2009年 6月 30日 |
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恵みの雨 香川用水の取水制限解除
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高知県の早明浦ダム周辺で、まとまった雨が降り、今月3日から続いていた香川用水の取水制限が、30日、午前10時に解除されました。活発な梅雨前線の影響で早明浦ダムの上流域には、29日午前5時から30日午後5時までに、99.3ミリのまとまった雨が降りました。このため吉野川水系水利用連絡協議会は、今月3日から続いていた取水制限を午前10時に解除しました。早明浦ダムは現在、放流を止めて水を貯めていて午後5時現在の貯水率は29.2%と29日夜を境に回復しています。一方、香川県は市や町と協議し、第4次取水制限に入った場合、断水を回避するため三豊市の調整池から現在のほぼ2倍の1日約5万6000トンの水を放流することを決めました。気象台によりますと向こう1週間の早明浦ダム周辺の天候は曇りの日が多く、今週中は平年並みの雨が降るということです。
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死亡ひき逃げ事件でトラック運転手事情聴取
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29日、岡山市南区の国道で女性が引き逃げされ死亡した事件で、警察は、岡山市のトラック運転手の関与が強まったとして30日朝から任意で事情を聞いています。事情聴取を受けているのは岡山市の45歳のトラック運転手の男性です。この事件は、29日午前2時過ぎ、岡山市南区西市の国道2号線で、大阪市東淀川区の臨床検査技師、影山陽子さん(32)が車にはねられ死亡したものです。運送会社への聞き込みや検問などから大型トラックを運転していた男性の関与が分かったものです。事情聴取に対して男性は「わき見をしていて何かに乗り上げたことは分かったが人とは思わなかった」と話しているということです。事件に関係する車は複数あるとみられ、警察で男性から詳しい状況などを聞いています。
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内海ダム再開発事業で反対住民が国を提訴
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香川県小豆島町の内海ダムの再開発事業に反対する地権者グループが事業認定の取り消しを求めて国を提訴しました。高松地方裁判所に訴えを起こしたのは、ダムの建設予定地の地権者ら122人です。この事業は香川県などが現在の内海ダムの下流に約7.5倍の貯水量を持つ新たなダムを建設するものです。国は2月、事業に公共性があるとして県などが用地を強制取得できる事業認定を行いました。訴えでは治水などの面で新たなダム建設の必要性はない、現在の事業計画では用地を強制取得しても適正に利用されず、土地収用法の要件を満たさないと主張しています。これに対し、県は「国から要請があればその内容を十分に吟味し、県の意向が反映されるよう的確に対応したい」とコメントしています。
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岡山市の住宅街に防犯カメラ設置へ
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岡山市の住宅街に来年、防犯カメラが設置されることになりました。住民が警察から運用を委託されるはじめてのケースです。防犯カメラが設置されるのはJR岡山駅西口近くの石井小学校区です。警察では通学路を中心に25台を設置する予定で運用は地元の防犯ボランティア組織、石井安全パトロール隊に委託します。約4200世帯が生活している石井小学校区は死角になりやすい細い路地が多い場所ですが高齢化が進んでいます。石井小学校区では26の町内会長に防犯カメラ設置の説明を済ませていますが今後プライバシーへの配慮をはじめ取り付け場所やモニターの管理体制など課題を抱えています。防犯カメラは来年1月ごろ運用を開始する予定です。
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岡山・香川で有効求人倍率さらに悪化
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岡山・香川の先月の有効求人倍率がまとまりました。厳しい経済状況と雇用情勢の悪化でともに前の月を下回り、岡山では46年ぶりの低い水準となりました。岡山労働局によりますと、岡山県内の先月の有効求人倍率は0.57倍で、4月より0.02ポイント低下しました。11カ月連続の低下で、1963年2月以来、46年3カ月ぶりの低い水準です。ほぼ全ての産業で新規求人数が減っていて、特に製造業や飲食店・宿泊業では60%を超える大幅な落ち込みとなっています。一方、香川県の先月の有効求人倍率は0.71倍で、こちらも43年2カ月ぶりの低い水準です。特に建設業や製造業などで新規求人数の落ち込みが目立っています。香川労働局は企業倒産や雇用調整が広がっていて過去最低の0.69倍を更新する可能性があるとしています。
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岡山県原爆死没者慰霊祭
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64年前、広島と長崎に投下された原爆で犠牲になった被爆者の慰霊祭が岡山市で営まれました。これは岡山県原爆被爆者会が毎年、この時期に行っているもので、遺族や被爆者など約100人が参列しました。始めに全員で黙祷を捧げた後、参列者が献花をして犠牲者の冥福を祈りました。岡山県では昨年度、96人の被爆者が亡くなっています。現在、被爆者手帳を持っている人は県内に2383人いて、平均年齢は77.8歳と高齢化が進んでいます。被爆者会では原爆の体験を子供たちに伝える語り部活動を行っていて原爆の恐ろしさを後世に伝えていきたいとしています。
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