公式発表より多い海外留学生死亡者数
TAS州では中国人留学生殺害事件
7月1日付フェアファクス系紙は、海外留学生の死亡者数が、連邦政府が議会で発表した数より多いのではないかとする疑惑を報道している。
メルボルンのエージ紙が、2008年11月までの海外留学生死亡者のデータを州、準州の検視法廷に請求したところ、情報公開を拒否されたとしており、VIC州のジェニファ・コート検視官のスポークスウーマンは、「検視は完全に終わっているわけではないので情報を公開することはできない。死者の国籍や職業は検視法廷で自動的にすべて記録することにはなっていない」と説明している。
2009年2月、連邦政府が議会に対して、「(エージ紙が請求したのと同じ期間)海外留学生51人が死亡しており、そのうち34人は死因不明」と発表しているが、エージ紙が独自に調査したところでは、死者数は少なくとも54人で、そのほとんどはインド、中国、韓国の出身者だった。政府発表では自殺者がゼロだが、実際には3人の自殺者が確認されている。
同紙は、情報秘匿は、年155億ドルにのぼるオーストラリア第3位の輸出産業、「教育」産業防衛のために、留学生の困難や死者数をごまかそうとする意図があるのではないかという、国際教育に詳しいモナシュ大学のビジネス学クリス・ニーランド教授の分析を報道している。
6月30日、TAS州警察は、中国人留学生ジャン・ユーさん(26)殺害容疑で、スタブロス・パパドポウロスとダニエル・ジョセフ・ウィリアムズ(いずれも21)を逮捕した。ユーさんは2008年にホバートのタスマニア大学に留学、会計学を専攻していた。6月25日、ピッツァ・ショップに勤める友人の紹介で会った2被疑者に車で送ってもらうとして同ピッツァ・ショップを出たまま自宅に戻ってこなかった。同友人からの行方不明の訴えで捜査していた警察が、ホバートから60km西のティエナ川に捨てられていたユーさんの遺体を発見した。
事件では、パパドドウロスのガールフレンド、ジャズミン・アイリス・ヘイガース(18)と知人のジョン・エドワード・モリノー(43)も殺人事件を知りながら警察に通報しなかったかどで起訴された。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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