2009年7月2日 18時45分更新
倉敷市で駐車中の車ばかりを狙って火を付けたとして放火などの罪に問われている無職の男に対し、岡山地方裁判所は2日、「犯行は悪質だが、被害を弁償するなど反省している」として、執行猶予の付いた懲役3年の判決を言い渡しました。
判決を言い渡されたのは倉敷市児島味野の無職、岡泰毅被告(30)です。
起訴状によりますと岡被告は、去年5月とことし2月の2回にわたって、倉敷市内の道路や駐車場にとめてあった車あわせて3台にライターで火を付けたとして放火などの罪に問われています。
2日開かれた裁判で岡山地方裁判所の磯貝祐一裁判長は「いらだちを紛らわすためという自己中心的な目的で犯行に及んだうえ、火が車のそばの住宅に燃え移っていた可能性もあり、犯行は悪質だ」と指摘しました。
一方で、「被害者に対して修理費用を弁償しているほか、謝罪の手紙を送るなど反省している」と述べて懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。