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夕張希望の杜が医師派遣〜新しい紋別の急病センターに
(7月1日付け)
8月から開設される紋別市の休日夜間急病センター(落石4)に、夕張市立診療所を運営する医療法人財団「夕張希望の杜(もり)」(村上智彦理事長)が医師を派遣することが決まった。財団側が月10日間程度、医師を派遣し、夜間・休日の診療を行う。
紋別の新しい急病センターは、紋別医師会と道立紋別病院が輪番で行っている1次救急の負担を減らそうと、市が独自に開設するものだが、肝心の医師が揃わず、開設後も週1回程度の診療しかできない見込みという厳しい状況にあった。
こうしたことから、宮川市長らが財団側への積極的なアプローチを展開。さらに市民有志でつくる「紋別の地域医療を守り育てる会」(鈴木さよ子代表世話人)が今年5月、紋別で地域医療フォーラムを開催し、地域ぐるみで医療を守る機運を盛り上げたことも財団側の高い評価を得た。同フォーラムで講演した永森克志医師が、紋別の急病センターに派遣される予定だという。
宮川市長によると、急病センターでは、交渉中の医師がほかにもいて、それらを含めて、当面は月15日程度の開設を目指したい考えだという。
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