岡山放送局

2009年7月2日 18時45分更新

突き落とし事件 判決確定

去年3月、JR岡山駅で男性をホームから線路に突き落として死亡させたとして、当時18歳の少年が殺人などの罪で岡山地方裁判所から懲役5年以上10年以下の判決を言い渡された裁判で、少年側は、「遺族感情を考え、罪を受け入れる」として控訴せず判決が確定しました。

この裁判は、去年3月、JR岡山駅で、岡山県職員の假谷国明さん(当時38)がホームから線路に突き落とされ電車にひかれて死亡したもので、大阪・大東市の当時18歳の少年が殺人などの罪に問われました。

裁判で少年は起訴された内容を認めていましたが、弁護側は、少年の責任能力に問題があったとして家庭裁判所で審判をやり直すよう求めていました。

これに対し、岡山地方裁判所は先月17日、「結果の重大性や社会に与えた影響を考えると刑事処分が相当だ」として、求刑通り、懲役5年以上10年以下の判決を言い渡していました。

判決の控訴期限は2日午前0時でしたが、少年側は「遺族感情を考え、罪を受け入れる」として、控訴せず判決が確定しました。