トランスメディア提供アイコン01ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第十一回

道玄斎です、お早う御座います。
何だか寝付けずに、手すさびに作業したら、一発ブツが出来てしまったので、それを肴にしつつ、今日も今日とてノベルゲームの為のDTMをおべんきょうしませう。



■シンプルなものほど……

曲がりなりにも一年くらい、それっぽいソフトを買って、効果音を作ったりループ素材を作ったり、ときたま曲らしきものを作ったりしていると、何となく「これは意外と出来そう」「これは難しい……」というような事が分かってきたりします。
まぁ、云ってみれば「割とすぐにソレっぽくなるジャンル」と「経験や知識がないと難しいジャンル」の二つに大きく分けられるのではないかと。

独断と偏見で考えてみると、どうも、「エレクトロ」な感じの曲は、割と形にし易い。
派手な感じのモノだったら、例の「四つ打ち」にやっぱり派手な感じのシンセでコードを付けてやれば、何かそれだけで一個のトラックが出来たような気になってしまいます。
勿論、知識のある人が作ったものと、そうでない人の作った「ソレっぽいモノ」は聞き比べてみると一目瞭然。明らかに別物なんですけれども、それでも、自己満足的に「を! イケルじゃん!」って思えるものは作り易い気がしますねぇ……。

私も過去に、似非エレクトロニカとかちょっと作ってみた事もありますよね。
例えば、「四つ打ち」みたいな、制作の為の取っかかりがあると、結構やりやすい。


一方で、最強に難しいと思われるのは、シンプルな曲です。
シンプルってのは、鼻歌とか、そういう事じゃなくて、使う楽器の構成がシンプルだったり、とそういう意味です。究極なのは「ピアノ曲」。こいつぁ、知識がないと難しいぜ。

落ち着いて考えてみれば、ピアノという楽器が如何に凄い楽器かって事なんですけれども、シンプルにピアノが鳴って、その上にヴォーカルを重ねるような曲、商業や同人を問わず、割と耳にするんじゃないでしょうか? 大抵、ちょっといい場面だったりで使われるヤツです。

別に歌モノじゃなくても、ピアノだけの曲ってのは、ノベルゲームのBGMでは、定番中の定番です。
さりげないちょっとお洒落な日常曲だったり、或いは不安をかき立てるような緊張感のある場面、はたまた涙を誘う感動的な場面……。殆ど全ての場面で、ピアノ曲というのは使用出来るわけです。

畏れ多くも「ノベルゲームの為のDTM」をやっていっているわけですから、難しいのは承知の上で、「ピアノだけ」で構成された曲にも挑まなければいけないのです!
いや、ホント、もっと真面目にピアノ習っておけば良かったよ……。今だったらきっと嬉々としてレッスンを受けるんでしょうけれども、当時、一桁台の年齢だった私はピアノの日が厭で厭でねぇ。何が厭って、ミスタッチで定規で手をはたかれたりする事だったりしたわけです。

兎も角、シンプルなピアノ曲は本当に「誤魔化し」が効かないという怖さがあります。
派手にシンセを重ねて、何となくソレっぽくなるものとは、この「誤魔化し可能かどうか」の部分が異なる訳ですな。或る意味で、エレクトロな音楽って、定型が無いというか、コードとメロが合っていなくても、それがリズムに合っていて、曲のアクセントになっていればそれはそれでOKだったりするので。。


で、随分前口上が長くなりましたが、出来上がったブツはこちら
例によって、アドレスをコピーして直接ブラウザに貼り付けないと聴けなかったりします……。いやぁ、面倒掛けてスミマセン……。
珍しく、今回はタイトルが仮タイトルです。「長雨(仮)」という事で。ちなみに「ながあめ」ではありません。「ながめ」です。「我が身よにふるながめせしまに」の「ながめ」。

何か、所々ベロシティが変だったり、音がぶつかっていたり、変な音が入っていたりしますが、初稿(?)という事でご容赦下さいませ。その内……直す……と思います……。



■解説めいた何か

というわけで、どうやって作ったのか、とか、ピアノが弾ける人が見たら卒倒するような感じですけれども、解説めいたものを……。

今回は、何となく気分の問題で、最初は「レ・ファ・ラ」のコード、つまり、Dm(でぃーまいなー)から始めてみました。何か、適当なコード(自分が好きなコード探してみてくださいな)を鍵盤で弾きつつ、それに合うようなメロを考えていけば良いみたいです。

ちょっと脱線しますが、曲ってどうやら、「メロディから先に作る」ケースと今回の様に「コードから作る」ケースの二種類あるそうな。何冊か本を読んでみた所、コードから作る方が初心者向きらしいですよ。
まぁ、それもあんまり堅く考えず、場面場面で好きな方を選択すればいいんじゃないかと思います。実際、多分、コードから作っていても、途中で「この展開だったら、こういうメロディが」とか、部分でメロディから作ったり、或いは、メロディから作っていても「次はこういうコードの展開にしよう」とか、そういう事って普通にある事だと思います。
だから、あんまし杓子定規に考えず、やりやすい方法をその都度やりやすい様に使う、というアバウトな感覚でいいんじゃないでしょーか。

正直、最初の4小節でアイデアが枯渇したのですが、困った時には、コードを分散させて弾いてみれば良いかもしれません。困った私は、CM7(しーめじゃーせぶんす)を適当に分散させて弾いてみる事に。コードを分散させて弾くことを分散和音(アルペジオ)というようです。
音楽に馴染みが無くても(私もそうです)、アルペジオという言葉は割と耳にしますよね。

んで、CM7のアルペジオで間を持たせつつ、自分の気持ちよいコード進行を探しててきとーに弾きつ、メロを付けていきました。ってメロって云っちゃいましたが、今回は殆ど、このアルペジオで誤魔化してますね……。
要は、アルペジオはコードを分散させて弾く事だけれども、それ自体もメロになるってわけですな。
グーなコード進行だったら、そのコードの流れだけでも十分に美味しいフレーズ(?)になりますしね。

後は、所々に7thコードや9thコードを入れてやる事でしょうか。
「ド・ミ・ソ」みたいな三つで構成された基本の和音よりも、複雑で味のある音になります。私自身も良く分かっていないので、コードについてはご自身でお調べ下さいませ。

最後に、音の空白部分に適当な音を入れて、間を持たせて完成という訳です。
んー、手抜きというか、それしか出来なかったというか、何とも言えない感じですけれども、作っちゃったんだからしょうがない。


いづれにせよ、もうちょっとちゃんと作り直して、例の『夏みかん(仮)』に使えたらいいなぁ、なんて思っています。まぁ、兎に角今回云いたい事は「ピアノ曲は地力が試されるぞ」って事ですな。
何かグーな方法、ありましたら是非ご教授下さいませ。



そろそろ朝風呂にでも入ってくるとしましょうか。
それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-30 05:23 | サウンドノベル | Trackback(1) | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol.216

道玄斎です、こんばんは。
何か、最近、休日診療ばかり利用しているような気が……。病院にとっちゃ迷惑極まる……。



■点滴第二弾

というわけで、今日も点滴、入れてきました。
昨日も日記にて書きましたが、ふくらはぎの痛みと眩暈、熱などの症状が全然治まらない為、今日も今日とて休日の病院に行きました。マジで、がに股歩きを余儀なくされるような、そういう痛み(こむら返りが起きた時みたい)なので、タクシーを使ってさっくりと移動。

んで、今日も点滴にお出まし願ったって訳です。
点滴を入れた事のある方はご存じかもしれませんが、点滴の良さってその「効き」が良い所にあったりします。そりゃぁ、針をブッ刺す時は痛いよ? だけれども点滴を入れるとウソみたいに体が楽になるから不思議。
昔、別の病気で救急車で運ばれた時も、ぜぇぜぇやっていて、息をするのも苦しかったのですが、点滴を入れて貰ったら、たった小一時間くらいで信じられない程回復したもんです。

今日は休日外来用の、まぁ行ってみればバックグラウンドの施設みたいな所で診療。
ベッドがいくつか置いてあって、当然の如く、みんな顔色が悪くてうんうん唸っていたりします。。
そのベッドの一番隅っこに寝かせられ点滴を受けた訳ですが、休日で人が少ないわけで……看護師さんの雑談が筒抜けになってましたw まぁ、平日の病院だったら、きっとそんな事はないハズですけれども、これも休日ならではの醍醐味でしょうか……?

看護師さん達の雑談は、結構アレで、「トマト喰おうぜ! リコピンとか入ってるし!」みたいなものから、微妙に患者批評みたいな、ヤバい感じのも折り混ざってましたw

正直、私は点滴入れられて、やっぱりうんうん唸っていたわけですから、「頼むから静かにしてくれよ……」という感じだったんですよ、最初は。だけれども、ちょっと考えてみると、普通の人だったらきっとお休みのハズの日曜日を犠牲にして、こうやってちゃんと、点滴を刺してくれたり、対応してくれたりしている訳ですから、全く有り難い話です。
ついつい、こちらからしてみると、お医者さん、或いは看護師さんってのは、ちょっと一般の人とは違う、特別な感触があって、「ちゃんと働いてくれYO!」的に思ってしまうのですけれども、彼らだって人間ですからねぇ。お休みだって勿論必要だし、肝心の「治すサイド」の人間が倒れちゃったら、それも非常に困った事になりますし。

でも、こうやってちゃんと日曜日の午後にやってきた私に点滴を入れてくれて、貴重な日曜日を使ってくれているんですから、雑談くらい別に目くじら立てる必要ないじゃないか、といつになく寛大な気持ちが芽生えてきて、ウトウトして少し眠ってしまいました。

結局、点滴のお陰で大分又調子が良くなって、帰宅したんですけれども、休日や時間外診療って会計が閉まっちゃうから料金は実は「ツケ」なんですよね。預かり金みたいな形で幾ばくかのお金を預けてはいるのですけれども、今日で又、結構ツケが貯まってしまいましたw
近々、全うな時間に病院に行って、ツケを払いにいこうと思います。



■そろそろ恋しく

そろそろゲームの方が恋しくなってきましたが、ちょっと今は、プレイする気力が……という感じですね。
ここ暫くの間、情報サイトをチェックしていなかったのですが、多分、色々と面白そうな作品、気になる作品がリリースされていることでせう。

このブログを始めて、もうすぐ丸二年になるわけですが、本筋である所のゲームの更新が途絶えているってのはみっともないなぁ、なんて考えます。

恋しいと云えば、ここ暫く殆どお酒も呑んでいませんでした。
別にアル中とかそういうわけじゃないくて、寧ろ下戸の方なんですけれども、生活を楽しくする為にお酒はたまにはあってもいいわけで……。次の日に残らない焼酎が、ここ暫くのメインなんですが、今無性に日本酒が呑みたいですねぇ……。キリッと辛口のヤツ。ガンガンに冷やして、何か塩気の効いたおつまみと一緒に……。

ただ、お酒、加水分解ですから、脱水症状が……w


……なんて書いていたら、お酒が呑みたくなってきたので、今家捜ししてきました。
幸いにしてモノはあったのですが、「越燦燦」の純米吟醸なるものしかありませんでした。おっかしいなぁ、なんかもっと買いだめしていたような気がしたんだが……。冷えて無かった為、ロックで呑んでいますが、割と甘口?? ネットで今見てみると辛口らしいのですが、まろやかで、且つフルーティな吟醸香もちゃんとしますね。まぁ、これはこれで美味しいからいいか……。

そういや、お酒で思い出したんですが、スーパーとかでお酒を買うとき、私には物凄い不満があります。
これは、「温度管理がなってない」という事。発泡酒でさえちゃんと冷蔵されているのに、何故か日本酒は温度管理も何もなく、むき出しの状態で置かれている事が多いのです。
折角、良い銘柄を仕入れても、ちゃんと適切な温度で管理しなきゃ味が落ちるんじゃないかなぁ? と思うわけですよ。ワインなんて鍵付きの冷蔵装置に入れているのに、何故自国の酒がこんな扱いなのだ……とw

ワイン……たまーに呑む事もありますけれども、私はどちらかと云えばニガテな方。
呑むと、次の日頭痛がしますし、あの渋みみたいなのもイマイチ好きになれない。そもそも日本人は主食が米なんだから、米のお酒を呑むのが一番理にかなっていると思うんですが、如何でしょうか??



さてさて、久々のお酒なので、回りが早いですねぇ……。
大分酔ってきたので、今日はこのへんで。


それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-29 01:41 | 日々之雑記 | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol215

道玄斎です、こんばんは。
こんばんは、というかお久しぶりです、と云った方が良いくらいですかね……。
何だか全然更新も出来ずに居たわけですが、有り難い事に閲覧して下さったり、或いはコメント、メールを下さった方なんかもいて、涙腺決壊しちゃいますね。
年取ると涙もろくなるのよ……。



■本当は、なんてことあるんだけども

今日は本当は「なんてことある」方に相応しいんですが、そればっかり続いてもアレなので、「なんてことない」方にしてみました。

まぁ、ここ暫く、色々とあって、点滴を入れたり結構ハードな日々が続いていました。
主に肉体面での疲れが大きくて、「ゲームをしよう」という気力が湧かなかったのは事実。。
ゲーム(ノベルゲーム限定だけど)大好き人間の私が、こんなにノベルゲームの事を考えなかったのは、かなり久しぶりの事なんじゃないかなぁ?

あっ、全く考えなかったわけじゃないか。
自分がプレイする、とか自分が作るとか、そういう形じゃないけれども、間接的(間接の間接くらいだけども)にノベルゲームに関わるような事も無いわけじゃなくて、そういう部分で癒しがあったのも事実でした。

だけれども、ちょっと「うーん……」な結果に終わってしまって、そこが残念。
どうしようもないやるせなさを抱えつつ、今日、明日は肉体の回復に充てようと思います。よくよく考えたら、昨日、気がついたら意識が飛んでいて、目を覚ましたら今日のお昼くらいだったというw やっぱり、肉体疲労は累積しますねぇ。若い時はこのくらい何でもなかったのに、歳を取ると、結構……ね。



■痛い箇所

点滴を入れた所は、黄疸? いや違うな……。なんかアザみたいになっています……。
まぁ、これは割と良くある事なので(昔入院して、一週間点滴入れっぱなしの時もそうなってました)全然大丈夫なんですが、不思議な事にふくらはぎが異常に痛い。。

筋肉痛? けれども別に走ったり飛んだり跳ねたりって事はしてないんだけれどもなぁ。
何か妙に痛くて、ヘンテコな歩き方になってますがw

オマケにさっき、紙で指をざっくり切ってしまって。
「本当に紙かよ?」って文句を云いたくなるくらい切れて、結構な量血が出てしまいました。カミソリとか仕込まれてたんじゃないだろうな……w

何だか痛い所が多くて、満身創痍って感じですが、無事生きています。
来週くらいから、又色々とね、更新とかも出来たらいいなぁ、と思いつつ。



それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-27 23:36 | 日々之雑記 | Trackback | Comments(2)

トランスメディア提供アイコン01なんてことある日々之雑記vol.11

道玄斎です、こんばんは。
こんなに早く「なんてことある」の方を更新する事になるとは……。



■例のヤツが出た。

例のヤツってのは、点滴の事です。
つまり、ついにぶっ倒れたって事ですな。私、結構体弱いんですよね……。
ちょっと色々な悪条件が重なって、ついについに点滴にお出まし願ったという。

採血とかも同時にやったんですが、あの注射も痛くてねぇ。
まぁ、無事に(?)点滴なんかを終えて、ワンショットとかちょっと物騒な名前が付いている消毒綿で刺した所を拭かれました。「暫く押さえておくように!」なんて云われるんですけれども、正直怖くておさえられねぇ……。

その後、診察を受けて(CT撮ったりもしたから結構時間掛かった)帰宅。途中でスーパーで30%引きになっていた、中華弁当を買いました。何となく中華食べたかったんだよ……。

一応、こっそり人の居ない所で点滴の写真も撮ったんですけれども、微妙に私の血も写っていたりして、生臭い感じなのでアップするのは今はやめておきませう。


というわけで、薬も飲んだし、今日はこのへんで眠らせて貰います。
正直、もうまぶたがくっつきそうでねぇ……。


それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-23 23:17 | 日々之雑記 | Trackback(1) | Comments(3)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol.214

道玄斎です、こんばんは。

昨日、今日で惰眠を貪り、ご飯も大量に(と、云っても平常時くらい?)食べ、少し回復した感じです。
ただ、まだ眩暈、しますねぇ……。胃も重たいし、ご飯食べても油断すると戻しちゃいそう。



■平常心って大事なの?

良く言いますよね。「平常心こそが大事」とか。「心頭滅却すれば火も亦涼し」(これはちょっと違うか?)とか。
多くの先輩の例に漏れず、私もこの「平常心信者」だったわけですけれども、その信仰が微妙に揺らぎつつありますw

ほら、落ち着いて考えてみれば、「平常心」って考えている事自体が「平常心」じゃない事の証拠じゃないか。
平常時には、その時の心の有りようというか、持ちようみたいなものを考えてなんていない。悪く言えばルーチンで、物事をこなしているハズ。
「平常心」って考えている事、それ自体が「異常心」なんだよなぁ。なんてお風呂に入りながら考えていました。

ただ、それは心の有りようの捉え方の問題であって、「平常通りの事をする」ってのは、寧ろ良いみたい。
つまり「習慣を普通に行う」って事ですね。私にとってのその一つは、このブログでどうでもいい事を吐き出す事だったりするわけで、そんな事を考えていたら、ここまで文字を打ち込んでいたというw

もしかしたら、「平常心」ってある種の「鈍さ」みたいなものを示す言葉なのかも。
日常無意識でやってる「いい加減な感じ」(い、いや、真剣にやってるんですけれどもね……)で物事を処理出来るような、良い意味での「いい加減さ」、「ちゃらんぽらんさ」(変な日本語だな……)、「テキトーさ」とかね。そういう部分を異常事態でもマイペースに出していけるような人、それが「平常心」を持っている人なんじゃないかねぇ。

そういや、昔……15年くらい前なんですけど、『無責任艦長タイラー』ってアニメがあって、主人公のタイラーってのが、タイトルが如実に示すように、ちゃらんぽらんなヤツなんですよw この私が見て「こいつ……駄目だわ……」と思うくらいだから、相当なもんだw

けれども、タイラーは、そのいい加減さ、適当さで、数々の事件を持ち前の強運と共に乗り切るわけよ。
その良い意味での「無責任さ」「だらしなさ」「ちゃらんぽらんさ」が、最高に魅力で、それによって、人をまとめあげちゃったり、大軍を撃退しちゃったり、とお決まりのサクセスストーリーの形を取るわけですが、今、こうして思い出せる辺り、結構、印象的だったんでしょうねぇ。

私も、魅力有る「無責任男」になりたいなぁ、なんて思います。。



■澄ましているけど。

まぁ、今ちょっと忙しくて、柄にもなく「平常心とは?」なんて考えてしまう辺り、結構参っている証拠ですが、厭な事だけが山積みってわけでもなくて、ちょっとオイシイ場面もあったりして。

例えば……。
何かね、最近、若い女性(何と複数人だ!)に「美形ですね……」的な事を云われたり、おばちゃん達からは「携帯でお顔撮影してもいいですか?」とか云われちゃったりなんかして、内心では小躍りして「おいおい! 良い事云うじゃん! もっと云ってくれYO!」って感じなんですが、妙におすましして、「やぁ、おはよう」とか何とかいいつつ、軽く片手を上げて颯爽と通り過ぎたり……w ちょっと演技過剰ですねぇ……。
ま、冷静になって考えれば、「お前等、今日は休んで目医者でも行け……」って思うんだけど。。w

んで、人が居なくなった瞬間、内圧が無くなって、一気にでろーんとなったりしますw
でろーんとなった時の、顔は見せられないわ……。薄笑いを浮かべつつ、口元が弛緩していたりして、何かヤバいお薬をやってる人みたいw 
オマケに、よくよく鏡に映った顔を見てみると、目の下にクマが酷いしね。。寄る年波には勝てず、日々疲弊していってますけれども、そんなこんなでエネルギーを補充しつつ、何とか何とか生きていますw



■和食。

やっぱり、歳を取ってくると和食というか、お魚とか煮物とか、そういう食べ物の方が体に優しい感じになっています。ただ、和食って実は外で食べるにせよ、自分で魚なり買ってくるにせよ、結構お値段が高かったりするんだよね(年に数回くらいしか魚、さばかないけど)。

私の友人には、毎日夕飯を「中華料理」にしている人がいます。
先日、電話で話した折り、


道玄斎「ちょっと、それは体に悪いんじゃない? いくらなんでも」

友人「そりゃ、そうなんだけどもさ、中華料理って旨いじゃん?」

道玄斎「うーん、まぁ、基本的にオイシイものが多いよねぇ」

友人「どうせ食べるなら、自分が旨いと思うもん喰った方がいいじゃん」

道玄斎「…………けど、太るでしょ?」

友人「実は、ズボン買い換えたんだ……」

道玄斎「もう、そういう部分も気をつけないといけない歳だよね……」

友人「…………確かに」


なんて会話をして、お互い一瞬凹んだりしたんですがw
その友人、中華料理って云っても「日本の中華料理」が好きみたい。本場の中華料理は駄目な感じ。
私は例の怪しい、超本場指向の歌舞伎町の中華料理が日本で一番美味しい中華料理屋だと思っているので、そこらへんで意見が異なったりします。
っていうか、その友人を連れて、例の中華料理屋に行った時、あいつあんま喰ってなかったもんなぁ……。

兎に角、その友人はすらりとした長身だったんですが、最近、結構ふくよかになられたよーです。
逆に、むちゃくちゃ昔からの付き合いだから、そいつが太った所、想像出来ないんですよね。もう結構会ってないし。
夏になれば、そいつともう一人の友人と、温泉にでも行こう、なんて話しています。


っと、また脱線した……。
兎に角、もうアレですよ、お肉類とかしつこいものがあんまり食べられなくなっちゃった、って話です。
毎晩中華料理を食ってるヤツと比べて、自分だけ老人というか、年寄りの域に入ってきちゃったみたいで、不安を覚えますw 実は健康診断をやったら、身長が少し縮んでいたし……w あと十年もしたら……って考えたくないですね……。。


さて、健康のためにもそろそろ眠るとしましょうか。。

それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-21 00:33 | 日々之雑記 | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01なんてことある日々之雑記vol.10

道玄斎です、こんばんは。
ついに「なんてことある日々之雑記」も、このブログ二周年目直前にして、10回目に到達です。



■リミットブレイク

「なんてことある」方は10回のまだ、控えめな数字だからいいんだけれども、いつもの「なんてことない」の方なんて、210回以上書いてるもんね……。

まぁ、それは兎も角ご無沙汰しておりました。
今まで、これほどこのブログを放置した事はきっとないハズです。。

いや、放置したくてしているわけでは全然無くて、単純にゲームをする時間、いつもみたいにボヤく時間が無かっただけです。今日は週末ですから、久々に更新っと。

生活は大分荒んできました。
昨日なんて、夕飯、フルーツグラノーラとか云う、ドライフルーツが入ったケロッグ的なヤツに牛乳掛けたものだけでしたし、朝食もパンを一口、昼食はお菓子を食べてお終い、なんてちょっとアレな生活。

体重は、5キロくらい落ちました。
体重計に今日、久々に乗ってみて「ちょっとマズイなぁ……」と思いました。
友達とか、身の回りの人は丁度体の曲がり角というか、早い話が中年太りの初期症状が出ていて「最近腹が出てきたわぁ」なんて良く聞くんですけれども、幸い、普通に生活していれば、私はそんなに体重は変動しません。
けれども、5キロ減で、体重と身長のベストな値みたいな、表があったりするじゃない? あれで見ると、明らかにこの体重だと「やせすぎ=危険」の域に入ってますからねぇw

ちょっと前に、体力を付ける意味で、ご飯を食べまくって身長比率の平均体重くらいに持っていった事もあるんですが、その時から比べると10キロ以上落ちているハズです。流石にマズイなぁ、と思うんですが、ここの所すっかり食が細くなってしまって、あんまりご飯を食べたいと思わないんですよ。
早い話、胃が重たいんですよねぇ。
季節柄ってのも関係あるかなぁ? 今がハードだから、という理由だけじゃない気はします。。


大体、睡眠時間も一日辺り2~3時間、車の中で寝たりして、多く採ったとしても3~4時間くらいでしょうか。カッコいい云い方をすれば、ナポレオン並の生活です。
ナポレオンってブランデーのアレじゃないですよ。ナポレオン・ボナパルトさんです。
けれども、彼、結構昼寝とかしていたみたいで、合計すればそれなり毎日ちゃんと眠っていたんだそうな。ちょっと羨ましい。

流石にこういう食生活、睡眠時間だと、体の彼方此方にガタが出てきます。
今、一番酷いのは眩暈かな? 気を抜くとふっと意識が遠のくっていうか。あと、微妙に千鳥足というか、そういう歩き方がデフォルトですw きっと眠たくってフラフラしてるんでしょう。
こないだ、階段から落ちましたし……って云っても最後の数段で落ちたので、怪我とかは無かったんですけれども、そこまでフラフラだとももう、笑っちゃいますよね。
そこに来て、毎日怒鳴ったり(割と短気なんですよ……私)していて、疲れちゃいました。

まぁ、その勿論、ただ辛い苦行みたいな日々が延々と続いているってんじゃなくて、そこにはちゃんとオアシスがあります。まぁ、ホッと出来る場みたいなものでしょうか。そこで英気を養って、またあれこれやって……と、そんな日々を繰り返します。

結局、食費や雑費は減る一方で、経済的には良い生活なのかも。。
タクシーとかガンガン使っても、遥かに安上がりに済むってのは或る意味凄い気がしますが。
今日は、ちょっと本屋に寄って、マンガでも買って息抜きをしようと思って適当に手に取ったものを買ったら、後味の悪いマンガでねぇ……w


まぁ、ちょっと今意識が大分飛びそうなので、そろそろ眠ろうと思います。
明日、終日眠っていそうです……。


それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-20 01:50 | 日々之雑記 | Trackback(1) | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol.213

道玄斎です、こんばんは。
やっぱり、ゲーム……恋しくなってきますねぇ……。

修羅場って程じゃないのですけれども、色々な問題が一挙に押し寄せていて、本当に集中して取り組みたいものに、全力を振り分けられないと云った感じ。

んー、どうしたものか……。



■ちょっとお化粧

私は化粧なんてしませんよ、当然。
以前、ちらっとお話した、mp3ファイル消失事件なんですけれども、どうもftp絡みで変更があったらしくて、その煽りを受けてファイルが消失した……のかもしれません……。

で、もう一度ファイルを上げ直そうと思ったのですが、折角だから、ちょこっとお化粧をしてからファイルを上げ直す事にしました。ちょこっとの積もりが二時間くらい掛けちゃった……。

本当の化粧だったら厚化粧もいいところですけれども、まぁ、こっちは或る意味で拘りの世界というか。
多分、自分以外の人にとっては、どうでもいいであろう所を、延々と直したり、戻したり、微調整したり、そんな事をやっていて、「取り敢えず自分が聞いて気持ちよい」感じにまでもっていったわけです。

お化粧をしてやったブツはこちら
一応、書いておくとタイトルも変更なしの『手児奈の記憶』というもの。
あー、そうそう、何かクリックしてもうまく聴けないようなので、興味があればアドレスを直接打ち込んでみて下さい。何故かそうすると聴けたりします。

一年くらい前からタイトルだけ出来ているという、訳の分からんもんですがw
こういうタイトルを付けるって作業は面白くて、肝心の現物が出来ていないのに、やたらめったらタイトルだけは量産していたりしますw 『ツァイトガイスト』(←綴りは後で調べます……)とか、『花いちもんめ』とか。
こういうちょっと「アレ」な感じのタイトルの付け方が私の好みみたいです。


それはともかく、大体からして、今まで作ったブツを見てみると、トラック数が異常に少ない事に気がつきます。
つまり、音色をあまり重ねない(というか重ねられない?)んですよね。単純にそれは、私に力量が足りない、という事が90%以上を占める理由なんですが、それでも、自分の中で、こうした現象の説明は付けられます。

一応、ノベルゲームの為のDTMを標榜しているわけですから、そこには「ノベルゲーム的シチュエーション」が常に頭の中にあるわけですよね。「○○な場面で流れる曲」とか、曲想って云えばいいのかな? 曲のイメージです。
で、そのイメージがカッチリしていればしている程、そこに「純粋性」をどうしても私は求めてしまうんですな。だから音を足すと、イメージした時に頭の中で鳴っている2つ3つくらいの音、それが濁ってしまうような気がして、挑戦してみればいいのに、音を足すという作業を忌避していたという訳です。

実際、やってみるとあれこれ、音源が欲しくなりますねぇ……。
ハード音源ってのが、今では寧ろ下火になってきていて(という認識で合ってます?)、ソフトシンセばかりなのですが、やっぱり、「欲しいもの」「使えるもの」ってのは、ハードにせよソフトにせよ、お金を出して購入する必要がありそうです。
まぁ、それはまた、もうちょっと活動を続けていってから、の話ですよね。



多分、今週がちょっと山場な気がするので、更新頻度はかなり落ちる予定ですが、折りをみて、更新出来たらいいな、と思っています。

それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-14 22:35 | 日々之雑記 | Trackback | Comments(4)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol.212

道玄斎です、こんばんは。
予告通り、とっても忙しい毎日を送っています。大体、一日の睡眠時間が2時間~3時間だったりするんですが、何故か体調は絶好調で、それは煙草を止めたせいかもしれません。。



■どきどき初体験

こんな見出しを付けておいてアレですけれども、そういう話ではなくて。。
今日、生まれて初めて、他人がどうやら、このブログを見ているらしい、という情報をゲットしました。

勿論、私の事なんて全然知らなかった人で、私も面識の無かった人なんですが、今日ちらりとお話した際に、どう考えてもこのブログの事だろう……? と思えるような発言が出てきてびっくりしました。

例の、某ゲームの実況動画で検索をして、ここにたどり着いた、という事みたいです。
私もついドキドキして、「ほう……ブログですか……」とか、何とか言ってすっとぼけてしまいましたが、今ネタばらしですねw

ただ、決して多いとは言えないアクセス数のこんなブログを、見ている人に出会えるなんて、それこそ奇跡みたいな話で、ちょっと偶然の不思議さというか、そういうものは感じました。



■不思議な絶好調感

ここ数年無かったほど体調が宜しい。
時折、睡眠時間の不足故か、欠伸をした瞬間に地の底に落ちていくような、妙な感覚こそあるものの、至って元気です。毎日リポビタン■とか、ユン■ルとかは呑んでるんですが、それにしても調子が良すぎる。

こういう時は、落とし穴があるハズなので、ちょっと警戒しつつこの調子を維持していきたいですねぇ。
この忙しさは、リミット付きのものなので、それが一年とか二年とかそういう年単位になると流石にガタがきそうですけれども、今の所は大丈夫。

もし、この体調の良さが「禁煙」のものだとしたら、煙草、どれだけ害があったんだよっていうw
今のところは本当に煙草も、全然吸っていないので、ちょっと真人間に戻れたのかもしれません。




さて、これからもうひと仕事してきます。
それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-12 23:49 | 日々之雑記 | Trackback(2) | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01フリーサウンドノベルレビュー 『委員長はつんでれら』


今日の副題 「私も結構好き……です……」

ジャンル:ツンデレ恋愛アドベンチャー
プレイ時間:1時間くらい。
その他:選択肢なし、一本道。
システム:吉里吉里/KAG

制作年:2009/5/12
容量(圧縮時):18.4MB



道玄斎です、こんばんは。
忙しいとはいえ、潤いがないと生きていけないのも亦人の性。
短めな気配がヒシヒシとしていた作品を見つけたので、プレイしてみました。オーソドックスな恋愛モノなんですが、「そういう属性」が好きな人は楽しめる作品になっていたと思います。
というわけで、今回は「Lens*Type」さんの『委員長はつんでれら』です。
良かった点

・後半の委員長がちょっといい感じ……。


気になった点

・ラスト部分がやや投げやり。

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
うちのクラスには人一倍うるさい委員長がいる。
誰に対してもつんな態度で、人を寄せ付けることがない。

「どうしていつも怒ってるんだろうか」

ツンデレ委員長と、不真面目な俺。
接点などあるはずもなかったのに――それは死活問題だった。

「だったら、変えてやるしかないだろ」

という感じのストーリーになります。

いやぁ、私も結構好きなんですよね、つんでれ。別に「ツンデレ」でもいいんですが。
ツンデレのツンとはつまり、お汁粉の中に入れたひとつまみの塩のようなものでして、甘さを引き立てる役割があるのですw

この作者様の作品のご紹介は二回目(一回目はこちら)になりますね。
作品のテイスト、つまり作風なんかは前作通りのものです。それもそのハズ、本作の舞台と前作の舞台はリンクしていました。
前作のヒロインが、脇役として、ですけれども、それなりに物語に介入してきます。勿論、本作は単独で遊んでも全然問題はありません。

最初の30分くらいでしょうか? プレイしていたら、「これはツンデレじゃないんじゃ……?」とw
というのは、委員長はツンデレという枠に収まらないようなタイプで、具体的に云えば全然「デレ」の部分というか、可愛げのある所、が前半では見えなかったんですよね。ビジュアル面の可愛さに救われているような印象もあったりして。

ストーリーとしては、本当にオーソドックスな恋愛もので、「ツンデレ委員長と仲良くなる為の日々を送るが、どうやら委員長には秘密があるようで……」みたいな。
後半、ちゃんと、委員長に可愛げが出てきて、「をを、やっぱりツンデレだった」と一安心(?)するんですけれども、個人的にはもうちょい、前半部にも「本当は良い子なんだよ」というような、さりげない描写(=デレ成分)を見せても良かったんじゃないかな? と感じました。
ただ、後半は主人公の行動力とかね、そういう面での勢いも出てくるので、「本領発揮」という感じなんですが……w


気になった点は、結構あるんですけれども、的を絞って語ろうと思います。

何と言っても、「ラストが投げやり気味」だった、という点が最大の気になった点でしょう。
委員長は実際に問題を抱えており、それが「今の委員長」を作る要因となっていると思しいわけです。
こういう恋愛モノのオーソドックスな流れってのは、大凡、

・気になる女の子発見
   ↓
・少しづつ仲良くなっていく。
   ↓
・だけれども、その娘には抱え込んでいる問題が……。
   ↓
・主人公が力になり、その問題を共に解決。
   ↓
・恋愛も成就し、ハッピーエンド。

と、あまりに図式的なんですけれども、こんな感じの場合が多いわけです。
勿論、こうしたオーソドックスなものを綺麗に纏めるのは、実は結構難しくて、描き方によって、「シンプルだけどもとっても良いストーリー」になったり、「どこかで見たことのあるような……」となったりするんですよね。

いづれにせよ、こうした恋愛モノの定番の流れに於いて、敢えて一番重要な箇所を挙げるとすれば、「ヒロインの抱えている問題を、共に解決する」というパートだと、私は個人的に思います。その「問題」の設定次第でも、かなりストーリーに変化が付けられますしね。
勿論、そこに行くまでの布石や、さりげない描写の冴え、魅力的な脇役……などの様々な要素があるんですけれども、話を単純化しましょう。

で、本作もそういうストーリーの盛り上がり的な、場面はあるのですが、主人公、或いはヒロインがその「問題」に立ち向かって解決している、という感じではないんですよ。
主人公は主人公らしい「熱さ」で行動する、そこは全然OKなんです。だけれども、所謂「解決パート」に筆が割かれていない為、何となく尻すぼみになってしまい、且つ主人公とヒロインの恋愛的な「最後の一押し」に説得力が欠けてしまっていました。そういう意味で、ラストが投げやりな感じになっていたように思えます。


又、タイトルと内容のリンクがもうちょっとあっても良かったかな? と。
つまり「つんでれら」なる「つんでれ」と「シンデレラ」を足していると思しい言葉なわけで、そこには「つんでれ」の要素と「シンデレラ」的な要素の二つを期待させているものの、実際にフィーチャーされるのは前者の方で、「シンデレラ」的な部分は、あまり見えてこないような……。

私なら……ですけれども、もうちょっと委員長の行動に意味ありげな描写をしたりして、「ある時間にはどこへとなく居なくなってしまう」的な、そういう場面を作ると思います。
そういう装置としてうってつけの「公園」という、良い舞台も作中に用意されていたので、タイトルとの繋がりをもうちょい強化しても良かったかな、と。


ここらで、脱線入れておきましょうか?
本作の委員長はツンデレです。所謂「お堅い委員長」を地でいくようなタイプなんですが、冒頭でも述べた通り、私はこの手のタイプが結構好きw
「こんなヤツいねぇよ?」とか思うでしょ? けれども、実際に極々稀にだけれども居るから困るんだ……w
私の知っているツンデレ委員長タイプの人なんて、25歳くらいになるまでカラオケとか行ったこと無いって云ってましたし、流石に暴力こそ振るいませんでしたが、本作の委員長を超える「委員長属性」というか「ツンデレ属性」を持っていました。しかも適度に「期待通りのデレ」を出してくれたわけで……。


っと、話を元に戻しましょう。
ちょっと、今回は辛口ですが、基本はオーソドックスな恋愛モノで、俗っぽい云い方でアレですけれども、本作の最大のウリは、そこに「ツンデレ」要素を入れている、という事になるのかと。

後半の委員長は中々可愛いですし、例のエッチ系の犯罪も出てきたりして、意外と安心感を持ってプレイ出来た印象がw ツンデレとか、そういう女性がお好きな方はきっと楽しめるのではないかと思います。
まぁ、尺も短いですし、気軽にプレイしてみて下さい。


それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-09 20:10 | サウンドノベル | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol.211

道玄斎です、こんばんは。
今日もなんてことない日々のボヤキをお届け致します……。



■何とかならんのか、この難しさ。

ノベルゲームです。
割とサクッとプレイ出来そうで、且つその作品のテーマっていうか、ウリっていうか、そこが私の好みと合致していたのでプレイしてみたのですが、ルート自体は短い(と推測される)のにも関わらず、ちっともノーマルエンド以上に到達出来ません。
つまり、毎回バッドエンドになってしまいます。

実は、その某作品、割と頻繁にアップデートがなされていて、初版の時からプレイしているのですが、一向にまともなエンドを見ることが出来ていません……。
で、まぁ、最近またアップデートがされて、ビジュアル面でも変化があったりしたので「流石に難易度も少しは下がってるだろう」と思ってプレイしてみたら、相も変わらず非情な難易度でした(単純な選択肢の難しさ、以外にも問題があるんですけれども)w

攻略が難しいとイライラする、というのは、短気な私には非常にありがちな事なんですが、既に或る程度評価が定まっているような著名作品ですと、攻略情報をネットで入手する事も可能です。
実際、そうしないと攻略出来ないものも、過去にいくつかありました……w
そうした情報を使ってプレイすると、さっくりトゥルーエンドに到達出来て、ストレスは溜まらないんですけれども、取り敢えず、その手の「やったら難しい」作品を自分でプレイする時は、一回は自力でプレイする事にしているのでした。

巧く言えなくてもどかしいんですけれども、やっぱり或る程度の長さがあって、それなりに緻密に作り込まれた世界が存在していて、その中に選択肢があってエンドが分岐するものと、恐らくさっくり指向な作品なのに選択肢が異常に難しい、というものだと自ずと性質が異なってくるような気がします。

今回、なんでこんな事を書いているのかってーと、その作品のヒロイン的存在の属性がですね、私の大好物なので、本当は誰よりも「エンド」を見たいと思っていて、だけれども見ることの出来無さからくるイライラが、こんな文書を書くようにせき立てていたのでした。
ただ、作品名を挙げてってなると、あんまり宜しい事じゃないと思うので、そこは伏せてありますけれども、私の好みに詳しい方は、大体検討が付くかもしれませんね。


今、ちょいと本気で忙しいので、本当にさっくりこのブログで云う所の「番外編」くらいのものをプレイしたいのですが、良いのありますかね?
結構気になる作品、或いは既にダウンロード済みの作品は、三時間とか尺も長目なので、中々プレイしづらい……。



■何故か消失mp3

私が無くした訳じゃありません。
レンタルサーバーに置いておいた.mp3がごっそり消えていました。
不思議な事に、同じディレクトリの中に置いておいた.wavはいくつか残っていたりするんですよね。これは不思議。.mp3っていう形式が、サーバー側の警戒網に引っかかったのかなぁ? ただ、自作の訳の分からんものだから利用規約に違反している訳じゃないし……。

そういえば……。
サーバーで思い出したのですが、どなたか良さそうなcssのテンプレを置いてあるサイトとかご存じありませんか? 出来ればシンプルで実用的なものだと嬉しいです。
ざっと自分で検索を掛けてみたら、とっても美麗なデザインのものは数多いけれども、もうちょっとシンプル且つ実用的な感じのものの方が、好ましいかな、と。。

中々、こういうのも難しいですよねぇ……。
自分の脳内には、最高に美しい美麗さと実用性を兼ね備えたものが浮かんでいるのに、それを組み立てられないという……w 

大体、人って向きと不向きがあって、アイデアを出すのが得意な人も居れば、アイデアをカタチにするのが得意な人も居るわけで。所謂クリエーターってのは、どっちかっていうと、後者寄りの人たちなのかもしれませんねぇ。



■さようなら。

いや、別にこのブログを閉鎖する積もりじゃありませんよ?

今日、サークルKサン■スにて、國産茶葉100%のお茶が100円ぽっきりで売っていたので、それを買った時にふと、気がついた事があって。

日本語で「さようなら」って、普通に友達同士で「じゃあね」的なニュアンスで使う事も出来るし、儚げな女の子がちょっと意味ありげに「さようなら……」なんて云うと、別れというか寧ろ別離みたいなニュアンスが出てきたりするじゃないですか。

つまり、「さようなら」という五音節の言葉の中には、実は多数の意味が包含されているんだな、と。
今更ですけれどもね。

例えば、フランス語なんかだと、そうでもなくて、普通の「さようなら」は「au revoir」(綴りあってるかな?)ですけれども、「さようなら……」的な今生の別れみたいな場面では「Adieu」(あってる?)です。
唯一、大学の第二外国語で覚えているのは、この二つの区別くらいなもんですw 言語的にちゃんと二種類の「さようなら」が区別されているんですね。

けれども、改めて考えてみると、「adieu」ってdieuって文字が入ってます。これは確か神ですよねぇ。
そうすっと、「adieu」って、「a dieu」(aの上にちょんを補完して下さいw)なんじゃないかなぁ? そうすっと「神の御許で会いましょう」的な意味になるハズだから、意味的にも合致してくる。

もしかすると、こういう「さようなら」という言葉だけでも、その国の持つ宗教観とかね、そういうのがあるのかもしれません。って、例によって辞書を引けば一発なんでしょうけれども、今フランス語辞典が見あたらないので、推測のみで……。


…………。
って、妹が電子辞書を持っていたので、そいつを使ってみました。
私、電子辞書ってのはどうもニガテで……。辞書って、パラパラめくっていく所に楽しさがあるんですが、電子辞書みたいにピンポイントで見れるようなものだと、ちょっとね……。

で、結果として、やっぱり正解でした。意外と仏文の方が向いてたりして……w
ちゃんとau revoirの区別も載ってました。って、私にadieuとau revoirの区別を教えてくれた人が執筆している辞書なので当たり前と云えば当たり前なのですが……。


何か、マジでどうでもいい日々のボヤキで悪いねぇ。
それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-09 00:29 | 日々之雑記 | Trackback | Comments(2)

トランスメディア提供アイコン01フリーサウンドノベルレビュー 『やんでれさんのすゝめ』


今日の副題 「ヤンデレだと思っていると……」

ジャンル:ヤンデレノベル(?)
プレイ時間:1時間程度
その他:選択肢なし、一本道。ちょいと嬉しいボイス付き。
システム:YU-RIS/ERIS

制作年:2009/6/?(フリー版)
容量(圧縮時):83.6MB



道玄斎です、こんばんは。
来週から劇的に忙しくなるので、暫くノベルゲームはプレイ出来そうにありません。
大凡、二年やってきましたが、今回ばかりは本当に忙しい。大抵「忙しくて更新出来そうにない」と宣告しても、その舌の根も乾かぬうちに更新をする、という事を繰り返してきた訳ですが、今回ばかりは。。
とはいへ、日々之雑記とか、お気楽に書けるものなんかは、スキを見て書いていこうと思います。

で、今回は、毎度毎度新作が出る度に取り上げている、「花を吐く抄女」さんの新作が出ていたので早速プレイしました。というわけで、『やんでれさんのすゝめ』です。
良かった点

・システムも変更され、画面サイズなどの試みが見られる。

・ラストの落とし方が良かった。


気になった点

・些か、画面サイズ、横幅をとりすぎているのではないだろうか?

・誤字や、読み間違えなどが多め。

ストーリーは、ボイスの紹介などもあるサイトの該当ページへのリンクを張っておく事に致しましょう。
こちらからどうぞ。


というわけで、プレイしてみました。
解凍してみてすぐに気がつくのは、従来のNScripterではなく、システムがYU-RISに変更されていた、といいう点です。このツールの採用実績も大分増えてきましたし、今後、NScripter、吉里吉里/KAG、LiveMakerに並んで、ノベルゲームの有力な制作ツールになると思われます。
ツール類も進化していますし、そろそろ、コミックメーカーとか、Yuuki! Novelなんかはキツくなってきた気がしますねぇ。

ま、それは兎も角、画面サイズが変則的で面白かったです。
割と私のイメージする「グーな感じ」に近いものになっていました。だけれども、横幅をかなり取ってしまっているので、本当にギリギリ表示される、という感じなんですよね。ツールの問題で出来る/出来ないというのは、あると思いますけれども、もうちょい小さいサイズの方が圧迫感無くプレイ出来るのではないかと思います。
そういえば、この画面サイズ、『快盗天使ツインエンジェル』と同じかな? 立ち絵が四人だか五人だか並んだりして、相当びっくりした記憶があります
ここらへんも難しい所で、変則的なサイズを採用するなら、そのサイズを活かすというか、それなりの必然性がないと、場合によっては圧迫感のみ感じてしまう、なんて事もあるわけで。

気になったと云えば気になったんですけれども、システムを一新したりしており、そういう意欲的な部分は評価したいです。多分、今後も改良を続け「グー」な落としどころを見つけていかれるのではないかと。


さてさて、本作、タイトルが『やんでれさんのすゝめ』です。
「すゝめ」の「ゝ」なんですけれども、これは一般的に「踊り字」と呼ばれるものですね。同一の文字が繰り返される時に使用する一種の記号というか、文字というか。「等々力」などの「々」も踊り字ですよ。
二字以上の連続(例えば「しかじか」とか)の場合には、縦書きだと「く」の倍角を使ったりしますよね。私は、滅多にそういう事はないのですけれども、二字以上の踊り字の場合は「/\」とスラッシュを利用します。ですので、「しかじか」だったら「しか/\」としたりするわけです。濁点付けられないのが悔しい。

っと、今日は脱線多めですね……。
話を元に戻しましょう。いつもちょっと変わった世界観を出してくれる作者様の作品ですが、そこに「やんでれ」なんてキーワードがタイトルに入っており、最初、面食らいました。
一方で、「ついにそういうジャンルにも……」と期待もしていたのですが、見事に裏切られましたw 勿論良い意味で。

一般的な「ヤンデレ」って、フリーのノベルゲーム的に云えば、『止マナイ雨ニ病ミナガラ』みたいな。可愛いクセにちょっとヤバい愛し方を(一方的に)してくれる女の子に怯えて、それを楽しむジャンルというかw

「食品に何か混入させる」

「異常なレベルでの独占欲、嫉妬」

「ストーカー行為」

なんてのが、一般的な「ヤンデレ」のあり方です(?)。
ですが、流石に「花を吐く抄女」さんで、巧く持ち味の部分と「ヤンデレ」な部分を融合させて一本の作品にしていました。正直、前半部は、例によってかなり難解な感じで、「ちょっとこれは……」という印象を持ったのですが、後半、本作の仕掛けというか、そこが見えてくるとかなり視界がクリアになるように思えます。

本作における「やんでれ」とは、幽霊的なものが「ノルマ達成の為」に、「人々を怖がらせ」なくてはならなくて、「リサーチ」の結果、「やんでれをしよう」とする、という事になりますw

ですので、花子さん、こっくりさん等の妖怪、幽霊的なものと同列のものとして、「やんでれさん」がいるわけです。まぁ、やんでれさん自体が、「“やんでれ”とはなんぞや?」と良く分かっていない所が愛嬌がありますね。

序盤は、やんでれさんに呼び出された女の子、武者小路縁(むしゃのこうじ ゆかり)ちゃんと、やんでれさんの掛け合いが続いていく事になるのですが、この二人が、「やんでれする」為にあれこれ考えていく。そして後半ではそれを実践に移すのだけれども……というのが大まかな本作の流れです。

作中でも書かれていましたが、「やんでれ」する為には、かなりの手順が必要となります。

一、愛する相手を見つける(若しくは作る)。

二、歪んだ愛情表現を示していく。

三、相手がそれに気がつく

というプロセスを経て、「相手が恐怖する」という最終目標に到達するわけです。
普通だったら、口裂け女宜しく、瞬間的、無差別的に怖がらせれば事足りるんですけれども、化け物の「怖がらせ市場」リサーチの結果「やんでれ」が良い、という事になったので、まぁ、しょうがないw
この或る意味での回りくどさが、後半の面白い部分に繋がっていきますしね。

そうそう、一つ気になったんですが「お皿を数える」のはお岩さんじゃありません。
それは「番町皿屋敷」(番町だけじゃなく、色々な地名が当てられたりするんですが)です。ですので、お菊さんなんですよね。怪談好きな私としては、結構そこが気になりました。


で、やんでれさんは、やんでれであるが故に(?)、女性です。表示されるイラストを見ても明らかですね。
でも、舞台は女子校なんですよね。ヤンデレは、「女性が男性」にヤバい事をするからヤンデレなのであって、女子校だと「ヤンデレ」が成立しにくいんですよね。

相談の結果、「放課後の教室で一人黄昏れているような女の子」を狙って、お付き合いを持ちかけて、「やんでれしよう」という事になるのですが……。

もう後半なんですが、こっからが滅茶苦茶面白い所ですね。
色々仕掛けがしてあって、漢字の読み方とかね、そういう辺りを考えていけばタネは分かるんですが、「そう来たか!」という感触があって、やっぱり、この作者様らしいテイストになっていました。
そういう所に落とし込んでくれると、こっちも安心して、最後ほのぼのした気分でゲームを終了出来るので助かりましたw これが本当に殺伐恋愛系ホラーになってしまったら、前半部分が全然活きてこない事になりますからねぇ。

こういう落とし方って、意外と落語とか、そういうもの由来なんじゃないかな? と勝手に思ったりしています。
意外と伝統的な手法。だけれども、それが又面白いし、作品の大きなアクセントになっていました。


さて、最後に気になった点の誤字・脱字、読み間違いに関して、ちょっと一言。
やっぱり、少し多めでした。少し例を挙げると、「愚妹」と「愚昧」、「景気」と「契機」などで混同があったように思います。又、声優さんの読み間違いも少し多かったかも。
「清々しい」が「せいせいしい」になっていたり「旧家」が「きゅうけ」になっていたりと、少し気になりました。


大体、こんな所でしょうか。
普通のヤンデレものだと思ってプレイすると、良い意味で肩透かしを喰う事請け合いです。
気になった方はプレイしてみて下さい。


それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-06 18:55 | サウンドノベル | Trackback(1) | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01フリーサウンドノベルレビュー 『Succession of the Life』


今日の副題 「目立たないけど、名作です」

※吟醸
ジャンル:微伝奇(ファンタジー)風ノベル
プレイ時間:一直線で2時間半くらい。
その他:選択肢アリ、エンドは四つに分岐。
システム:NScripter

制作年:2004/?/?
容量(圧縮時):45.2MB




道玄斎です、こんばんは。
今日は久々にゲームのプレイ。もう大分掘り尽くしたと思っていた、「懐かしの一本」の中からのご紹介です。いやぁ、すっかり忘れていました。この作者様の作品には、他にも『Crimson Ring』という名作もあるわけで、無視しちゃいけなかったのですが、すっかり忘れてしまっていました。
というわけで、今回は「phylector」さんの『Crimson RingSuccession of the Life』です。
良かった点

・ホラーや感動、そして微伝奇(ファンタジー)などの各要素がバランスよく配置されたシナリオ。

・エンドの作り方もとっても上手(後述)。


気になった点

・もうちょい、背景画像……何とかならないだろうか……?w

ストーリーは、作者様のサイトから引用しておきましょう。
地方歴史学を専攻している研究生の克巳。
彼は研究の一環で伊次村という、山奥の村にやってきた。

その村で彼はある少女と出会う。
少女に連れられて、彼女の親が経営する旅館へ行く克己。
彼はそこで、信じられない体験をすることになる・・・

こんなストーリーになっています。


大体、本作がリリースされたのは2004年の事と思しいですから、もう5年も前の作品です。
って云っても、五年って昔なのかそうでないのか、微妙に判断に迷う所がありますね。このフリーノベルゲーム業界の速度を考えると、昔とも云えるし、そんなに前じゃない、という感覚的なものもあったりします。

ともあれ、現代的な感覚で云えば、「少し古いかな?」と感じるような要素はいくつかあります。
一番はやはり、イラスト面でしょうか? あまり上手なイラストでこそないんですが、だからこそのヒロイン(の一人)巳鵜の素朴な感じが表現出来ていたりするので、そこは欠点じゃないんですよね。
個人的に「もうちょっと何とかならなかったのか?」と感じたのは、実は背景ですw 写真素材とか、トレースとかそういったものじゃなくて、基本的に書き下ろし。

ですが、ちょっっと、ねぇ?w
障子の取っ手がゆがんでいたり、左右の窓の大きさが微妙に違っていたり、本作に於いての重要な場所である村を見下ろせる丘の背景とかも、何て云うか……ちょっと、ねw
まぁ、正直、気になった点というのは、このくらいのものでして、ストーリーの運び方、その中身なんかは文句はありません。大吟醸にしようかどうか、迷ったのですが、大吟醸に近い吟醸、という事でお願い致します。


さて、ストーリーの方に踏み込んでいきたいと思うのですが、ちょっぴり伝奇(ファンタジー?)風味。
それは、本作の仕掛けの部分とも絡んでくる所ですけれども、「その村に伝わる伝承」というか、そういう部分ですので、「俺の第三の目が開く時、貴様等は滅びる事になるであろう」的なものじゃありませんw

タイトルは『Succession of the Life』。successionというと、最近死亡した忌野清志郎の『RCサクセション』を想起してしまうのですが、タイトルを訳すと「生の継承」という事に。
successionは連続、なんて意味もあるんですけれども、どっちをとっても、ちゃんと意味は通りますね。

で、主人公が調査の為に訪れた村には「生の継承」と呼ばれる秘技(?)が存在していて、死亡しても、魂だけの状態になり、その後誰かを「殺し」、その生を奪えば復活出来る、という、そういう呪いのようなものが存在しています。ちょっぴり伝奇っぽい感じ、あるでしょ?

ただ、いくつか条件があって、


・24年間以内に、生の継承を行わなければならない。

・必要に応じて、魂は実体化出来るが、その期間は大凡2週間程度。

・24歳以上の人間を殺し、生の継承を行う事は出来ない。

・肉親を殺し、生の継承を行う事は出来ない。


と云った、ルールがあります。
で、何だか人も来ないような山奥の村みたいな、所が舞台ですから、隠微な感じが全開かと思いきや、実はそうでもなくて、幽霊モノ(?)で云えば『ゆうとっぷ』とか或いは『Moonlight Blue』みたいな、そういうちょっとほのぼのとした空気を持った場面、はたまた、直球におどろおどろしさや、緊張感を感じさせるような場面なんかが、上手に一つの作品の中に取り込まれ消化されている印象です。

ちなみに、全部で4章+α仕立てになっており、かなりテンポよくプレイする事が出来るのではないでしょうか。
そういえば、4章は「第四章その一」「第四章その二」のようになっており、全部で四つのエンドがあります。この4章でエンドが分岐します。
つまり、「第四章その一」は最終的なエンド1、「第四章その二」は最終的なエンド2、といった具合です。この中に、巳鵜のノーマルエンド、トゥルーエンド、そして沙良のノーマルエンド、トゥルーエンドがそれぞれ入っています。

巳鵜と沙良という二人の女の子が、本作に於けるヒロインという事になりますが、私が今回プレイしたのは「フルボイス版」。つまり、この二人のキャラに限っては台詞に全てボイスが付いています。
ちょっと音量小さめで聞き取りにくいかもしれないので、設定画面でBGMの音量を下げつつ、ボイス音量を上げるなどの工夫をすると良い感じに。
ボイスの演技自体は、そんなに上手という感じではないのですが(録音状態の関係もありそうです)、その良い意味での拙さが、作風や、或いは巳鵜と云ったキャラに良く合っており、中々好印象でした。


こういう作品をプレイすると、いつも思うのですが、やっぱり「ゲームってバランスなんだなぁ」と。
例えば、本作で、本職の声優さんがお声を当てていたとしたら、きっと途端に違和感が出てきちゃうと思うのですよ。或いは、本作の立ち絵やBGM、ボイスなどはそのままで、背景だけプロが手がけたりしても、やっぱり本作に於いてそれは、「歪み」になってしまうように思います。
まぁ、背景に関しては前述の通り、もうちょっと改善の余地はあるように思うのですが……w

ですので、本作は、或る意味で凄いバランス感によって作品が支えられているような、そんな感触もあったりします。巧さ、或いは拙さっていう観点はあるわけですけれども、必ずしも「巧かったら、美麗だったら良い」という訳でもなくて、そこらへんは本当にバランスの問題になるように思いますよ。
兎に角、本作に関しては、この立ち絵、この音楽、このボイスがばっちり合っていたように感じるのでした。


さて、本作の良かった点のもう一つ、ラストに関して、です。
全部で四つのエンドがあるのは先にお話した通り。一応ノーマルエンド、トゥルーエンドとそれぞれ二種類あるわけですけれども、どのエンドが良いか? っていうのは好みの問題かもしれません。
私は、意外と巳鵜のノーマルエンド、好きなんですよね……。

まぁ、私の好みは兎も角、私が今回「をを!」と思ったのは、トゥルーエンドの処理の仕方です。
本作や、多くのノベルゲームの様に、ヒロインが二人出てきてしまうと、「一方は幸せになるけれども、もう一方はどうなるか分からない」というようなそういう感触ってあると思うのですよ。
強く恋愛的な要素を打ち出してしまえば、二股なんて或る意味でもってのほかですから、最低一人、「振られる」娘が出てきますw 中には、ちゃんと「振られた」娘のフォローもしてくれるような、作品もあるのですが、何となくねぇ……。

脱線しちゃいますけれども、一般的な恋愛ゲームの場合、主人公(=男)は、ヒロイン軍団の中から伴侶を選ばなければいけません。
現行の結婚制度、或いは社会通念に照らし合わせてみると、選べる女の子は一人。残りは「振られて」しまう、というのはお話した通り。
で、中には、その、「振られた」娘が、主人公に振られた後、あっという間に別の彼氏を作っちゃった、なんて場面、見たことありません? 私、アレが嫌いでねぇw
そういうシーンを見る度、「きっとこいつと付き合ったとしても、いづれ一方的に別れを切り出されるのは目に見えているんだから、俺(=主人公)は正しい選択をした……」と自分に言い聞かせますw


話を元に戻しましょう。
本作の場合、どちらのトゥルーエンドを見たとしても、「誰も不幸にならない」という素晴らしいシステムがw
どっちかに比重が偏る(まぁ、巳鵜寄りなのは認めますけれども)事のない作りで、且つちゃんとそれぞれのエンドがしっかりしており、とても良かったと思います。
敢えて云えば、もうちょっと演出面とかでも、グワッと感動を演出してくれると、より良かったのではないかと。

ただ、沙良のトゥルーエンドだけ見ると、「え? なんで?」となるハズですので、オススメの攻略順としては、巳鵜ノーマル→巳鵜トゥルー→沙良ノーマル→沙良トゥルーとなります。

どうやって、「生の継承」という、長年続いてきた忌まわしい習俗(?)を主人公が打破するのか? そこが一つのクライマックスですが、その方法の良い意味での盲点というかシンプルさも非常に良かったです。ちゃんと伏線が張ってあるんですけれども、そこまで進む頃にはすっかり忘れてしまっているという。

最後に攻略情報を少し載っけておきましょう。
本作では、選択肢が発生するのは第二章からです。一度通過した章は、最初の画面からすぐにアクセス出来ますから、第四章で四つのシナリオが表示されるまで、第二章から開始して、選択肢をあれこれ試して、その後、第三章でもやっぱり選択肢を色々試して、とやれば、第四章の不足分のシナリオが表示されると思います。

別段、選択肢選びに難しい所はないと思います。オーソドックスな選び方をしていけば目当てのエンドに到達出来るハズです(例えば、あるヒロインの好感度が最大になるような選択をすれば、そのヒロインのトゥルーエンドに行ける、など)。

大体こんな所でしょうか?
久々に思い出して、やってみた甲斐がありました。多分、コアなノベルゲームファン以外には、あんまり知名度の無い目立たない作品なんですが、是非プレイしてもらいたい作品です。
『Crimson Ring』もその内プレイしなおしますよ?


それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-06-04 19:56 | サウンドノベル | Trackback(2) | Comments(2)

トランスメディア提供アイコン01ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第十・五回目

道玄斎です、こんばんは。
やっとこさアクセス数も落ち着いてきた感じです。ほんと一時、逃げたくなるくらいアクセスがあって困っていたのですが、このくらいならまだまだ大丈夫。


というわけで、今回は前回、殆ど何もやらなかった「ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 十回目」の埋め合わせ、題して「十・五回目」をやろうかと。
って、またしてもネタが無かったり、あれなんですけれども、話のネタは考えてありますよ?



■サウンドフォントを使おう

嬉しい事に、最近ではフリーで音楽制作ツールが手に入ったり、或いは入門用のDAWなんかも随分人気みたいで、10000円出せばおつりが来て、且つ結構本格的なものも増えてきました。
けど、悲しい哉、フリーで手に入るような音源って「使い勝手の良いピアノ」というような音色は入って居なかったりします。
何か、妙にクセがあったりして初心者としては使いづらい。。

でもでも、世の中にはサウンドフォントなるものも存在していて、「足りない音」「欲しい音」を探すのにうってつけなのでした。

というわけで、例によって、ヘンテコなものをブチ挙げてみましょうか。

こちらからどうぞ。
「ファイルが存在しません」的なメッセージが出たら、ブラウザに直接URLを貼り付けると聴けたりします。普通にまだ、音がオカシイ所変な所が一杯残っていて要修正なんですが、取り敢えず、という事で。
タイトルは『手児奈の記憶』と云います。例の『夏みかん(仮)』用に作っているブツですね。
居ないとたぁ、思いますが「oggでくれ」なんて事があったらメールして下さいませ。

で、↑のブツ、サウンドフォントオンリーで作っています。
って云っても、音色は二つしか使っていませんね……。ここ数日チマチマ打ち込んでいたモノなんですけれども、まぁ、暫定版っていうかやっつけ版という事で……。

で、サウンドフォントって何さ? って話に入りますが、Wikipediaに詳しい解説が載っているので、どうぞ。
まぁ、早い話が、一つの音源です。
こいつの便利な点は、「欲しい音」だけ見つける事も可能だし、GM準拠の128音色のセットを使うことも可能だという点。加えて、ネットの中に大量に落ちていますから、色々探して好みのものを見つけるのも又一興。

でも、ダウンロードしてすぐにサウンドフォントとが使えるのか? っていうと、実は何段階かやらねばならない事があったりします。


○其の一、サウンドフォントを読み込めるブツが必要。

サウンドフォントは単体では使えないようです。
その音色を読み込ませてやる「ソフト」が必要となります。「TiMidity ++」なんかをインストールしてもいいですし、自分の使っているDAWに、サンプラーや、それっぽいモノがあればそれでも大丈夫。
何にせよ、「フリー サンプラー サウンドフォント」とか検索してみて下さいな。

ちなみに私は、自分の使っているFL STUDIOにそのものズバリ「Fruity Soundfont Player」なるものが入っていたので、それを使っています。使いやすくて便利!


○其の二、解凍しよう。

マズイ事に、サウンドフォントは普通にzipとかで圧縮されていない事が殆ど。
特殊な、.sfArkだったり、.sfpackだったりします。
後々の事も考えて、これらの解凍ソフトはインストールしておくと良いと思います。
.sfArkは、こちらで、
.sfpackは、こちらでダウンロードしてみて下さい。


大体、こんな所でしょう。あとは、インストールしておいた、サンプラー(かサウンドフォントプレイヤー)にダウンロードして(解凍した)ファイルを読み込ませればOK。
いや、もう、ホント、「金はないけど音楽やりたい」なんて人にとっては、有り難い話ですよ。

さて、ここいらで、私のお薦めサウンドフォントをご紹介。


Airfont 380 Final

128音色+αの大容量音源。
何は無くとも、これを入れれば一渡り用は足ります。普通、GMの1番目って「Piano1」とかって書いてますが、こいつは「Steinway Grand」となっています。本当にスタインウェイの音がするかどうか、怪しいですけれどもw そうそう、あとこいつ、メモリを馬鹿みたいに喰います……。


FluidR3

こいつも、128音色+αの大容量。
個人的にはAirfontよりも好きかも。。ただねぇ……こいつもかなり重たいんだ……。


DSK Asian Dreamz

アジアっぽい音が入ったサウンドフォント。
このDSK Musicはフリーのvstiも大量に配布しているサイト。サウンドフォントじゃなくて、vstiが使えるならそっちの方が便利かも。一渡りダウンロードしておく価値はあるんじゃないかと思いますよ。


PSTC

このサウンドフォント群の中に入っている、「Magic Music Box」がオススメ。所謂オルゴールなんですが、ビブラフォンみたいな音が出たりするというモノ。狙って使えば効果大。

先ほど挙げたブツもこの音を使っています。
一つだけ、欠点があるとすれば、使用出来る音域がかなり狭い、という事です。中央ドより低い音は、まともな音で鳴りません。なんか「金属がぶつかってます」的な音が出るのみw けれども、個人的に好みの音です。


・お琴、三味線

大体からして、お琴だ笙だ篳篥だ、三味線だって和楽器の音源はかなり稀少。
その中で、かなりリアルな箏の琴、そして三味線のフリーのサウンドフォントを配布して下さっている所がありました。三味線なんて奏法によって音色番号が違うんだぜ……。
和風テイスト溢れる曲を作りたい方は、是非ゲットしておきましょう。
というか、フリーじゃなくて良いので、何か良い和風音源、ご存じの方がいらしたら教えて下さいまし。



大体……こんな所かな?
ホント探せば一杯サウンドフォントはありますし、ピンポイントで「サックス サウンドフォント」とか「エレキギター サウンドフォント」とか、そういう探し方でもOKだと思います。

国内のサイトよりも、海外のサイトの方が断然数は多いので、何だか無駄にサイトが重かったりするのですが、頑張って探してみて下さい。

そして、良いサウンドフォントを発見致しましたら、是非、お教え下さいませ。


それでは、また。


※少し最初に挙げたサンプル、音を追加して、お化粧してあげました。まだまだ直すところは一杯あるのですけれども、それも少しづつ。。。

# by s-kuzumi | 2009-06-03 23:03 | 日々之雑記 | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol.210

道玄斎です、こんばんは。
ちょこっと、気分転換に、右端に出ている画像を変更してみました。
今まで使っていた画像はとっても気に入っているので、近い内に戻す予定ですけれども、たまにはプチ模様替えってのもいいよね、と。



■お風呂の効能

大抵、私が下らない事を思いついたりするのは、風呂の中、と相場が決まっていて、つい先ほども風呂に入っていた時に「これ見よがし」という言葉について考えていたら、

「これ見よ」+「かし」

なんじゃないか、と気がつきました。
ほら、良く古典とか読んでいると、念押しの終助詞で「かし」ってありますよね? あれが「これ見よがし」の「かし」の正体なんじゃないかと。辞書を引けば一発でしょうけれども、時には敢えて辞書をギリギリまで引かず、考えるのも又一興。そうして辞書を引いた時に、予想が当たっていたりするととても楽しいのです。私の娯楽の一つですな。

で、「これ見よがし」ってのは、現代語(?)に直すと「これを見て頂戴よね!」という事になるわけで、意味的にもしっくり来ます。勿論「ね!」の部分が「かし」ですよ。
こうやって、見てみると、以外と古語って生活の中にとけ込んでいるんじゃないかな? なんて思ったりします。きっと探せば、もっと色んな例が挙げられそうです。

そもそも、何で風呂の中で、「これ見よがし」なんて言葉を考えていたのか、というと、それも紆余曲折があって……。実は、近所に宗教関係の専門書を多く扱う古本屋を発見致しまして(キリスト教、仏教、神道、道教なんでも御座れの品揃え!)、今日、初めてそのお店に入ってみたわけですけれども、手持ちのお金が少なくて、欲しいもの(一杯ありました……)が買えなかったのです。
だけれども、何も買わずに店を出るってのも、又ちょっときまりが悪いじゃない? 特に客が私一人しかいなくて、ちょっとうらぶれた古本屋さんだったりすると。

んで、文庫コーナーにて、岩波文庫、本居宣長『うひ山ふみ 鈴屋答問録』なる本を150円にて購入した、という次第。で、電車の中でつらつら読んで、「うひ山ふみ」の部分は読了。 大体、江戸時代の文章って凄いニガテなんですけれども、これはかなりサクサクと読めました。
どうも、本居宣長が「初学者に送るオベンキョウのやり方」的な内容なんですが、彼って、凄い国粋主義者なのね。まぁ、その是非は兎も角としても、かなり面白い本でしたよ。

で、本居宣長は、「兎にも角にも、『古事記』を読みな!」って力説してくるんですけれども、「真の日本の言葉、そして大和魂を考えて行こうぜ!」みたいな、そういうのが一つ、目標に設定されています。
ことある毎に「やまとたましひ」を堅持させしめ、「漢意」(からこころ、と読むのでしょうか?)と対比させています。

江戸時代、きっと今から見れば、かなり「日本っぽい」ハズなんですけれども、宣長に云わせると、「仏教とか儒教とか、中国の思想が入り込んでしまっていて、変質してしまい不完全」という事になるようです。
今現在(勿論、執筆当時の、です)の神道も「本当の神道じゃない」みたいな、そういうちょっぴり過激な本でもあるわけです。

話を戻すと、風呂に入っている時は、大体、その日に読んだ本の内容をもう一回、ざらっと頭の中で再生したりする事が多いんです。んで、「昔の言葉を探ろう」みたいな宣長の本を読み、且つ、風呂に入る直前、テレビだか何だかで「これ見よがし」という単語をインプットしてしまった為に、「これ見よがし」を分解してみた、という。
つくづく暇だなぁ……と自分でもあきれ果ててしまいますが。
ともあれ、お風呂の効能ってのも意外と馬鹿に出来なくて、リラックスしながらぼんやり何かを考えていると、良いアイデアが浮かんだりする事も屡々。日本人は風呂が無くちゃ、ね。



■好みの装束

んで、やっぱりつい先ほど、珍しくテレビを何の気無しに見ていたら、タイの学生さんが、日本の女子高生の制服スタイルを真似するとか、何かそんな感じの番組がやってました。

まぁ、ほら、アレですよ。
スカート丈をうんと短くして、何だか腕とか鞄とかにジャラジャラ付ける、みたいな。
昔は、スカート丈がやたらと長く、床に引きずってる人とか居たんですけれども、時代は変わりましたね……w

ちなみに、ボンタンは、まだ現役のアイテムらしく、先日、すっげぇタックの入ったボンタンをはいた男子学生を最寄りの駅で目撃しましたw
私も中学生の時は、学生服だったので、それなりに詳しいんですよ。先ず、「それらしく」見せる為の方法としては、

・カラー(襟の白いヤツ)を外す

・長ラン(応援団長とかが着てるようなヤツ)か短ランを着る。

・ボンタンをはく

という三つの手順がありまして……w

勿論、私はそんな事しませんでしたよ? せいぜい、手首の辺りに付いているボタンを潰したりとかそんなもんです。可愛いもんでしょ?

兎に角、この道も奥が深いものでして、学生服一つとっても色々ディティールがあるという。
学生服には、ボタンを制服の裏側で留める「裏ボタン」というのがあるんです。ボタンっていうのは、「先輩の第二ボタン……下さいっ!」のボタンの事。
で、そのボタンを留めるための装置が裏ボタン。この裏ボタンってヤツは、作りがヤワでして、すぐに壊れるんだな。

その度、購買部で買い足したりするわけですけれども、「それらしい裏ボタン」というのもどこかで販売されているらしく、私の覚えている限りでは「髑髏をかたどった裏ボタン」が存在していましたw
当時、「何かごっつくて、普通の裏ボタンより長持ちしそうだな……」とどこかずれた感覚で見ていた記憶が……。

裏ボタンだけなら、まだいいんです。
問題は、制服の裏地。そこに龍の刺繍がしてあったり、下手すると唐獅子牡丹の刺繍がしてあったりしてw
あれって、制服をどっかの業者に渡して「じゃあ、パターン2(龍)の刺繍お願いします」とか、頼むんでしょうか? それとも、既にそういう学ランには、裏地の刺繍が施されているのでしょうか? 流石にそこまでは分かりませんねぇ……。

ま、まぁ、うんと好意的に解釈すると、江戸っ子が着物の表ではなく「裏地」に拘った、その文化を彼らが受け継いでいるのではないかとw ここで、先ほど名前を出した本居宣長とも話題的に繋がってきそうですね、ってんな訳ないですよねw

っと、例によって大幅に脱線してしまいましたが、男子は別にどうでもいいんですよw
男の子ってのは、(まぁ、人によりけりですけれども)大抵の場合「端から見るとアホみたいにカッコ悪いもの」を何故か「超カッコいい!」と思う時期があるもんでして。。

問題は女子の制服です。
別に、ブレザーがいいとかセーラー服じゃなきゃ厭だ、とかそういう話じゃなくて、もっと根本的な問題ですよ、私が気になっているのは。

先ず、スカート丈。
何故、短くするのか? わたしゃ、やっぱり長目の方が好きなんですよねぇ……。
理想を云えば、ほんの少し膝が見えるくらい、そのくらいが一番可愛いんじゃないかと。んで、靴下ですけれども、これはハイソックス択一ですね。
紺のハイソックスもいいけれども、白も清楚な感じで素敵ですよね。
シャツは勿論、ボタンを上まできっちり締めて、と。そういう保守的なスタイルが私の好みのようです。

段々話しが怪しくなってきましたがw 
私の好みを総合すると……。

真面目で成績優秀でありながら、洒落っ気も無い訳じゃなくて、微かに眉毛を調えたりもするけれども、化粧をする程、道を踏み外せなくて、当然髪の毛は無加工の天然黒髪で、肩よりほんの少しだけ長いくらいの丈で、丈と云えば、スカート丈も、野暮ったいものはギリギリ避けて、ほんの少しだけ膝が出るくらいの丈にしていて、流石に「三つ折り靴下」ははかず白のハイソックスで、学校の行き帰りの電車の中でブックカバーを付けた小説か何か読んでいて、かと云って、ファッション雑誌みたいのには全く興味がないかと云えばそうではなくて、コンビニか何かで、少しの罪悪感を感じつつも流行もののファッション雑誌を買ってみたりして、目立った形ではアレコレしないけれども、以外と紫外線とか気をつけていて、当然の如く色白で、手は白魚のようで、直射日光を浴びると肌がかぶれたりする為、日傘を常備していて、仲の良い友達からは「吸血鬼みたいね」なんて云われて、意外とまんざらでもなかったりする……。

そういうタイプですなw
そういう女の子を想像すると、ちょっと昔の「東京」的雰囲気がまだ残っている中央線沿いの街に住んでいて、その街を舞台にした、ちょっぴりレトロな雰囲気のある恋愛ストーリーなんかを幻視してしまうのですが、如何でしょうか?w



というわけで、今日も本当にどうしようもない日々之雑記というか、日々之ぼやきというか、そういう感じでした……。何か人格を疑われそうですが……。
何はともあれ、今週も無事に過ごせました。来週も色々忙しいけれども、頑張っていきましょう。

それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-05-31 00:56 | 日々之雑記 | Trackback(2) | Comments(4)

トランスメディア提供アイコン01なんてことない日々之雑記vol.209

道玄斎です、こんばんは。
今日は雨。具合が悪い事この上ないのですが、妙に忙しく、作業が溜まっています。



■一息つきましたね。

というわけで、インフルエンザの話も何だか一息ついた、という感じです。
今回のインフルエンザ、危険性とか感染力とか、私は専門家じゃないので、全然分からないのですけれども、マスクを買い占める、というよりも、うがい(イソジンだ!)と手洗いを徹底した方が良かったんじゃないかと個人的には思っています。
だけれども、そういううがい・手洗いを励行するようなニュースとかって、管見の限り、殆ど無かったような……。

で、こういうマスコミを巻き込んでの大騒ぎを見ると、ついつい私なんかは、昔あった「タイ米騒動」を思い出してしまいます。タイ米の話、ご存じでしょうか?
今から、15年くらい前かな? 何故か、お米が無くなるという事態になりまして、買い占めや売り渋りみたいのが横行して、政府はタイ米を輸入。だけれども、タイ米は人気がなく(結局、タイでも下級米だったようです)、普通の國産の米に対して、タイ米を抱き合わせで売る、というちょっと異常な事態が起きたりしました。
けれども、暫く経ってみると、普通にお米は流通していたという不思議。

マスコミは、「慌てず騒がず、麦飯でも食ってましょうや」とか云ってれば良かったんじゃないかとw
不必要に不安を煽ったりする所がありますからねぇ、日本のメディアは……。


んで、全くレベルの違う話で恐縮ですが、今週ずっと続いている、このブログの訳の分からぬアクセス数の増加の謎が解けました。
アクセス解析を見てみても、どっかの著名なサイトに取り上げられたとか、そういうのでは無かったので、「一体どういうわけだ?」と不安になっていたのですが、どうも、某動画サイトで、某作品の実況プレイがアップされ、人気を博しているようです。んで、その作品タイトルで検索をすると、このブログが先頭に来てしまう、という事だった模様。
作品に対する情報を期待して見に来てくれた人もいるかもしれませんが、期待に添えなくて悪いねぇ……。

ちなみに、アクセス数も段々下降してきて、多分、来週には平常通り戻る事と思われます。
ちょっと安心しました。



というわけで、またこっそり作業に戻ります。
それでは、また。

# by s-kuzumi | 2009-05-29 19:47 | 日々之雑記 | Trackback | Comments(0)

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