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年金受給資格のある無年金高齢者が3万人 社保庁調査

7月1日21時16分配信 産経新聞

 年金記録問題で、社会保険庁が25年の加入期間を満たしていない無年金の高齢者をサンプル調査した結果、対象者の2%が、実際には受給資格があるのに、その事実を知らなかったことが1日、分かった。社保事務所での年金相談で未統合記録を見つけられなかったり、思い込みで相談に行っていないことなどが原因だ。

 無年金の高齢者は全国に約73万人と推計されており(平成19年4月現在)、今回の調査で回答が得られなかったケースを含めると、年金受給資格のある無年金高齢者は、約3万人に上る可能性もある。

 調査は今年4月1日年金受給資格に当たる25年の加入期間を満たしていない62歳以上の1628人を対象に実施。このうち32人が受給資格を満たしていた。専業主婦が多いほか、保険料納付などの年金記録がありながら、基礎年金番号の記録と統合できなかったため、無年金になっているケースが21人あった。

 受給資格を満たすことを知らなかった理由については「年金が出ないと思い込んで相談に行かなかった」と回答した人が11人いたが、社保事務所などで「受給資格を満たさない」と説明された人も4人いた。

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最終更新:7月2日0時32分

産経新聞

 

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