺産をマイケル・ジャクソン・ファミリー・トラストに信託し、母親のキャサリン・ジャクソンさん(79)と3人の子供を受取人とした。3人の子供の後見人はキャサリンさんで、亡くなるなどした場合の後見人継承者に大物黒人女性歌手ダイアナ・ロスさん(65)を指名した。
このほか、99年に離婚した元妻で長男長女の母のデボラ・ロウさんについて「意図的に(受取人から)除外する」と書いたほか、父親のジョセフ・ジャクソンさん(80)も受取人に含めなかった。
また、米CNNテレビは1日、米カリフォルニア州サンタバーバラ郡の「ネバーランド」で3日に予定されていたマイケルさんの遺体の公開が中止になったと伝えた。州や郡当局がひつぎを運ぶ車列の警護などに費用がかかり難しいと判断したという。
毎日新聞 2009年7月2日 10時23分(最終更新 7月2日 11時56分)