岡山放送局

2009年7月1日 18時28分更新

春の院展倉敷展始まる


日本画の代表的な作家や若手の作品を紹介する「春の院展」の倉敷展が1日から倉敷市で始まりました。

「春の院展」は日本美術院が毎年開いているもので、1日から倉敷市で始まった展示会には、平山郁夫氏をはじめとする現代日本画の著名な作家や若手作家の作品など130点が展示されています。

ことし岡山県からは6人の作品が選ばれ、このうち、倉敷芸術科学大学の大学院生、長原勲さんの「a・クローバー」は、香川県の直島を訪れた際、枯れて赤土の見える芝生の中で見つけたクローバーを描いたもので、クローバーの緑が生命感を感じさせる作品です。

また笠岡市在住で猿をテーマに絵を描いている瀬納匡美さんの「僕たちの森」は、2匹の小猿が前をじっと見つめ、悲しさを感じさせる視線が印象的な作品で、自然を守って欲しいというメッセージが伝わってきます。

「春の院展」の倉敷展は、今月12日まで倉敷市立美術館で開かれています。