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お巡りさんが「副業バーテンダー」和歌山西署職員

◆ 副業を禁じた地方公務員法違反の疑い ◆

 和歌山県警は29日、和歌山西署の会計課男性職員(32)が勤務後に、妻(31)の経営するバーで働いていたことを明らかにした。副業を禁じた地方公務員法違反の疑いがあり、懲戒などを含めた処分を検討する。職員はすでに辞職願を提出している。

◆ 発覚し既に辞職願 ◆

 和歌山県警監察課と和歌山西署によると、バーは昨年5月、職員の妻名義で同署管内の和歌山市万町にオープンした。定休日は毎週火曜日で、それ以外の日は午後8時から翌日午前2時まで営業していた。

 職員は午後6時ごろ署の勤務が終了した後、店のカウンターに立つことがあった。アルコールの提供もしていたようだ。昨年は、ときどき店に顔を出す程度だったが、今年に入ると、ほぼ毎日“出勤”していた。

 職員は「妻が(3歳になる)子どもの世話で忙しくなり、自分が店に立つようになった。週5日ほど出ていた」と話しているという。従業員を雇っていたが、店を切り盛りしていたようだ。

 今月23日に和歌山西署に匿名の電話があり発覚した。風評が立っていたこともあり、県警は25日に職員から“事情聴取”。事実を認め、職員はその日に辞職願を提出した。

 職員は2002年に県警に採用され、08年4月から同署会計課に勤務していた。和歌山西署によると、バーで働いていたとみられる時も、遅刻や欠勤はなかった。居眠りをすることもなく、まじめに勤務していたという。

 監察課は「職員にあるまじき行為。厳正に処分する」と話している。辞職願については受理するか検討中としている。

[ 2009年6月30日付 ]

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