2009年7月1日 18時28分更新
二酸化炭素の排出量を減らそうと、岡山市がごみ収集車にバイオディーゼル燃料を使うことになり1日、新たな燃料での初めてのごみ収集に出発しました。
岡山市北区にある市役所前で行われた出発式には、1日午前9時すぎ、3台のごみ収集車と市の職員などおよそ100人が集まりました。
ごみ収集車はこれまで軽油を燃料にしてきたもので、1日からは二酸化炭素の排出量を削減するため、新たに、家庭などから回収した天ぷら油で作ったバイオディーゼル燃料を使っています。
会場で出席者たちはごみ収集車に、「この車は廃てんぷら油で走っています。岡山市は環境先進都市を目指しています。」と書かれたステッカーをはりました。
そして収集車の運転手の代表が、「自分たちが市内を走ることで市民に資源を大切に思う気持ちが広がればよい」と決意を述べ、3台の収集車はさっそくゴミの回収に出発しました。
岡山市によりますと市には100台あまりのごみ収集車がありますが、今月中に、このうちの30台でバイオディーゼル燃料を使うことにしています。
市では最終的にはすべての収集車でバイオディーゼル燃料を使うことにしており、年間、二酸化炭素1000トンあまり、杉の木およそ7万本が吸収する二酸化炭素を削減することにしています。