病院前理事長らを逮捕　診療報酬不正受給

奈良県大和郡山市の民間病院が生活保護を受けている患者の診療報酬を不正に受け取っていたとされる事件で、警察は１日夕、病院の前理事長らを詐欺容疑で逮捕した。逮捕されたのは山本病院の前理事長、山本文夫容疑者（５１）と事務長の大杉龍太郎容疑者（５７）。警察によると山本容疑者らは４年前、実際には行っていない心臓手術をしたと嘘の申請をして診療報酬約９０万円など、奈良県からあわせて１７０万円を騙し取った疑いが持たれている。手術を行ったという２人の患者はいずれも生活保護を受けていた。調べに対し山本容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているが、警察は他にも余罪があると見て調べる。(07/01 18:44)