福山雅治が長崎市議会議場で“演説”「音返ししたい」…市議会以外で初の使用

長崎市議会で記者会見を行った福山雅治

　俳優で歌手の福山雅治（４０）が２９日、故郷の長崎市議会議場で会見し、８月２９、３０日に同市の稲佐山公園で行う野外コンサートの無料パブリックビューイング（ＰＶ）イベントを長崎ビッグＮスタジアムで開催すると発表した。

　市議会以外で同議場を使用するのは開設以来初めてで、田上富久市長や吉原孝議長も出席。「重大発表会見」と銘打っていたため、福山政界進出？と注目が集まったが「僕は、自分の本分であるエンターテインメントで地元に音（おん）返しがしたい」とやんわり否定。それでも「若い世代が政治に関心持ってきてるし、自分も人ごとではいられないな、というのがここ５年の心境。僕が長崎を出た頃はどんどん世の中が良くなっていくと思っていたが、世の中を見渡すと、まだこんなことやってるのかという気持ち。海の向こうの戦争とか」と熱く訴えた。

　コンサートは２日間で３万人を動員するが、２０００年の稲佐山公演ではチケットを入手できない県民が続出したため、今回のＰＶでは２日で５万人を県民優先で招待。「最近地元が元気がないと聞いているんで全国に長崎を発信したい。やるからには日本全国からも見に来てほしい」と抱負を語った。