コラム

2009年07月01日号

【ここが問題】
鳩山代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に虚偽の記載問題、
「会計実務担当の公設秘書が個人献金による収入を装っていた
 全く知らなかったとはいえ、監督責任はある。説明責任を果たす中で代表としての責務を果たしたい」といわれるが、…


●毎日新聞配信記事
 毎日新聞は1日13時17分、「個人献金5.9億円、匿名が6割 友政懇関連」という見出しで次のような記事を配信した。
民主党の鳩山由紀夫代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)が政治資金収支報告書に虚偽の記載をしていた問題で、友政懇が98〜07年の10年間に受け取った個人献金は総額約5億9000万円に上ることが分かった。このうち「5万円以下」の条件を満たす匿名献金が6割を占めている。鳩山代表は30日の会見で、虚偽記載の背景について個人献金の少なさを挙げたが、説明に矛盾が生じている。

 政治資金収支報告書などによると、友政懇は98〜07年に年間約2700万〜1億1000万円の個人献金を受けていた。匿名献金は毎年約560万〜8200万円献金されており、10年間の総額は3億4000万円に上る。特に03年(8200万円)は個人献金全体の約74%を占めていた。政治資金規正法では、年間5万円以下の献金については、氏名などの個別記載の必要がない。

 鳩山代表は30日の会見で、秘書が05〜08年の収支報告書に、故人や実際には献金していない約90人から計2178万円の個人献金を受けたとの虚偽の記載をしていたことを認めた。理由について「私への個人献金が少なかったので、それが分かったら大変だったという思いがあったと推測している」と釈明した。しかし個人献金、とりわけ匿名献金の総額は他の国会議員に比べて突出して多い。【杉本修作、松本光央】

●本誌編集長が斬る
「国民や企業の規範になるべき次期内閣総理大臣の本命が、知らなかったとはいえ、歴然たるルール違反、秘書を解雇して済む問題ではない。

 鳩山氏は経済秩序の守り手・東京地検特捜部の小沢前代表の公設第一秘書兼政治資金管理団体陸山会会計責任者起訴に対し党内に「政治資金問題をめぐる政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」を設置、特捜部のあり方を問題にした。小沢氏も総理候補、95年以来、西松建設から多額な献金を受けていたことを知らなかったとは思えないのにだ。西松建設は公正な公共工事の競争を金の力で踏みにじった企業であったことは歴然だった。

鳩山氏は自らの政治資金管理団体のルール違反が明らかになった以上、法の番人・検察の権限行使の最高責任者・総理大臣候補として国民の信を問うのは遠慮すへきではないか、と思うが、年寄りの冷や水だろうか」


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