■きょうは党首討論(QT)。民主党が鳩山新代表になってから2回目ですな。ごらんになりました?なに、居眠りして覚えていない。ならMSN産経の速報にゴー。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171655010-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171721011-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171752012-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171836013-n1.htm
■福島、実は、これまで表立った民主党批判を控えておりました。友達に民主党支援者多いし、ひょっとしたら政権交代するかもしれないし、民主党から嫌われない方がいいかな、という心理が働くもんなんです。なぜなら政権交代すると、民主党議員にパイプがあって直接取材できる記者が紙面の一番めだつところを埋めるわけですから。政策ネタとかは、みんな民主党議員に取材しないといけないんですよ。それに政権交代すると、今まで野党担当だった記者たちが、官邸とか院内の与党記者クラブに引っ越しして、いままで広いスペースを独占していた自民党担当記者たちは、野党が使っていた狭い記者クラブのブースへ大移動。つまり、政権側・与党担当をはずれた記者たちは座る場所までかわっちゃう下剋上なのだ。
■しかし、きょうは鳩山代表の答弁にちょっと、つっこみたくなりました。
「同情で腹がふくれるなら、政治はいらんのや~」。
■一番、おいおいと思ったのは、財源をどうするか問われて「人の命より財源なのか」と答えられたこと。さすが資産家のいうことはちがうよ。お金は大事だよ!お金で命が救えるんだから。大阪では「金がないのは首がないのと同じ」という言葉もあります。
■民主党って、選挙は下手だけど、実際に法案が書ける実務派、政策マンが若手議員に多いって聞いていたんですけど。なぜ、こういう場で、きっちり、政権奪取後の政策の青写真を説明しないんだろう?ひょっとして、青写真、ないんですか?今の社会にあふれている庶民の不幸に目をむけて、涙ぐむのはいいのだけれど、自殺者が多いのをどうやって減らすかとか、妊婦さんがたらいまわしになるのを防ぐには、どういう制度にして、そのためにはどのくらいお金がいるけれど、こういう無駄を省けばこのくらいねん出できるとか、そういうことを聞きたいと、普通に思いました。
■しかも、官僚主導だから無駄が多い、これを是正する、といういことは、今、官僚がやっている仕事を、議員さんがするという
ことなんでしょうか。官僚を思いっきりリストラするということなんでしょうか。「私、大臣ハジメテです」という人が、がんがん官僚をクビにしたり配置換えしたりするんでしょうか。それで省庁とか機能するんでしょうか。まあ、政権奪取後は、役員会が続投を指名し、労組も支持する日本郵政の西川善文社長をクビにすることを公約にしている方ですから、そのくらいの独裁者ぶりは発揮するかもしれませんが。
■人の言うことに耳を貸しすぎて右往左往する麻生政権がすばらしいとは、よういいませんが、愛とか正義とか、ものすごく激しい思い込みのもとで、権力をふりまわす政権ほどこわいものはない
ことは、どっかの国を見てしっているので、ちょっと、いやかなり不安に思った次第です。
■ちなみに、両党幹事長たちのQTに対する感想は以下のとおり。
Q総理の答弁に何点つける?
Aまあ、100点でしょう。
Q鳩山代表には?
Aまあ、ちょっと合格点は上げられない。
というか、非常にね、情緒に訴える、さっきから何べんもいっているけれど、そう言う感覚は日本人の特性なんですよ。それにはうまくあてはまるような質問をしたんですけれど、それは政治家として非常にずるい質問のしかたなんですよ。毎日毎日、何人の自殺者がでて、それはあなたがたのせいなのよ、というところから始まるわけでしょ。誰も自殺者が多いことはいいことじゃないということはわかっている。これは、あなたのせいで、野党の私たちが政権をとれば全部解決するのだ、というような感じでいうでしょ。それで何か共感を与えるようなことでは、政治の議論じゃないんですね。社会保障の問題なら、社会保障の問題として、具体的に議論すべきなんで。あらゆる問題は難しい問題なんですよ、政府がやることは、誰が政権をとろうと。
民主党政権になったら自殺者は何人にします、といえますか?いえないでしょ?そういうことはあるんですよ、従って、われわれは、国民のみなさんもそうですけど、より具体的な議論をして、そしてなるほど、こういう政策をとろうとしているのか、と、それについてはどうか、とそういう問答に次第に高めていかなきゃいけない。
私はその、いろんな討論、アメリカの大統領選挙なんかも見てきたけれども、そういう情緒的な討論をして、そんなかわいそうな人が沢山いるのにどうするの、とかね、ムダがたくさんあって、むだはいくらでも減らせますよという議論をして、討論でまけてきた人たち、大統領候補をたくさんみてきたからね。民族性のちがいというか、それは感じるんだけれどもね。そういう議論を国民にうったえる手法は非常によくない手法であると、私は、その手法の悪さというものを感じましたね。」
「政策の議論をきちんとした党首討論だったと思います。ただ総理の方が非常に細かい技術的なことを色々言っておられて、代表の方は本筋の議論をされたと思いますけれど、あまり反論になっていなかったと。その典型が最後の方ですね、どうして母子加算を削ったのですかという代表の問いに対して、それに対しては答えずに、時間がないと言う理由で答えずにですね、時間いっぱい使って突然第七艦隊の話が出てきたので、これならば全く正面から疑問に答えずに話をすり替える、そういう麻生総理の姿勢が象徴的に出た一幕だったと思います。圧勝ですね、これは、今回ね。どちらが総理か見ていた人もより総理としてどちらがふさわしいかだけが分かったと思います」
by nihonhanihon
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