医師不足による「市立病院非常事態宣言」を出している南相馬市は、官民の「地域医療在り方検討委員会」の初会議を開いた。市立と民間の病院の連携方法や、相双地域の2次医療における市の役割について、病院への聞き取り調査実施などを申し合わせた。11月までに具体的な事業計画を立てる。市医師会や相馬郡医師会の12人が出席。「民間病院も火の車。民間が担うことを市が明確にしてほしい」などの意見が出た。
渡辺一成市長は「少ない資源をどう活用するか、地域の中核市としての役割を明確にしたい」と話した。【今井美津子】
毎日新聞 2009年7月1日 地方版