現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 裁判
  5. 記事

橋下氏、2審も賠償命令 光市母子殺害事件めぐる発言(2/2ページ)

2009年7月2日14時1分

 控訴審で橋下氏側は、一審判決は事実誤認があり、番組全体を見れば弁護団の弁護方針を弁護士の立場から批判したにとどまる▽「懲戒請求をかけてもらいたい」との発言は懲戒制度を紹介しただけで、制度を知った視聴者が自主的判断で懲戒請求をした――などと反論していた。

 橋下氏は昨年10月下旬、「遅延損害金が増えるのを避けたい」として一審判決が命じた賠償額とその時点の遅延損害金を合わせた約856万円を原告側に支払っている。

 日弁連によると、原告の4弁護士に対する懲戒を決めた弁護士会はない。一方、大阪弁護士会の綱紀委員会は橋下氏の発言について「弁護士の品位を失うべき非行にあたる」と判断しており、控訴審判決を受け、懲戒処分を決める懲戒委員会に審査を求めるとみられる。(村形勘樹)

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

関連トピックス

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内