書籍をつつく20−コンパイラ入門 C#で学ぶ理論と実践。お供にどうぞ♪2008-09-25 Thu 18:05
先ほど紹介した中田教授の聖書は、レベルが高すぎるので入門書との併読をお勧めするピヨ♪
それがこの書籍、
コンパイラ入門 C#で学ぶ理論と実践 (ソフトウェア実践講座) ピヨ♪まずは目次を見て見て♪ 【目次】 はじめに コンパイラ ステップ1:問題の把握 ステップ2:開発環境の設定 ステップ3:語彙定義 ステップ4:スキャナの構築 ステップ5:文法定義 ステップ6:パーサの構築 ステップ7:パーサの構築(変数と関数) ステップ8:パーサの構築(式と代入文) ステップ9:パーサの構築(選択文と繰り返し文) ステップ10:シンボルテーブル ステップ11:コードジェネレータ ステップ12:コードジェネレータ(変数と関数) ステップ13:コードジェネレータ(式と代入文) ステップ14:コードジェネレータ(選択文) ステップ15:コードジェネレータ(繰り返し文) ポストモーテム(事後検証) 目次を見たら分かってもらえると思うけど、この本は具体性が強いのがチャームポイントだピヨぉ♪他にも色々長所があるから囀るピヨ♪ まず最初に、実務的にコンパイラ開発を進めている事が長所として挙げられるピヨ。ボクが読んだコンパイラ本はどうしても理論に偏りがちか、間に合わせっぽくなる傾向があった。だけどこの書籍はそのどちらでもなかったんだ。 この本は、まずBNFの書き方が書いてあって、これから作るコンパイラの仕様が書かれていて、実際にどうやって開発を進めるのかが明確に書いてあったんだ。もっと具体的に言うと、テストコードとテスト方法がちゃんと書いているんだ。この点がボクの好みにピッタリ、ピヨ。中田教授の本はテストとBNFの書き方が丁寧に書いていなかったからね。やっぱり、実際にコンパイラを作るうえで必要なBNFとテスト手法を知りたいよね? 次に手に入りやすい開発環境で紹介しているところが好印象だったピヨ。yaccとか、古い開発環境で説明されても困るからね。yaccの使い方を書いてあって、構文解析そのものが書いていない書籍が多いから、ボクにとってはyaccを使っていないことが好印象だったピヨ。 最後に価格がとにかく安いことが好印象だったピヨ。中田教授の著書の福読書を求めていたボクには、そんなに高い本は要らなかったんだ。そんなボクにとっては、このぐらいの価格が丁度良かったピヨ♪この価格ならば、学生でも余裕で買えるだろうしね♪ ただ、欲を言えば、ディープさが足りないから、続編でもいいからもっとディープな内容を書いて欲しいな。そこは続編に期待しているピヨ♪ |
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