岡山放送局

2009年6月30日 18時34分更新

有効求人倍率11か月連続低下


県内の先月、ことし5月の有効求人倍率は、大幅な求人数の減少が続いていることから、0.57倍と11か月連続で前の月を下回りました。

岡山労働局によりますと、仕事を求める人1人に対して企業から何人の求人があったかを示す県内の有効求人倍率は、先月、ことし5月は0.57倍で前の月より0.02ポイント低下しました。

これは昭和38年2月以来、46年3か月ぶりの低い水準で、11か月連続で前の月を下回っています。

仕事を求める人は前の年の同じ月に比べて8.5%増え、増加の幅は小さくなっていますが、新規の求人数は前の年の同じ月に比べて製造業で66.1%、飲食店や宿泊業などで62.1%減るなど、ほとんどの産業で大幅に減っています。

また、ハローワークの地区別に見ますと、津山が0.32倍と県内で最も低く、岡山が0.69倍、倉敷中央が0.49倍となっています。

岡山労働局では「県内の雇用情勢は依然として厳しい状況が続いている。これまでの企業への助成金に加えて、補正予算が成立したので新しい失業者の就職支援の取り組みを行いたい」と話しています。