くいだおれ太郎が７・１９道頓堀「中座くいだおれビル」に復活

　昨年７月８日の「大阪名物くいだおれ」閉店以来、全国各地を回っていた「くいだおれ太郎」が、故郷の大阪・道頓堀に戻ってくることを２９日、「中座くいだおれビル」が発表した。

　黒縁眼鏡に赤と白のストライプ服で太鼓を叩く「くいだおれ太郎」は、昨年７月８日に建物・設備の老朽化や周辺環境の変化、家族経営の限界などを理由に閉店した大阪・道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」の看板人形。閉店後もタレントとしてさまざまなイベントに引っ張りだこの人気者だった。太郎の新居は、以前の店舗のすぐ近くで７月１９日にリニューアルオープンする「中座くいだおれビル」の店頭に決定。関係者によると「たまに出張はありますが、恒常的に店頭に立ってもらう」と、閉店前と同じように道頓堀の顔としての活躍に期待を寄せている。

　今回のリニューアルオープンにあたり、同ビルでは大阪の新名所にふさわしい「新名物フードコート」や、道頓堀名物の新スイーツを販売するなど、新しい事業を展開。また、大阪の文化を絶やさないための「大・道頓堀文化祭」や、道頓堀に海の家を出現させるなど魅力あふれる街づくりを目指す。同ビルでは「少しでも道頓堀に、そして大阪に活気が戻り、またバイタリティーあふれる道頓堀になれば」と、観光客の集客にも期待を寄せている。