県内ニュース

イブニング・シックス

県内企業の景気判断 1年3か月ぶりに好転(07月01日)

日銀がきょう発表した調査結果によると県内の製造業の企業の景気判断は去年4月以来、1年3か月ぶりに上向いたことが分かりました。日銀福島支店が3か月に1度発表している短期経済観測調査によりますと、県内の製造業78社のうち「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた「業況判断指数」は、マイナス57ポイントでした。これは過去最悪だったことし3月を11ポイント上回り、去年4月以来1年3か月ぶりに前の調査を上回りました。一方で、日銀は企業の業績が伴っていないことを指摘し、「期待が先行している面がある」との見方を示しています。

政務調査費公表決まったら…700万円返還(07月01日)

県議会議員に支給されている「政務調査費」の詳しい使い道がきょうから初めて公開されました。これまでこの政務調査費はほとんど全額が使い切られていましたが公表されることが決まっていた昨年度分は700万円あまりが使われずに返還されています。県では議員報酬以外に政務調査費としてひとりあたり月額35万円を支給しています。この政務調査費をめぐっては、全国的に「使い道がはっきりしていない」として問題になり、県でも昨年度分から議員ごとの使い道を公表することにしました。それによりますと政務調査費はこれまでほとんど全額が使い切られていて返還は平成16年度と17年度はゼロでした。ところが使い道が公表されることが決まっていた昨年度はこれまでを大きく上回り700万円あまりが使われずに返還されました。使い道の中には県政とは関係が薄いとみられる週刊誌の代金などもあり、今後、調査費のあり方をめぐって議論を呼びそうです。

覚せい剤密輸事件 仲介役の男に実刑判決(07月01日)

今年2月、福島空港で日本人の男が覚せい剤を密輸しようとした事件の裁判で、共犯の男に懲役6年の実刑判決が言い渡されました。判決を受けたのは神奈川県厚木市の無職永桶(ながおけ)龍一(りゅういち)被告46歳です。判決によりますと永桶被告は、知人の男から覚せい剤を密輸する計画を持ちかけられ、実行役として友人の男を紹介したうえ自らも資金を提供するなどして犯行を手助けしていました。この事件で、実行役の男はシンガポールから覚せい剤およそ1キロを持ち込もうとしたところを福島空港で発見され逮捕、起訴されています。きょうの判決公判で裁判所は「被告は実行には及んではいないが果たした役割は小さくない」として懲役6年、罰金250万円の実刑判決を言い渡しました。

傘差し運転は禁止 自転車交通ルール改正(07月01日)

自転車の交通ルールが、きょうから改正され、傘を差しての運転や携帯電話を使いながらの運転が禁止となりました。JR福島駅前の駐輪場では、ルール改正に合わせて街頭キャンペーンが行われ、福島警察署の警察官が通勤や通学で自転車を利用している人たちにチラシを配りながら注意を呼びかけました。今回の県の道路交通規則の改正で禁止となったのは、傘を差しながらの運転と携帯電話の使用、それにヘッドホンなどで音量を上げて音楽を聴くことで違反した場合は、5万円以下の罰金となります。昨年度、県内では、自転車がからむ事故が1760件起きていて警察では、ルールを守って事故を防いでほしいと呼びかけています。

リオン・ドールが全店舗でレジ袋有料に(07月01日)

大手スーパーの「リオンドール」は一部の店舗で見送っていたレジ袋の有料化をきょうから始めました。きょうから新たにレジ袋を有料化したのは、「リオンドール」の郡山市と本宮市、それに田村市にある3つの店舗です。県内のスーパーでは、先月からレジ袋の有料化を始めましたが、「リオンドール」では「地域の足並みがそろっていない」として一部の店舗で有料化を見送っていました。その後も状況は変わっていませんが、「地球環境に配慮をする必要があり、消費者の意識も高まっている」との判断からきょうからすべての店舗でレジ袋を有料化しました。一方、同じく一部で実施を見合わせている「ヨークベニマル」もきょうから三春町と小野町の3店舗で有料化に踏み切りましたが、郡山市や南相馬市などの店舗については実施を見送っています。

飯野八幡宮で神事「夏越大祓」(06月30日)

いわき市の飯野八幡宮で夏の暑さから身を守り家内安全などを願う恒例の神事「夏越大祓(なごしおおはらえ)」が行われました。夏恒例の神事夏越大祓(なごしおおはらえ)は毎年6月の最終日に行われています。お払いを済ませると境内では古式ゆかしい「茅の輪(ちのわ)くぐり」が行われ訪れた人たちが回り方を変えながら3回にわたって直径3メートルほどの茅(かや)でできた輪をくぐりました。この輪をくぐることで夏の暑さから身を守り、正月から半年間の穢(けがれ)をはらい清めるとされています。訪れた人たちは無病息災と家内安全などを願いながら、神事に参加していました。

裁判での減刑狙い嘆願書偽造の男に実刑判決(06月30日)

裁判で刑を軽くしようと被害者になりすまして嘆願書を偽造した男に懲役1年の実刑判決が言い渡されました。判決を受けたのは、いわき市の飲食店経営松崎修久(まつざきながひさ)被告42歳です。判決によりますと松崎被告は飲酒運転で交通事故を起こし、相手にケガをさせたとして一審で実刑判決を受けたあと仙台高裁に控訴しました。その際に刑を軽くしようと企て知り合いの女と共謀の上、事故の被害者に成りすまし、「示談が成立した。寛大な処分をお願いします」などと書いた裁判所宛ての嘆願書を偽造したとされています。きょうの判決公判で地裁いわき支部は「被害者と裁判官をあざむくきわめて悪質な犯行だ」として松崎被告に懲役1年の実刑判決を言い渡しました。

有効求人倍率0・35倍 過去最低(06月30日)

先月の県内の有効求人倍率は0.35倍で、過去最低だった前の月をさらに下回ったことがわかりました。福島労働局のまとめによりますと、仕事を探している人ひとりに対する求人の数を示す先月の「有効求人倍率」は0.35倍でした。これは、過去最低だった前の月を0.01ポイント下回り統計を取り始めた昭和38年以降、最も低くなりました。また、先月、県内の企業を解雇された正社員の数は565人で前の月より374人多く、派遣などの非正規労働者の雇用調整が一段落したとみられる一方で正社員の雇用環境の悪化が進んでいます。福島労働局では正社員の雇用調整はこれから数か月は続くとみていて今後の雇用情勢については「本格的に回復するには時間がかかる」としています。

会津サティ閉店(06月30日)

会津若松駅前にある大手スーパー「会津サティ」が、きょうで営業を終えて閉店しました。駅前の顔として27年間にわたって市民に親しまれてきた会津サティは、建物の老朽化や売り上げの低迷などを理由に閉店することになりました。最終日のきょうは、朝から多くの買い物客が訪れ、売り場はにぎわいを見せていました。今回の閉店をめぐっては、跡地の利用が大きな課題となっていてきのう、市や地権者などが今後の計画について検討する協議会を立ち上げました。サティを経営するマイカルは、この協議会に加わることを決めていますが、店舗が撤退したあとの再開発事業に関わるのは異例だということです。

県職員に夏のボーナス(06月30日)

県職員など県内のほとんどの公務員にきょう夏のボーナスが支給されました。きょうボーナスが支給されたのは県職員とすでに今月15日に支給されている福島市など7つの市を除く52の市町村の職員です。このうち県の職員には期末手当と勤勉手当を合わせて前の年より0・2か月少ない1・95か月分が支給されました。一般職の平均支給額は去年より3万6千円少ないおよそ77万7千円、教員はおよそ84万円警察官がおよそ74万円で支給額が前の年を下回るのは3年連続です。一方、特別職では、知事が去年より28万円あまり少ない277万5300円などとなっています。