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福山雅治 故郷長崎に“音”返し

 福山雅治、地元愛法案提出!?-歌手で俳優の福山雅治(40)が29日、故郷の長崎県・長崎市議会議場で会見し、8月に同県・稲佐山公園で予定されている3万人ライブのパブリックビューイングを同県・ビッグNスタジアムで開催、長崎県民5万人を無料招待すると発表した。デビュー20周年を迎えた福山の「音(おん)返し」。「長崎の可能性を伝えたい」と9年ぶりの地元公演に燃えていた。

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 「稲佐山ライブのパブリックビューイングを作り、5万人を無料招待させていただきます」-。“福山議員”が提出した“恩返し法案”に、市の職員らが詰めかけた議会場は大きくどよめいた。

 長崎市議会で、会見が行われたのは史上初。すべての始まりは、昨年、長崎の青年協会が福山を地元に呼ぶために集めた約7万人分の署名だった。心を動かされた福山は、8月29、30日に長崎県・稲佐山公園での9年ぶりの凱旋公演を決めた。

 だが、そのチケット3万枚はわずか5分で完売してしまう。さらに、福山は2000年に開催した同会場での公演に、地元ファンがあまり入場できなかったことを覚えていた。「ふるさとのために、何ができるかを考えました」-。そして、浮かんだのが、県民限定の無料招待だった。2日間で5万人を招待する。

 長崎ふるさと大使を務める福山は、署名運動を喜ぶ一方で「(長崎のファンに)そんなに距離感を感じさせてしまっているのかと申し訳ない気持ちもあった」と複雑な表情。18歳で上京したが、人気者となっても“故郷愛”ためらうことなく口にしてきた福山。「育ててくれた町に“音(おん)返し”したい。長崎の可能性を伝えたい。お祭りですから」と熱い思いを口にした。

 なお、演壇の似合う福山に、出馬の可能性を問う声も上がったが「エンターテインメントで僕にできることを長崎に返していきます」とキッパリ。自分のスタンスで故郷愛を貫くことを誓っていた。

 PVは事前に整理券が必要。問い合わせは長崎青年協会。0180・999・298。

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