北海道月形町の月形刑務所は30日、収容中の受刑者約150人分の名前や罪名を特定の受刑者に漏らしたなどとして、30代の男性看守を停職6カ月の懲戒処分とし、行政機関個人情報保護法と国家公務員法違反の疑いで書類送検した。
情報を受けた受刑者も漏えいを唆したとして、国家公務員法違反容疑で書類送検。男性看守は同日付で依願退職した。
同刑務所によると、看守は2007年11月から12月にかけ、6回にわたり30代の受刑者に計153人分の名前や罪名、暴力団関係者であるかどうかなどの情報を漏えい。また、自費で買った書籍を不正に差し入れるなどしていたという。