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【追跡取材】早期留学、全体の45%が小学生

 韓国教育開発院が早期留学生(高校生以下で海外に留学した学生)に関する統計を開始した1995年、韓国の小・中・高校を自主退学して海外に留学した児童・生徒は2259人だった。そのうち小学生は225人で全体の10%に過ぎなかった。しかし2000年以降、小学生の割合が爆発的に増え始めた。02年には小学生が全体で最も多くの割合を占めるに至り、07年には早期留学生2万7668人の44.6%に当たる1万2341人が小学生だったという調査結果が出た。

 95年から07年までの間に早期留学生は10倍、小学生だけで見ると54倍にも達した。ソウル市江南教育庁は今年4月、同市江南区と瑞草区の小学校に通う児童のうち、100人に4人が早期留学したとの調査結果を発表した。昨年両区内の小学校51校から早期留学した小学生は2165人に上り、同地域の小学生5万3228人の4%に達したという。1クラスを25人とすると、クラスに一人が早期留学したということになる。

 早期留学専門業者「おいしい留学」のイ・ウニ本部長は、「外国語を学ぶために最適の年齢であるのに加え、特殊目的中学・高校への受験準備にも有利になるため、小学校5、6年で早期留学するケースが目立つ。これといった目的はないものの、『友達が早期留学した』という子どもの言葉を聞いて不安になる保護者も多い」と語った。

廉康洙(ヨム・ガンス)

イ・ソクホ記者

パク・スンヒョク記者

チェ・ミンギ記者

ハン・ギョンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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