元グラビアアイドル、小向美奈子（２４）が今月５日から務めてきた東京・浅草ロック座でのストリップ公演で２９日、千秋楽を迎えた。６月５日の初日を見届けた記者は、千秋楽も浅草ロック座で観劇した。

　「フライデー」が盗撮した影響か、入場前にはカバンの中を隅々までチェックされ、身体検査まで。入り口には没収されたペン型や腕時計型の盗撮カメラ十数個が目立つように置かれていた。

　初日ほどの大行列はできなかったものの、開演時には、ほぼ満席。小向の出演場面が近づくにつれ立ち見も目立った。

　小向が登場。パジャマ姿のメルヘンチックな演出や、「ビバリーヒルズ高校白書」のテーマにのったミニスカート姿のセクシーダンスに会場が息をのむ。

　「ほかの踊り子と比べると体が絞れてない。ガンダムみたいな体型だ」（４５歳会社員）という厳しい声もあったが、踊りには進歩や余裕が見られた。

　男性ダンサーとの絡みが見せ場のポールダンスではＴバックを下ろすと、その下にまたパンティー−という細かいご愛きょうも加わっていた。

　最後の１枚を脱ぐのはシルエットごし。ご開帳なしのソフト演出は変わらないが、ピンク色のバストトップとともに“スライム乳”をプルンと放り出し、ポーズを決めると、感極まった表情を浮かべていた。

　客席ではかぶりつきで微笑を絶やさない男性や、「必勝」の鉢巻きをした中年男性など小向ファンに加え、カップルの姿もあった。「カレシと来た」というＯＬ（２６）は「小向さんの自由な生き方に勇気をもらった」と語るなど、ストリップに新たな客層を開拓した様子。

　また、会場には、タレント、パンツェッタ・ジローラモ（４６）や、徳光和夫の次男でタレントの徳光正行（３７）らから届いた応援の花が飾られ、華やかな中、幕を閉じた。