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2009年7月1日(水) 19:15 |
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路線価、不況で岡山・香川でも下落
去年からの不況の影響が岡山・香川の土地の価格にも現れています。 相続税や贈与税などの税額を算定する基準となる路線価が岡山市中心部で4年ぶりに下落しました。
岡山県内の最高路線価はJR岡山駅周辺の岡山市北区本町で1平方メートルあたり111万円で、前の年に比べ2.6%下落しました。 この場所の路線価の下落は2005年以来4年ぶりです。 急激な景気の冷え込みにより不動産需要が落ち込んだのが原因です。 また住宅地8000ヶ所の平均額は1平方メートルあたり5万3千円で前の年に比べ1.9%下落しました。 岡山県内の住宅地は 2007年・2008年と横ばいでしたが、不況の影響で再び下落に転じました。 一方、高松国税局が発表した香川県内の最高路線価は高松市兵庫町の中央通りで、1平方メートルあたり43万円で去年より2.3%下がりました。 去年はオフィスビルの新築や再開発事業の影響で16年ぶりに上昇に転じましたが、今年は景気の悪化でまた下落に転じました。 標準宅地の基準額の平均は4万8千円で、去年より4%下がりました。 17年連続の下落ですが、下落幅は、全国最大だった去年に比べ1.9ポイント縮小しました。 宅地は、都市計画の見直しなどの影響でピーク時、1992年の34%余りまで下がり、四国で最も落ち込みが大きくなっています。
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