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【追跡取材】韓国で海外大学の同窓会が盛ん

20-30代が積極的に参加

 今年1月2日、ソウル市江南区の飲食店に、南カリフォルニア大学韓国同窓会のメンバー約60人が集まった。南カリフォルニア大学は韓国人学生が多い米国西部の私立名門大だ。彼らは毎年1月1日にローズボウル(カリフォルニア州パダデナ)で開催される大学対抗アメリカン・フットボールの試合を見るため、この日一日、店を貸し切りにしたのだ。

 韓国内で海外の高校・大学の同窓会が行われるようになったのも、早期留学が一般的になったことから生まれた現象の一つ。以前から海外大学の同窓会はあったが、韓国で大学を卒業し、修士課程以降に海外留学した40代以上のメンバーがほとんどだった。だが、最近は高校や大学の課程を海外で終えた20代の同窓生の割合が増えている。今は、1994年から2000年にかけて留学した早期留学第1世代の多くが社会に進出し始めている。彼らは韓国社会に「軟着陸」できるよう、独自の人脈作りに乗り出した。

 本紙がインタビューした早期留学第1世代100人のうち、33人が「卒業を前にして、韓国に人脈がないことを残念に思ったことがある」と回答した。また、韓国で就職した60人のうち50%が「米国の学校の同窓会に定期的に出席する」という。

 南カリフォルニア大学韓国総同窓会のチョ・ソンシク前総務(40)は、「同窓会メンバー約1000人のうち、早期留学第1世代に当たる学部卒業生は約200人。韓国企業の就職情報、職場生活のコツなどを学ぼうと、先輩にアドバイスを求める後輩たちは2カ月ごとの定期集会で活発に活動している」と話す。

 米東部の私立名門大ニューヨーク大学も、同窓会の活動が盛んだ。ニューヨーク大学韓国同窓会のパク・ジンウォン副会長(41)は、「08年にソウル市内のホテルで300人収容可能なホールを借り忘年会を開いたが、学部を卒業したばかりの同窓生が多数出席した。彼らは進路について、先輩たちの話を聞きたがっていた」と教えてくれた。

廉康洙(ヨム・ガンス)記者

イ・ソクホ記者

パク・スンヒョク記者

チェ・ミンギ記者

ハン・ギョンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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