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「新しい歴史教科書」批判の元中学教諭免職は適法 東京地裁
このニュースのトピックス:民事訴訟
授業で「新しい歴史教科書をつくる会」を批判するなどし、分限免職処分となったのは不当として、東京都千代田区立中の元教諭の女性(59)が、都と区に処分取り消しなどを求めた訴訟の判決が11日、東京地裁であった。渡辺弘裁判長は、「都教育委員会の判断に裁量権の逸脱はない」として請求を棄却した。
渡辺裁判長は「元教諭は自分の考えにそぐわない見解を一方的に非難する傾向があり、3度の懲戒処分や長期研修を経ても改められず、教育公務員として適格性を欠く」と指摘した。
判決によると、元教諭は授業中につくる会や支持派の都議などを「歴史を偽造した」と名指しで批判。ほかにも生徒の保護者とトラブルを起こすなどしていたことから、都教委は研修を命じたが、反省が見られないとして平成18年3月に分限免職処分となった。
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