無差別に技術をついばむ鳥

情報処理技術全般を気まぐれにつつくゆるいブログです

書籍をつつく68−ソフトウェア管理の落とし穴。業界人必読、深く考えさせられる本。

今までプログラミング系の本ばかり紹介してきたから、たまには違う分類の本も紹介するピヨ。
ソフトウェア管理の落とし穴 (新紀元社情報工学シリーズ)
この本は題名だけで察しが着くと思うけど、一応目次も見ておこう♪


【目次】
アメリカのプログラマーの没落
銀の弾丸の誘惑
ピープルウェア
ソフトウェア・プロセス
ソフトウェア方法論
CASE技術
ソフトウェア・メトリックス
ソフトウェアの品質保証
ソフトウェアの再利用性
ソフトウェア・リエンジニアリング
将来の動向 


この本は、高品質なソフトウェアを生産する為にプロジェクト管理のあり方を説いた本ピヨ。目次を見ると、一見アメリカのプログラマ専用に見えるピヨ。でも違うとボクは思うピヨ。ここに書かれている没落したアメリカの像は現在の日本情報産業と同じピヨォッ!!!E.ヨードン氏は、自動車産業を例に出して、品質を軽視する風潮だと、このままだといずれ日本に負け、世界一は日本となると書いているピヨ。だけど、実際はみんなも知っての通り、品質を軽視しているのは今の日本ピヨ。情け無いピヨォ。最近この本があったことを思い出して読んだんだけど、もう涙が出そうになったピヨ。だからボクはこの本を紹介しようと思ったピヨ。
この業界に従事する人、特に経営者や管理者はこの本を読んで欲しいピヨ。もちろん、SEも絶対に読むべきピヨ。そして、今の体制を見直して欲しいピヨ。この本を読めば、護送船団方式などで品質を犠牲にするその体質がどれほどの弊害を生むか分かると思うピヨ。プログラマは読まないほうが良いかもしれない。読むと自分の職場がどれ程馬鹿な事をしているのか嫌と言うほど分かってしまうからね・・・
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