キャバクラ従業員の少女がカレ氏とグルになり、貸したカネを返さない元カレにひったくりなどをさせていたとして、警視庁少年事件課は29日までに、3人を強盗致傷などの疑いで逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
捕まったのは、東京都青梅市の少女(18)と交際相手の無職少年(18)=西東京市、元交際相手の外壁工の少年(17)=青梅市。同課によると、少女が元交際相手の少年に15万円を貸したが、返済が滞ったため「ひったくりでも強盗でもして返せ!」と強要。交際相手の少年と共謀し、元交際相手に5件の強盗やひったくりをさせていた。犯行は1時間以内に連続して行われたという。
元交際相手は「自分の借金だからやるしかなかった」と供述。同課は自分の意思で事件にかかわっていることから、少女らを強要罪で立件することは見送った。
逮捕容疑は5月11日午前7時ごろ、東京都あきる野市野辺で、バイクで通行中の無職男性(62)に「バイクのミラーが当たった」と因縁を付けて「カネを出せ」と要求。顔を殴り、左顔面打撲(全治1週間)などの軽傷を負わせた疑い。
ほかに同7時半ごろ、同市渕上で、自転車に乗っていた17歳少年のズボンの後ろポケットから、現金3150円の入った財布を盗んだ疑いなどがもたれている。