今年4月、福岡大学病院(福岡市城南区)で、患者の相談データ9000件が入っていたパソコン1台が盗まれた事件で、福岡県警早良署は29日、福岡市中央区今泉1、自称会社員、豊原彰容疑者(48)を窃盗容疑で逮捕した。
容疑は、4月11日午前10時半すぎ、同病院本館医療相談窓口のノート型パソコン1台(10万円相当)を盗んだとしている。当時、豊原容疑者の母親が入院中で、病院の対応を巡って苦情を言っていたという。豊原容疑者は事件発覚後に「情報が流出しないといった病院側の釈明は事実と異なる」と、怪文書を複数の新聞社に郵送していたという。
毎日新聞 2009年6月30日 西部朝刊