１９９２年のクラリオンガール準グランプリを受賞し、ＮＨＫ教育テレビ「熱中ホビー百科」司会やテレビ朝日系「トゥナイト２」で活躍した（３６）が東京都議選の新宿選挙区（定数４）から緊急出馬することが、２日までに分かった。

　後藤は今年４月、イメージＤＶＤ「千夜一夜の夢　後藤麻衣」で性器を露出したとして、わいせつ図画販売幇助容疑で警視庁に逮捕されたばかり。だが、「不起訴処分になった」（後藤）といい、起死回生のために「後藤まい」の名前で都議選へ打って出る。

　歌舞伎町のド真ん中に選挙事務所を構えた後藤は「とにかく、この街を元気にしたい」と意欲マンマン。「世界を代表する繁華街にしてラスベガスと姉妹都市提携をしたい。まずは治安対策」と、すでに具体的な政策を頭に描いている。

　後藤は独身だが、「この年になると友人の多くが子育て世代になった。新宿駅の駅ビルに保育所を設置したい」との“公約”も披露。都議選の公示は３日で、前日の出馬表明には選挙関係者も度肝を抜かれているが、「１５年ぐらい前から、ある政治家に『向いている。出馬すべきだ』と勧められてきた。今回、周囲の友人から強く勧められたこともあり、出馬を決意した」という。

　キャッチフレーズは「純粋無所属」。新宿選挙区は自民、民主、公明、共産の現職が出馬予定で激戦が予想されるが、「どの政党からも支援を受けずに当選を目指す」と話している。