 |
2009年6月29日(月) 19:30 |
|
 |
香川県内で屋上緑化への取り組み
ビルの屋上に植物を植える「屋上緑化」が注目されています。 屋上緑化は都市部の温度の上昇を食い止める効果があるといわれていて香川県内の企業や大学でも屋上緑化への取り組みが始まっています。
高松市にある百十四銀行、本店の別館の屋上に植物が植えられています。 この銀行では温暖化防止を目的に2年前にビルの管理会社が屋上に植えました。 広さ160平方メートルの敷地に植えられているのは「メキシコマンネングサ」。サボテンの仲間です。 水をやる必要がほとんど無く乾燥に強いのが特徴です。 これにより屋上の温度が60度から40度にまで下がったということです。 屋上緑化の取り組みは他の会社でも始まっています。 高松市の香川銀行では、今年4月から屋上につたを伸ばし影を作る方法を取り入れました。 屋上緑化は東京などではビジネスとしても注目されていて、香川大学工学部でも企業と連携して研究を進めています。 土のかわりに特殊な繊維使えば建物に負担をかけず屋上緑化ができます。 これまでの実験では、屋上の緑化によって最上階の部屋の温度が3.7度下がり、消費電力が7.7%カットされました。 しかし、ビルの屋上を緑化する場合、費用はおよそ、数百万円かかるといいます。 香川内でも少しづつ屋上緑化が進んでいますが、今後、さらに普及するためにはコストをいかに抑えることが出来るかが課題となります。
|
|