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“限界説”一蹴?朝青龍が異例の連続稽古

稽古後、水浴びをする朝青龍(左)は女性記者の頭にも水をかける
稽古後、水浴びをする朝青龍(左)は女性記者の頭にも水をかける
Photo By スポニチ

 大相撲名古屋場所(12日初日、愛知県体育館)で3場所ぶりの優勝を目指す横綱・朝青龍(28=高砂部屋)が1日、愛知・春日井市の春日野部屋へ出稽古し、幕内・栃煌山らを相手に17番取って16勝1敗だった。番付発表翌日から2日連続で関取と申し合いを行ったのは“限界説”が浮上した最近3年間で初めて。大関・日馬富士との稽古も希望するなど、場所後に小学生の大会「朝青龍杯」(8月29日、両国国技館)を控えて賜杯にこだわる姿勢を見せた。

 周囲の予想に反し、朝青龍が2日連続で稽古に汗を流した。名古屋での初稽古となった前日は朝赤龍と14番。これまでのパターンなら翌日は「休養」だったが、この日の行動は迅速かつ精力的だった。

 前夜は相撲協会主催の意見交換会に参加し、名古屋市内に宿泊。この日は普段より30分以上早い午前8時に付け人と運転手を高砂部屋宿舎から呼び寄せ、春日井市の春日野部屋へ直行した。午前10時、両足を激しく叩いて土俵に入り、栃煌山、栃乃洋らと17番の申し合い。厳しい立ち合いから一気に出る相撲も披露した。16勝1敗で終えると「まだ軽い感じもするけど、悪くはない。あとは番数だけだ」と満足顔。若手のホープ、栃煌山を圧倒したことで余裕も出てきたのか「(場所前に)一度は日馬富士とやりたいね」と伊勢ケ浜部屋への出稽古を希望した。

 番付発表翌日から2日連続の関取との申し合いは「朝青龍時代」に陰りが見え始めたこの3年間で初めて。約1カ月間のモンゴル帰国で緩んだ体を鍛え直す意味がある一方で、関係者は「場所後のイベントがモチベーションを高めている」と説明した。8月29日に両国国技館で小学生を対象とした相撲大会「朝青龍杯」が開催される。母国モンゴルの代表5人も決定し、実行委員会による公式HPも立ち上がった。大会当日は土俵入りを披露する予定で、横綱も「大会に勢いをつけるためにも優勝したい」と話しているという。

 稽古後の水浴びではテレビの女性名物リポーターを呼んで水を掛けるなど悪ノリ。2日はCMキャラの「ファン太郎」としてラジオ番組の収録に臨む。それでも、稽古をさぼって「渋谷ガールズコレクション」に出演した春場所前とは気合の入り方が違うようだ。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年07月02日 ]

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