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「検定内容なぜ知り得たのか」つくる会が韓国に質問状
このニュースのトピックス:学校教育
今年4月、自由社が発行元となる中学歴史教科書の検定合格に韓国政府が抗議したことをめぐり、同教科書の執筆の中心となった「新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)は、「非公表の教科書の内容を事前に知っていたか、もしくは内容を知らないまま声明を発表したのか」などと声明発表の経緯と真意をただす公開質問状を李明博大統領らあてに送った。
自由社の教科書は4月9日午前に文部科学省が検定合格を発表。韓国政府は同日午後、外交通商省報道官声明で「依然として過去の過ちを合理化し美化する誤った歴史認識に基づいた歴史教科書」などとして合格に強く抗議し、日本の青少年が「歪曲(わいきょく)された一部の教科書を通じ誤った歴史観を持つ」ことを憂慮。外務省にも同内容の申し入れを行った。
同会は質問状で、「検定は非公表で行われており、内容は文科省以外知り得ないことになっている」と指摘。声明発表の経緯を尋ねるとともに、「過去の過ちを合理化し美化」「歪曲」などの表現に対して「自由社の教科書のどの部分の記述が該当するのか」と具体的な指摘を求めている。
また、「日韓両国の友好親善に反するこのような内政干渉は止めるべきだ」として、韓国側の考えをただしている。
質問状は22日付。李大統領のほか権哲賢韓国大使館特命全権大使にも送られ、30日までの文書回答を求めている。
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