昔は炭鉱 今はホルモン 旨い!「トンチャン鍋」
新たな名物化を狙うホルモン料理「トンチャン鍋」
Photo By 共同 |
「月が出た出た」の炭坑節で知られる福岡県田川市で、かつて炭鉱マンたちに愛されたホルモン料理「トンチャン鍋」を新たな名物にする取り組みが活発だ。
炭鉱閉山で衰退した地元の町おこしに取り組む市職員の若手有志が「過酷な労働を支えたスタミナ源」に着目。食べ歩きに便利な「田川ホルモンマップ」を作り、会員が市内の焼き肉店で1品サービスなどを受けられる愛好会「田川ホルモン喰楽歩(くらぶ)」も立ち上げた。
トンチャン鍋は、豚や牛の内臓をみそやしょうゆベースのたれであえ、野菜もたっぷり。かつてはセメントを入れる紙袋をしちりんに載せ、鍋代わりにした。その形に似せ、中央がへこんだ鉄板を使うのが特徴だ。
愛好会の会長で市企業誘致育成推進室の金子和智さん(38)は「安くて栄養があり、酒にも白いご飯にも合う。旧産炭地ならではの食文化を全国に広めたい」と意気込む。3月には北九州市でご当地グルメイベントに参加し、1000食を瞬く間に完売したという。
愛好会は現在250人以上。入会金500円で一般会員を募集している。問い合わせは田川ホルモン喰楽歩事務局(市役所内)、電話0947(44)2000。
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