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井岡一翔、最速日本王者へミニマム級照準

 世界ランカーの国重とスパーリングを行った井岡(左)=大阪市浪速区・井岡ジム
 世界ランカーの国重とスパーリングを行った井岡(左)=大阪市浪速区・井岡ジム

 史上最速3戦目での日本王座奪取を目指すボクシングの井岡一翔(20)=井岡=が1日、ミニマム級をターゲットにする意向を明らかにした。

 Lフライ級を主戦場としているが、ジムメートの宮崎亮(20)が10月に日本Lフライ級王座に挑戦することが、この日までに内定。このため、階級を上げるか下げるかの選択を迫られたが「フライよりはミニマム」と、きっぱり。「(体重は)落とせる。アマの時と比べたら、前日計量だし全然楽」と笑顔を浮かべ「宮崎には日本(王座)を獲ってほしい」とエールを送った。

 この日は7月26日のプロ2戦目に向けて大阪市内の井岡ジムで練習を公開し、WBC世界Lフライ級6位の国重隆(大阪帝拳)と4回のスパーリングを行った。鋭い動き、力強いパンチで世界ランカーを圧倒し、スパー中に計測した心拍数は「普通の人なら死んでしまう数値」(井岡会長)という210を計測。人間離れした強心臓で、最速王座まで突っ走る。

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