仙台フィルハーモニー管弦楽団の指揮者、山下一史さんが、南相馬市立原町第三小(児童524人)でワークショップ「オーケストラってなあに?」を開いた。児童は山下さんの指揮で元気いっぱいに合唱した。
日本交響楽振興財団が毎年、全国の1地区2小学校で行う教育プログラムの一環。
山下さんは「指揮者は曲をどう演奏するか設計図を作る」と説明。児童の合唱曲「ビリーブ」に「音が高い時は心を込めて強く歌おう」とアドバイスした。5年の佐藤遥日さん(10)は「強く歌うところと弱いところが分かった」と話した。
プログラムには同市立原町第二小も選ばれ、両校で3月まで、同管弦楽団の団員を講師に6回程度のワークショップが開かれる。【今井美津子】
毎日新聞 2009年6月27日 地方版