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日本に帰国してからあっという間に2週間が経ちました。
東京でも圧倒的にヘアサロンが多い銀座で、先週末から新しい生活がはじまりました。 美容業界での大先輩で、2年前に独立された黒米氏のサロン『Labbra』で私のサロンがオープンするまでの期間、働かせていただくことになりました。私にとっては、今の東京の仕事が見れる貴重な経験です。 やわらかい人柄と、卓越した技術を求めて、センスが良くて、人柄がやわらかなお客様がたくさん『Labbra』にはいらっしゃいます。ロサンゼルスにはない繊細なスタイルが私にとっては新鮮です。 日曜日は定期的に行っている作品撮り。 朝10時にモデルさんが到着し、手早くメイクとヘアーを作っていきます。 サロンのイメージに合うモデルさんを普段から探しているので、 事前に連絡をきっちり取っていればモデルさんには不自由しないんです。 地道な撮影活動、サロンワークが実って、最新の『ananヘアカタログ』には5つのスタイルが大きく紹介されています。 メイク中にカメラマンの方も到着し、さっそく撮影開始。 モデルのポーズは構図、家具の配置など、カメラマンの方が手早く決定していきます。 黒米さんと長くお付き合いがあるので、ほとんど構図やポーズなどはカメラマンの方にイメージを作ってもらうそうです。 サロンの立地がビルの7Fなので、特別な浮遊感のある空間で、 いい雰囲気の中、撮影は無事終了。 午後からは通常のサロンワークがスタートしました。 たくさんの写真集や、センスのいい雑誌、おいしいお茶、静かにゆったりと過ごせます。 昼間は自然光、夕方以降は銀座の夜景と店内のライティングで二つの空気があるのが気持ちいい『Labbra』にみなさんも遊びにいらしてくださいね。 私のスケジュールは直接サロンにお問い合わせください。 http://www.labbraamf.com/ ・・・・・Labbraホームページ 詳しくはお電話でご案内させていただきます。
アメリカ人のお客さんの起源はこの人にあり。
2年半前の最初のアメリカ人のお客さんCATLINがお店に遊びに来てくれました。 以前彼女は3rdストリートにある『SCOUT・LA 』という洋服のセレクトショップで店員をしていました。たびたびお店にお邪魔するうちに仲良くなりヘアカットさせてもらう事に・・・。 当時は英語もまだまだで、緊張したのを覚えています。 特に販売員さんの髪型はある意味広告のようなものです。 評判がよければ、ほかにお客さんも増えますし、その逆ももちろんありますから。 現在はオハイオ州の大学でイタリア語とファッションビジネスを専攻しているCATLIN、そのためLAには居ない彼女、毎回LAに来るたびに足を運んでくれるのが嬉しいです。 今では、彼女のエックスボーイフレンド(元彼のことをアメリカではこういいます)やSCOUTのほかの販売員さんもお客さんで来てくれる様になりました。ありがたいです。 今回は妹さんも途中参加、知らない間にOBJECTに現れ、ワインの栓をポンッ。 「You wanna some?」って・・・・。 さすがに酔っ払ったら切れないので、遠慮しましたが。 彼女はインテリアデザイナーで、CATLIN曰く、 「She is so crazy and happy person」との事。 間違いないです。その空気感。ほとんど人の話し聞いてないけど、笑ってます。 おかげさまで今日も楽しくカットが出来ました。最後に記念撮影をして。 2人はこの後ワインバーに繰り出すそうで、 上機嫌でウエストハリウッドの夜に消えていきました。 SCOUT・・・http://www.scoutla.com/ さて、話は日本のカラーです。面白い資料をみつけました。日本の伝統色。 日本の伝統色は200以上。 たとえば沈香茶(とのちゃ)に瓶覗(かめのぞき)お線香の香りである沈香の幽玄なムードは、沈香茶のシブ系緑そのままだし、瓶覗の青みがかったグレーは日陰の冷えた水瓶を覗いた時に見える色味がすぐさま想像できるという、とてつもないバーチャル力。それとともに色味の強弱を弱くなる順に「錆」「鈍」「滅」という言葉で表現したり、わずかな言葉に潜んだ情報量は実に膨大です。可視の世界を超えたとも言える感性の豊かさは、本当にすごいですね。 五感をすべて使って自然や環境を愛でる事は実は日本の伝統文化の中ではごく当たり前だったんですねぇ(『relax2005/march』より一部引用)。 日本には西海岸とは違った、季節の移り変わりがあります。衣替えをするように季節に合ったカラーリングはいまや日本でも常識になりつつありますが、奇抜なカラーチェンジではなく、似合った色の中での細かな明度と彩度の変化を楽しむ方が今後増えるような気がします。藤鼠、利休鼠、藍鼠と妙にネズミの登場率が高い日本の伝統色。染物などをみてもわかりますが全体にグレーがかっているのが日本の色の特徴です。奥行きのある渋めの髪色が似合うのは日本人の特権かもしれません。
今日はアメリカでの代表的なフォイルワークの例を紹介していきます。
ハイライトやローライトなどのフォイルワークは日本でもポピュラーになりましたね。お客様の選択肢が増えた事は、私達スタイリストにとってとても嬉しい事です。とくに『VIVI』や『JJ』などの雑誌では殆どのモデルがワンプロセスのカラーではなく、ハイライト&ローライトの組み合わせで立体感を考えたデザインのカラーをしていることが分かります。最近では若年層のモデルだけではなく『IN RED』などの大人の雑誌でも、やり過ぎないハイライトとローライトの陰影による上品なカラーが目に付きます。 90年代以降のカラーリングブームまで遡って考えると、ただ明るいだけで差別化する時代から、ワンプロセスカラーによる面のツヤの時代、そこに明るさで立体感を加えたハイライトの時代、それと同時に、そこに効果的に陰影をつけるためのローライトの重要性を認識した今のカラーリングまでを必然の流れとして見ることが出来ます。カラーリング技術の上達と共に、お客様の目も成熟してきているのがはっきりと分かります。 まず意外と知られていないのが、アメリカ人女性には生まれながらのブロンドが少ないという事です。パリス・ヒルトンやジェシカ・シンプソンのようないわゆる『青い目にブロンド』といったイメージはアメリカ人男性にとって憧れ王道ど真ん中のスタイルで、女性にとってはモテヘアーなわけです。人種が多様な事もあり、こちらのファッションは、日本ほどモードや雑誌などの流行の影響を受けにくくみんな自分のスタイルを持っているのですが、『青い目にブロンド』のこの最強コンボはアメリカ人女性(とりわけ白人)にとって、永遠の流行のようです。 そこでフォイルワークの登場です。1センチ以内でスライスを取り、5ミリ以内の細かい間隔で70%以上の割合でハイライトを入れていきます。そうすると完全なブロンドではありませんが、地毛との陰影のバランスが絶妙な『ブロンドスタイル』が造れます。毎回同じプロセスで繰り返しこの施術を行うと、3回目以降からは毛先のほうから順にブロンドのパーセンテージが上がっていきますので、根元とのバランスを考えてローライトを徐々に加えていきます。この方法が一番ナチュラルにブロンドにチェンジする方法だと思います。 またこのハイライトの方法を応用して、黒染めしてしまった髪をを明るいブラウンにチェンジする方法もあります。アメリカでは日本人をはじめとした『エイジアンの黒髪』はエキゾチックで魅力的だとよく言われます。実際、日本から移住してきた若い女性は日本で入れていた明るいカラーを黒髪に戻すといった流れが、良く見られます。みなさんも経験があると思いますが、黒染めしてしまった髪は、ブリーチ意外では明るく出来ません。とりわけ日本では入学シーズン、就職&就職活動シーズンには「明るい髪→黒髪→明るい髪」といったプロセスを望むお客様が多いと思います。そんなお客さまには、ブリーチでハイライトを上記のプロセスで70%以上の割合で入れた後、先日紹介した『REDKEN SHADE』などのカラーをかぶせると自然なブラウンまで落とす事が出来ます。黒染めされていた髪が上手くローライトとして活きますし、ワンプロセスではないので面でのムラも見えません。 他にも色々と方法はありますが、フォイルを使った場合、このやり方が安全かつ成功率が高くスタイル的にも不自然ではないので、難しい黒染めからのカラーチェンジに適していると思います。他にもいい方法があればまたみなさんコメント下さい。
お気に入りの大型CD・RECORDショップ『AMOEBA MUSIC』(アメーバミュージック)に行って来ました。場所はSUNSETストリップ、ウエストハリウッドにあります。ライブハウスやクラブが多いハリウッドのナイトスポットの中心的なこのあたりは、夜になればなるほど賑わうエリアと言えます。
店内は広く、高い天井まで伸びた壁一面にはレコードのジャケットやビンテージのポスターがセンス良く飾られています。むき出しの大型スピーカーもライブハウスっぽくかっこいいです。
サンタモニカのVIDALSASOONのスクールに通う日本人の美容師の友人、シンゴくんの髪をカラーリングしました。
日本でもハイライト、ローライトなどのフォイルワークはかなりポピュラーになっていますが、アメリカでのハイライトの浸透度はかなり高く、人種によって入れる場所や明るさ、ハイライトの幅など、好みがそれぞれ違うのが、印象的です。 今回はSASOONの講師がカットした前下がりでアシンメトリーのショートベースの前髪部分にハイライトを入れました。この髪型は今年のSASOONの一押しのメンズスタイルということです。 前回、レッド系の色味をいれたとのことで、オレンジ系の褪色をしています。 今回は本人の希望で寒色系の色味を入れていきます。 前回のオレンジ系に褪色した、ハイライトを内側にところどころ残しながら、表面を中心にブリーチでハイライトを加えます。下品にならない程度に細いラインでブリーチの色そのままに明るく残す部分を作り、残りのハイライト部分にはマット系の色味とアッシュバイオレット系の色味をかぶせる事で、色の重なりによる立体感を考えながらデザインしました。 日本で流通しているかどうかはわかりませんが、REDKENの『SHADE EQ』シリーズは明るくトーンアップした髪に透明感のあるカラーを加えるのに便利です。パーマネントカラーで失われたツヤをこのプロダクトで取り戻す事が出来きます。 ハイライトは仕上がりの形を想像しながら作るのがなかなか難しく、ワントーンのカラーリングが多かった日本でのイメージで仕事をすると、はじめは失敗も多かったです。アメリカ人スタイリストのサロンワークや街を歩く人の髪を観察していると、こちらでは抵抗無く若い世代からお年寄りまで、ハイライト・ローライトを入れているので、いろんなケースを勉強することが出来ます。
大切な友人で、お客様でもあるフリーディアが忙しい仕事の合間を縫ってお店に来てくれました。今回は長めの髪を、肩につくかつかないかのラインで前下がりのボブに。
日本でこずえ鈴さんとしてタレント活動されていた頃とは、だいぶイメージが違いますが、ボブが似合うのセンスのよさがファッションだけでなく、内面からも自然と出ているので、カットする側もスタイル作りがスムーズで楽しいです。カラーリングはフリーディアのアイデアで深めのレッドブラウンでツヤ感を生かしました。深めの前髪も似合っています。 本来ならこちらがいろいろとお客さんの話をきく立場にあるのですが、 フリィーディアにはいつも話を聞いてもらい、おまけに元気付けてもらっています。 いつもありがとう。 フリーディアの近況を知りたい方は、彼女のHPをチェックしてみてください。 http://www.monnamur.com/
3月のベニスビーチの夜は、あっという間に訪れます。
バスケットに夢中になっていたブラックの若者たちの下品なスラングが聞こえなくなると、それが嘘だったかのようにビーチは静まり返ります。 アメリカでは老夫婦がよく手を繋いで、夕日を眺めてキスをしていますが、はじめはそんな光景も見ていて照れくさかったのですが、今では心が落ち着く大好きな景色です。 ビーチに居るみんなの影が長くのびて、ピースな空気が充満すると、アメリカに着てよかったなと心から思います。 ウエストロサンゼルスのビバリーセンター(大型ショッピングモール)のすぐそば、3rdストリートに私が働くサロン「OBJECT」は位置します。 ほぼ八割の客がこの近くに住んでらっしゃる方々、あるいはマリブ、パルスバーデスなどの高級住宅地から足を伸ばすお客様です。白人の女性がメインのお客様です。年齢層的には幅広くいわゆるアパーミドルクラスの方が多い落ち着いた雰囲気のサロンです。 原宿、青山あたりで仕事をされている日本の美容師さんにとっては刺激が少ないかもしれませんが、車で15分以内にハリウッド、メルローズ、ロデオドライブ、ラブレア、ロバートソン、サンセットストリップなどの日本でも有名な、それぞれ個性的な街が近くにあります。これらの街で飽和状態になったLAの前衛カルチャー、落ち着いたストリートとして知られていた3rdストリートがその受け皿となりつつあると感じます。 OBJECTのすぐ隣にあるカフェ「TOAST」のリニューアル、大型ショッピングモール「GLOBE」のオープンなどが3rdストリート変貌のきっかけなのでしょうか。少し大人の文化の発信地として認知され始めています。したがって映画、テレビ、音楽、ファッション関係の業界のお客様、さらにハリウッド的なアクター・アクトレスの卵などもお客様には多いです。3rdストリートにはまだまだ魅力的なお店がたくさんありますので、少しづつ紹介していきたいと思います。
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