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マイケルさん「金銭苦&クスリ漬け」

 在りし日のマイケルさん
 在りし日のマイケルさん

 米ロサンゼルス市警は27日、人気歌手マイケル・ジャクソンが急死直前に近くにいた専属医師からマイケルさんの処方薬の使用状況を中心に事情を聴いたが、死因解明につながる証拠は得られなかった。一方、英紙タイムズ(電子版)はマイケルさんの3人の子供を世話していたベビーシッターの女性(42)のインタビューを掲載。“ポップの帝王”が最近は、金銭苦に陥り、薬漬けの日々を送っていたことを明らかにした。

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 マイケルさんは8種類もの薬を常用し、うち3種類が麻酔性の鎮痛剤だったとされる。死因をめぐっては過剰な薬物摂取が取りざたされ、ベビーシッターの女性の証言はこれを裏づけた。

 女性はタイムズ紙の取材に対し、マイケルさんは空腹状態で複数の薬を服用し、しばしば胃の中でできた“危険なカクテル”を「ポンプで取り除いていた」と述べた。

 女性は昨年12月にマイケルさんの元を離れたが、4月に再会。その際、マイケルさんは娘パリスさんの誕生日を祝う“風船”が買えないほど困窮しており、女性が代金を立て替えたという。

 マイケルさんは7月からロンドンで50回もの“復活公演”を開く予定だったが、女性は健康面から実現を不安視。「50回?」と女性が尋ねると、マイケルさんは「僕は10回しかサインしてない」と答えたという。

 無理なスケジュールで、さらに多量の薬が必要になったのか?マイケルさんは急死の前日にロンドン公演のリハーサルを行い、急死する約1時間前に専属医師コンラッド・マーレー氏(51)が痛み止めの注射を打っていたとされる。

 ロス市警はこの医師に対し27日、約3時間にわたり弁護士同席で事情聴取したが、捜査関係者は刑事捜査の対象ではないとしており、注射と急死の因果関係は薄いとみられている。

 一方、マイケルさんの遺族は同日、病理学者に依頼して独自の遺体解剖を行った。専門家によると、司法解剖の結果が出るのに4〜6週間かかるのに対し、独自解剖の場合、通常は数日で結果が判明する。遺族は急死に関する未解明部分について早く知りたがっているという。遺族は、葬儀日程についても現在協議を進めている。

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